2014年6月29日日曜日

うつわ三昧♪: 『伊藤嘉輝 ガラスのうつわ展』に行ってきた!

もう10年以上前からうつわは好きだったのだけれど、この5年くらいの「うつわフリークぶり」は尋常ではなく、さらに、この1年の「うつわ馬鹿」ぶりは、ヘンタイの領域に達している。

しかし、こういう「うつわ好き」は、うつわ業界(って何だ?)では、もっともっとツワモノがいて、うつわ屋さんで「うつわ好き」が知り合って、呑みに行ったりすると(←すでにこれだけでもヘンタイ)、もう私なんて赤ちゃんみたいなレベルのうつわ好きが世の中にはいらっしゃることを思い知らされる。

うつわ仲間の女性は、「私が死んだとき、着物なんかどうなってもいいの。でも、あのうつわ達が変なことになったりしたら成仏できないわ~」と今から心配している。分かる気がする。

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さて、そんなわけで、5月中旬から毎週のようにあちらのギャラリー、こちらの個展、あそこのクラフトウェア、と脚を運んでいるわけなのだけれど、昨日6月28日(土)は、うつわPARTYさんで、伊藤嘉輝さん(星耕硝子)の個展初日へ。

昨年も同時期にPARTYさんで伊藤さんの個展。透明なガラス以外に緑やブルーのガラスのうつわは涼しげなこと。

初日で伊藤さんも在廊(廊でいいのかしら?)日だったので、いそいそ出かけてきた。

夏はガラスですねぇ。ほんと、キラキラ輝いて、見ているだけで涼しくなる。体感温度が3℃は下がる感じ。


 
【ジャグもいろいろ】



新作の「ぶどう色」もあった。おお、美しい。


【デキャンタとかワイングラスとかコンポートとか】


いいなぁー、いいなぁー。

うつわを買う時は、気に入った感じがしたものをテーブルに並べ、吟味する。長考に入る。

同じ形でもなんとなくそれぞれが違う。

眺めたり、持ったり、動かしてみたり、太陽光にすかしてみたり。

小一時間、ためつすがめつして、元に戻したり、またテーブル(吟味用の)に持って来たりして。

この時間が楽しい。

お財布との相談もしなければならないし。

それから、自宅にあるものを思い出したり・・・。

ふと、気づいたのだけれども、伊藤さんのガラス作品、すでに10個以上持っているらしい。

たとえば、このグリーンのうつわも伊藤さん。(買った時はそうとは思っていなかったのだけれど)


【一昨年買ったような・・・大根おろし雪だるま(笑)】

長く長くうつわと対話して、ブルーの小皿と小さなピッチャーとカップを買った。

ブルーの小皿は、光に透かした時、とても美しかったけれど、使うとなると個性的で難しいなぁと思っていた。ま、窓辺に飾っておくのでもいいかな、と。

しかし、しかーし、たまたま生春巻きの残りがあったので、載せてみると、もちろん、大きさとして合っていないのだけれど、ブルーが美しく、映える! わお♪


【6寸(18cm)があったらいいなぁ、きっと素敵♪】

・・・というわけで、うつわ馬鹿街道まっしぐら。


※ 『伊藤嘉輝 ガラスのうつわ展』
うつわPARTY → コチラ
〒153-0041 東京都目黒区駒場2-9-2TEL・FAX:03-3467-6830

店主・坂根さよみさんのブログがいつも楽しいのです。写真もステキ♡ → コチラ


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【家しごと】

先日、梅酒を漬けたのに続いて、今日(6月29日)は、「ブルーベリー酒」を漬けてみました。

20年くらい前に一度作って、とても美しい紫色のお酒ができたので、再挑戦。

どうなるかなぁ・・・。


【熊本さんブルーベリー200gくらいを使って。氷砂糖が多すぎたかも知れない。
なんせ目分量。最後の最後が適当になる性分です】

========オマケ========

3冊目(たぶん)の電子書籍が発行されました。

詳しくは、もう一つのブログに書きました。連載していたものの中でもPVの高かったものを中心に「傑作選」みたいな感じです。(傑作かどうか置いといて・・・)


『田中淳子の人間関係に効く”サプリ”』
http://blogs.itmedia.co.jp/tanakalajunko/2014/06/30-2a86.html


【たくさんのストアで買えます。300円くらいみたいです。】



よろしくお願いします。





2014年6月1日日曜日

「にわのわ」(千葉県佐倉市のクラフトフェア)に行ってきた!(2014年5月31日土曜日)

