2011年7月9日土曜日

「自発的に動く」について考える

「自発的に動いて欲しい」。誰もが部下・後輩、あるいは、同僚に対して期待することです。

「自発的に動いて!」と指示すること自体が、実は矛盾だったりするような。
だって、「自発」なのだから、「指示」の対象外のはず。

とはいえ、とにかく、それが組織の課題の一つ。

どうやって「自発」的に動けるようにさせればいいのか?
多くのマネージャが悩む課題だと思います。

放っておいても「自発」的に動く人もいる。
「自発」的に動いていいよ、と言っても、動かない人もいる。

「自発」的に動くのだけれど、そっちの方向に「自発」的に動かなくていいよ、という人もいる(たぶん)。

・・・

こういう行動の違いって、どこから育まれてくるのだろう?

2歳になったばかりの甥っ子をこの2年、ずっとウォッチしていましたけれど、平塚らいてう風に言えば、

「原始、人間は、自発的であった」

としみじみと実感します。

移動したい方に移動し、したい遊びをし、探求したい物体を探求し、・・・・。
何かを命令、指示されて動くわけではなく、すべて自分の考え、気持ちの赴くまま。

成長の過程のどこかで、腰がだんだん重くなるのかなあ。

子供には、ミッションがあるわけではなく、したいことをしているだけだからなのかなあ。
あ、でも、大人には「したいこと」は特にありません、というくらいに低体温状態の人もいるしなあ。

考えても、考えても答えは出ません。

一つだけ、たぶん、「これは効果あるだろう」と思うのは、

自発的に動いた結果、何か大きな風穴が開いたとか、世の中が動いた時間を持ったとか、その人にとっての「一皮むけるスゴイ経験」ができたら、それ以降、自発的に動くことに前ほどの躊躇はなくなるだろう、ということ。

ただ、じゃあ、どうやってその「経験」のチャンスを創造するか、が難しいのですよね。

・・・とりとめのないことを、あまり読まれていないであろうブログの方に書いてみました(笑)

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