2011年8月27日土曜日

夏休みかあさん:日本語の上達過程

8月お盆のころ、妹と甥っ子が町田の実家に長期滞在していたので、2週にわたって週末は、私もいそいそと町田に通っていました。

2歳。ようやく2語文もたくさんしゃべるようになり、さらには、「助詞」も使う場面が増えました。

たとえば、

「にゅうにゅう」(牛乳)というだけで、「牛乳をくれ」という意味だったのが、
「にゅうにゅう もむ(飲む)」という意思表示ができるようになり、さらに、
「にゅうにゅう は もむ」となって、「他はいらないけど、牛乳なら飲みたい」という選択の結果も伝えられるようになりました。
そして、
「にゅうにゅう ちょーだい」と。欲しいことを明確に伝えるようにも。


この変化、英語を学習しているのと同じですよねー。

”milk”をまずは覚える。
”milk”と言うだけでも、飲みたいんだろうなあ、ということは伝わる。
”I want to drink milk.”で、意志表示。
さらには
”Please pour milk into my cup.”と他者に依頼。(←英語、合ってるかな?笑)

こう変化・上達していく感じは、語学習得では普通のステップなのかな。


ところで、甥っ子は、よく「ママ」「ママ」と言います。これが「お母さん」という意味ではないのですね。
私にも「ママ、ママ」と言います。

妹宅は、父ちゃん、母ちゃんと呼ばせているので、家庭内に「ママ」という言葉は耳にする機会がないのです。が、子供たちの集まる場所では、大勢が「ママ、ママ」と言っている。それは、お母さんを呼ぶ時に使う。「これしてほしい」という時、まず、「ママ」と呼びかける。

それを聞いていて甥っ子は、「Please」とか「Attention, please」とか「Watch!」といった意味で、「ママ、ママ」と言うようになった模様。

だから、「ママ、ママ、ごふぁん、たぶる」(おばちゃん、ちょっと。ボクは、ご飯を食べるので、食べさせてよ)という用法で使われ、私も「ママ、ママ」と呼ばれる次第(笑


その言葉が交わされている状況と文脈から言葉の意味を取る、という現象が面白いなあ。

いつか言わなくなると思うけど、これはこれでかわいい。

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