昨年2013年11月に「クラトコ」(クラフト常滑)というクラフトフェアに初参戦して以来、クラフトフェアづいている私です。

クラフトフェアとは、陶芸、木工、皮革、ガラス、織物、布などの作品と作家さんがずらーっと並んで展示即売するイベントです。

うつわフリークな私は、多くの「うつわ」仲間からの「一度行ってごらんよぉー、楽しいよぉー」という推薦に背中押され、クラトコでデビュー。 お、面白いじゃないか。なんだか楽しいぞ。開眼し、今年は、5月に倉敷の「フィールドオブクラフト倉敷」。そして、昨日5月31日は「にわのわ」へと足を運びました。もはや、ヘンタイの領域に突入です。


【JR佐倉駅前から無料送迎バス。DIC川村記念美術館まで。バス停で300円のチケットを購入しました】


「にわのわ」は、2年くらい前からネット上で話題になっていたので気になっていたのですが、なんせ佐倉市。どこだ? そんな遠くまで行かれないわーと躊躇していました。

しかし、倉敷まで行く、常滑まで日帰りで行く、という暴挙を重ね、「千葉県、隣県じゃないか」と決然と覚悟を決め、行って来たのであります。


【クラフトフェアというとこういう手作り三角旗が飾られているイメージ。
倉敷もそうだった。これを観た瞬間のテンションがこの日のMAXテンション。ここからダダ下がりです。】



ところが。

あの猛暑です。今年初めての真夏日だったとかなんとかいう30℃超えの昨日。イベントはもちろん屋外、もちろん、炎天下。

相当の重装備で行きましたが、それでも不足。

(私の重装備:木綿の上下、涼しくUV対策のアームカバー(昔の”ジュリー♪”みたいなヤツ。たとえば古い)、ツバの深い麦わら帽子、サングラス・・)← 日傘も持っていくべきだった! アイスノンみたいなものも必要だった。

練馬区の自宅を8時前に出発。東京と脱出するのに1時間はかかり、さらに千葉に入ってからも1時間はかかり、JR佐倉駅からさらに30分はかかり・・・合計2時間40分、10時40分ごろ会場到着。

まだこの時点では、「長旅お疲れ様でした、私♪ さー、見るぞー」とやる気満々。

広ーい会場に到着。

まずは一周しよう。 70人くらいの作家さんのテントが並びます。

1/5くらい回ったところで、暑さにテンションが徐々に下がってくることを自覚し始めます。

あれ? 楽しい気持ちがどこへ? 苦痛な、この修業に臨んでいるような必死な様子は何だ? おかしいぞ。

好きなうつわを見に来たはずなのに、「うつわ、たくさんあるわー、なんか視点が定まらないけど。それより、かき氷かビールを」と頭の中では、冷たいものを求める思考だけがぐるぐる廻り、だんだんとぼーっと歩くようになってきました。

ああ、帰りたい。

会場到着30分で既に「帰宅」のルートを考え始める始末。

2時間40分かかったんだぞーと叱咤するもう一人の自分の声。

それにしても、めまいが、意識がもうろうとする。
陽射しも強いものだから、目が見えなくなってきて、漆のコーナーでは、「朱色」なんだか「黒」なんだかもわからない。

【木工は目に優しい。愛知のフナハシ トモハルさんという作家さんだそう。
左下の椅子を買いました♪唯一の買い物】



夏だから、ガラスのうつわも欲しいなあ、と思って来たのに、ガラスがきらきら光っていて、さらにテンションが下がり。

私としたことが。私としたことが・・・。

それにしても、もう無理っ!


そうそう、知り合いに逢って帰らねば。

そこで、まずは、作家の加藤かずみさんのブースを探し当て、かずみさんとひとしきり会話。

かずみさんも暑さで大変そうでしたが、激励してきました。(お互い頑張ろう、と。)

もうひとり、会場に来ているらしいうつわ仲間の「うつわ男子」。彼にも逢っておかねば。

彼にもどうにか逢えて、「暑い、暑い」と連発し、ここでも「お互い頑張ろう」と激励して別れ。

帰る気満々だったものの、生ビールを販売しているのを見つけ、日陰で大きなカップで呑み干したら少しチャージされて、再度1周。


【千葉の地ビールだそう。800円もした! ビールよりかき氷の販売ワゴンに行列が。】


3周くらいして、「もういいや」と帰ることにしました。

折角なのでDIC川村美術館も観て、再び2時間30分を掛けて帰宅。

暑かった、暑かった、暑かった。

思い出がすべて「暑かった、暑かった、暑かった」。

死ぬかと思った。

本日6月1日はにわのわ2日目。さらに気温が上がるとの報も。

作家さんも来場者も体調に気を付けてくださいませ。

いやあ、大変だった。


【庭園に特設ポストが。かわいい♪ 
いつもの私なら、ここから甥っ子に手紙書いたりするのだけれど、炎天下で思考停止になり、無理でした。】

それにしても、です。

クラフトフェア。楽しい。




【上記、フナハシさんの椅子というか台。
右は大きさ比較のためのカルテル「プリンスアハ」】