2011年4月19日火曜日

ビジネスの電子メールにおけるあれやこれやの疑問

新入社員研修がスタートしました。

「仕事で電子メールを使う場合のお作法」を教えていたら、質問の手が挙がる、挙がる、挙がる!

あ、そうか、そういうこと一つ一つが疑問なのだなあ、とちょっと目からウロコでした。

これからOJT担当になる方に役立つと思うので、どんな質問が挙がったかだけ列挙しておきます。(答えや教え方がそれぞれで考えてみてくださいませ)

● 「宜しくお願い致します」と「よろしくお願いいたします」のどちらがよいのですか? 「よろしく」とひらがなを使う方が多いようですが、私は「宜しく」と書くようにしていたのですが。
●初めてメールをする方に、「いつもお世話になっております」と書くのでしょうか?どういう挨拶がよいですか?
●「申し上げます」をたくさん使うと冗長になる気がします。「お願い申し上げます」「ご連絡申し上げます」のようになっていくのですが、シンプルにするにはどういった表現がよいのでしょうか?
●上司や先輩にお願いしたいことがある時に「お願いいたします」とメールで言ってもよいものでしょうか?偉そうではありませんか?
●メールを送り、返信が来たら、また、自分が返信する、という風にやり取りが続く場合、間に何日かあったら、「話が見えなくなることもある」と思うのですが、毎回、「●●の件ですが」と冒頭に書くべきでしょうか?
●「やる気がある」ということを「!」マークを使って表現したいのですが、ビジネスメールで「!」を使うのはよくないのでしょうか?
●「?」を書くのはダメですか?
●社内メールの場合、冒頭で「お疲れ様です」と書くべきですか?

などなど・・・。

本当に一つ一つが疑問なのですよね。「あ、それがわからないのか」と驚くことも多く、そういえばマナー上はどうなのだろう?と改めて調べてみたりもして。

ところで、私が「電子メールはせいぜい20年くらいのものなので、まだビジネスマナーとして確立していない部分もあります。それが、お手紙の作法などと異なるところですね」と言うと、新入社員は驚いていました。

その日のレポートに、
「E-Mailがまだ20年くらいの歴史しかないと聞き驚いた」とあったほどです。

生まれた時に電子メールがあった世代には、自分の人生は、電子メールと共にあるのですよね。

私のように、大人になって電子メールと出会うのとは感覚が違うのは当然なのだ、とあらためてしみじみしました。

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