毎年、新入社員のみなさんに質問してみることがある。
1つめ:
「家の電話を取り次ぐ経験っていつまでやってましたか?」
2つめ:
「彼女(彼)の家に電話をしたらお父さん(やら、お母さん)が出て、焦った!、という経験はしたことありますか?」
前者については、昨年、「うーん、最後に家の電話をとったのは、10年前、中学生のころだったかなあ」という回答に驚いたものの、今年は、「おばあちゃんたちからは家の電話にかかってくるので、今でも、取り次ぎますよ」とのこと。
まだまだ「固定電話」は存在感があるし、その家の「子ども」たちも電話を取り、両親に取り次ぐ体験はしている模様。
一方で、後者。
「彼の家に電話してお母さんが出た!」・・・は、「ないですねぇ」
・・・「ないです」
・・・「あ、あったとしたら、中学生の頃。携帯を持っていなかったから」
・・・
そうですか。なるほどー。
というわけで、ですね。
「1コールで一度切るからね」とか
「9時ぴったりに電話するから、電話の前で待っててね」とか
そういう経験もほとんどしていないし、
「テレフォンカード数枚を持って、公衆電話からこっそり電話する」とか
「電話があるはずの時間に帰宅できなかった、切ない」も、
ないのですね。
そして、携帯でいつでもつながるようになった今。
かえって
「電話しても出てくれない」
「メールしても返信ない」
「メッセージしても”既読スルー”」
が、恋する人間の「切なさ」を増加させている、かもしれないなあ、と思ったり。
ま、いつの時代でも、何歳であっても、「恋するものは切ない」のであるけれど。
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