2011年3月1日火曜日

入社まで1ヶ月:内定者に勧める5つのこと

3月になりました。今年ももう1/6が終わったわけで、本当に早い、速い、ハヤイ。

今年は4/1が金曜日、というなんだな妙なカレンダーなので、4/1に入社式を迎える企業は、すぐ土日が休みになり、新入社員もいきなり「休みだ」という感じで、気が引き締まるのだか、引き締まらないのだか。

そのためかわかりませんが、3/28あたりに入社式をしてしまう企業もあるやに聞きます。

ま、それはそれとして。

あと1ヶ月。

企業としては、新卒を迎え入れるまであと1ヶ月。
内定者からすれば、社会人というものになるまであと1ヶ月。

私が新・社会人になったのは、86年。25年前のことですが、入社前の1ヶ月、何をしていたかなあ、と思い出してみると、

●卒業旅行と称して、国内と国外とに行っていた(2-3月の間のちょこちょこ)
●ビジネスマナーだったか敬語だったかの本を読んだ
●元から朝型ではありましたが、生活を整え始めた
●出勤できる洋服を買った
●お祝いを下さった色々な方にお礼状を書いた

なんてことだったような気がします。

あとは、なんだかあっという間に入社式が来てしまったような・・・。

そんなわけで、今日3月1日。

今、入社を待つばかりになっている内定者の皆さんに何かアドバイスをするとしたら・・・を考えてみました。

【内定者に贈る”入社前にしておくとよいかも?”5つのこと】

1. 仕事ってどんなもの?会社ってどういうところ?を両親や親戚や先輩や近所のおじさん・おばさんなど、いろんな人に話を聞いてみる
→ 入社して、一気に拘束時間も長くなり、研修で疲労もたまり、配属されたら「あれ?」と思うことも増えるかも知れませんが、多少なりとも職業のイメージ、会社というもののイメージを持っていたら、そのあたりの違和感は減るような気がします。

2. とにかく朝型に、そして、かならず「朝食」を食べ
→ 12時までには寝る。遅くとも6時台に起きる。そして、「朝食」を摂る。これが生活のリズムを整えるのに役立ちます。先日もある企業のリーダーの方がこうおっしゃっていました。「後輩には、まず”朝食を摂れ”と言っています。それが結局、時間管理にもつながるから」と。つまり、こういうことです。「朝ご飯を食べる」→「午前中から調子がよい」→「仕事の効率が上がる」。生活のリズムが整っている人は、風邪の引きにくいので、結局、「休みがちで迷惑をかけてしまう」という事態もまぬかれるともおっしゃっていました。なるほどです。

3. 新聞を読む習慣をつける→ 新入社員に「新聞を読んでいる人?」と聴くと1割か2割だったりします。企業によっては、「日経新聞の読み方」という講座を4/3くらいに開講するところもあります。新聞、読みましょう。世事に疎いというのは良くないのです。見出しの拾い読みでもよいのです。「新聞を読む」という行為を習慣付けることから始めてみてはいかがでしょう?

4.たった1冊でよいので「ビジネスマナー」の本を読む
→ そんなの新人研修でやるんでしょ?やってくれるんでしょ?と思うかも知れませんし、実際にたいていの企業では「ビジネスマナー」講座はあります。ありますが、基本的な知識を知っていると知らないとでは受講する時の吸収度合いが全く異なります。尊敬語と謙譲語がわからないまま新社会人になるのはやはり、時間ももったいない。多少の予習はしておきましょう。(案外、面白いものですよ。「へぇ、席次ってこういう風に決めるのか」とか「他社の方の前では、上司は呼び捨てにしていいのか」とか。)

5.国語辞典を用意する
→ 学生時代に使っていたもので構いません。紙でも電子でも。手元に国語辞典を用意して、新聞や本を読む際、TVを見ている際、わからない言葉、言い回しが出てきたら、さっと調べることを始めてみましょう。入社すると「これでもか」というほどに色々な文章を書くことになります。「研修の受講報告書」「何かとレポート」「電子メール」・・・。こういう文章でよく見かけるのが、「適当に書いたと思われる妙な漢字」「意味すら不明な言葉」・・・です。ちょっと調べたらすぐわかるのに、というようなものが多い。インターネットの辞書があるじゃない、と思うかも知れませんが、入社して新入社員研修が始まると、すぐPCが使える環境とは限りません。語彙力が足りないために苦労している新入社員はとても多いのです。辞書で調べることも癖付けておくとよいですよ。

色々な企業で新入社員研修に携わっていますが、案外基本的なことが成長のネックになっていることに気づきます。

●生活習慣が整っていないことによる、午前中の不調、体調不良など。
●日本語の力が弱いために、上司とうまく会話が成立しない、とか、文章を何度もつき返されるとか。

専門的な知識や技術、業務遂行のための様々な能力を身につけるためにも、「基本」が大事です。

でも、「基本」が大事だ、というのは案外、入社して数年経って始めてしみじみと実感するものだったりもするのですよね。

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