2004年に『速効!SEのためのコミュニケーション実践塾』を日経BP社から出版していただいたのを皮切りいに2005、2006と3年連続で本を出す機会に恵まれ、それから4年間があいて、昨年2010年末に初めての電子書籍『コミュニケーションのびっくり箱~Junko-in-the-box~』を出すことができました。
これまでに単独での執筆で4冊、共著が1冊。5冊の本を出してきました。(最後に履歴を書いておきます)
紙の本を最後に出してからだともう5年。その間、「日経コンピュータ」での連載を2年していたので本の1-2冊にはなるかなあと期待していたのですが、やはり、このご時世、ちょっとやそっとでは書籍化の道をたどれなくなってきています。
編集者とも何度も話し合ったり、出版社の方にいろいろお会いしてみたけれど、道を作るのは難しくて。
ここ数年、「本を出したい、本を出したい」とずっと思っていたのですが、連載をまとめるという道も困難だとわかれば、あとできることは、書き下ろしです。
これまでに書き下ろしで出したのは、ただの一冊。2006年の『はじめての後輩指導』です。おかげさまでロングセラーになっていて、今2刷(いや、3刷だったかもしれませんが、出版元の日本経団連出版によると、「絶版の予定はありませんよ」とのこと)。ほそぼそと売れ続けているのでしょう。現に、当社のお客様からも「新入社員のOJT担当者全員に配本しました」といった連絡を時々いただきます。ありがたいことです。
で、その『はじめての後輩指導』には、サブタイトルがついています。「知っておきたい育て方30のルール」というもの。
全部で30章構成で、「後輩指導」における様々な体験や色々な方からお聞きしたエピソードで綴ったエッセイのような本になっています。
この本を書いてからもう5年経ち、この5年間で「後輩指導」に関する現場の様々な知恵、工夫、エピソードを大量にストックすることができました。
現場の声というのは、本当に宝物のようなものです。これまでもブログやちょっとした記事でこういうエピソードを小出しにしてきたのですが、やはり、どうしても一冊にまとめてみたい、という思いがふつふつとわいてきました。
出版社から声がかからないかなあーと、何も行動を起こさずにただぼーっと考えている日々だったのですが、そんな美味しい話が来るわけもなく。
だったら、まず、本を仕上げてしまおう、とようやく重い腰を上げました。
構想5年ですから、ネタはたくさんあります。
無理せず、日々こつこつと書いていき、ある程度出来たら、編集者に声を掛けてみようかと。
現場の「後輩指導」の「とても素敵な話」をどうしても全国にお届けしたくて。それが、「OJT支援」に携わって9年になる私の使命にも思えるので。
というわけで、本日から夏休み。気持ちもより一層穏やかな今日、1章から書き始めました。
日の目を見るかどうかはわかりませんが、はじめの一歩を踏み出した、という宣言をここにしておきます!(笑)
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私の著作一覧
●『速効!SEのためのコミュニケーション実践塾』(日経BP社、2004、現在7刷中!)
●『速効!SEのための部下と後輩を育てる20のテクニック』(日経BP社、2005、絶版)
●『はじめての後輩指導-知っておきたい育て方30のルール』(日本経団連出版、2刷か3刷)
●『コミュニケーションのびっくり箱~Junko-in-the-box~』(日経BPストア、2010、電子書籍)
○『SEの現場2005』(翔泳社、2005、共著、絶版)
台風一過のお盆、いや彼岸の日に思わぬ朗報ですね。書き下ろしとなると、きっと原稿用紙数百枚…私たち素人には雲の上の未踏の頂…大変でしょうね。でも、このブログをコツコツとコピー&ペーストで加筆移行された淳子さんですから、きっと完成される事でしょう。時には進捗状況を教えて下さいね。私たち読者にも励みになりますから…待ってます。
返信削除itoplanさん:さっそくコメントありがとうございます! ずーっと「どこからか声かからないかなあ」と思っていたのですが、そう思うならまず書けよ!自分!と思い直し、今日からちまちま始めました。 本にならなくても、この5年を振り返るにはいいものができると思うので。いや、最後まであきらめませんが・・・。
返信削除はじめての後輩指導-知っておきたい育て方30のルール』、おフロで読み出してきのう3周目に入りました!もういいかげんフヤフヤです!w 早く新しいの書いて出してください!待ってます待ってます!!
返信削除ninaさん: おお、同じ本を3回も読んでくださっているとは!
返信削除もう一冊、上記の「黄色い本」はまだ絶賛販売中ですので、よろしければ、そちらもぜひ!