2014年5月14日水曜日

昔、いろんなことを記憶するために使っていた脳は今何に使われているのだろう?とふと。

漢字なんか覚えなくてもいい。変換できるから。・・・と言う人がいる。

雑学なんて覚えていなくても大丈夫だ。いつでもWikipediaが教えてくれるから。・・・と言う人もいる。

電話番号なんか覚えなくてもOKさ。スマホの連絡先に全部入っているから。・・・と言う人もいる。あ、私もそうしている。

高校生の頃は家族、親族、友達の電話番号、空で言えたなぁ、30個くらい。一度覚えると社会人になってだいぶ経つくらいまではずっと覚えていた。

でも、今はなんでもネット、何でも電子的に。覚えることが減った。覚えてなくても前よりずっと早く大量の情報は入手できる。


そうやって壮大な外部記憶に頼る生活に慣れてしまった。

時々思う。

電気が使えない環境になったら。
ネットがつながらない時は。

誰にも電話すらできない。

きっと困る。

色々なことを自分で覚えるのをいつしかやめてしまった。

でも、昔はみんななぜか覚えていたものだ。


前職のDEC時代、社内のIS部門に「ほぼ全社員の社員番号を言える」という男性がいた。


「私、177○○○なんですよ」と言うと、
「えっと、ってことは、177○×▼のAさんとか、Bさん、彼は、177▼◆×だね、とか同期だよね」

なんて具合だ。

それだけじゃない。

「26○▽□×、ってことは、1990年○月入社ですね」

とか。

それ何の役にもたぶん、立たない知識なんだが、凄いなぁと思った。


人間の内部記憶は、今、何のために使われているのだろう?


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【イメージ画像:ユニクロの帽子です。ああ、旅行したいなぁ・・・】






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