2010年9月17日金曜日

旧ブログ記事:「人を育てる」=「自分も育つ」という相互作用(2010年9月17日掲載)

今日がいよいよ引っ越し決戦日。まず、本社機能が今日夕方を持って一旦クローズし、3連休明け21日(火曜日)から、新宿オークタワービルで営業スタート。

研修センターは、1週間ずれて、27日(月)スタートです。

ご来場くださっているお客様(受講者の皆様)には、台車が走り、ダンボールが積んであったりして、ご迷惑をおかけしていることと存じますが、ご理解いただけますよう、お願いいたします。

さて、昨日このブログで「人を育てるのはリレーみたいなもの」と書きましたが、リレーであると同時に、自分自身の成長支援になる、という側面も忘れてはいけません。

OJT支援のお仕事をもう8年ほど行っております。8年前と比べると、「後輩を育てるのは面倒だ」「余分な仕事だ」という方は減りました。減りましたが、今でも、「自分の時間が減る」「負担が増える」といった、ネガティブな側面が先に気になる方もいらっしゃいます。

人の面倒を見る、世話を焼く、のは、相手のために自分の時間を割くことだ、と捉えたらそうなるのも当然です。

たしかに、メンドクサイ。イライラすることもある。(ここは否定しない。)
「私がやったほうが早い」という誘惑にもかられる。

けれど、やはり、人に何かを教える、指導する、というのは、同時に自分の成長を促しているという面が絶対にある。

「この書類は、こういう段取りで書いて、提出するのよ」
「どうしてこういう段取りになっているんですか?」
「そういえば、どうしてだろう?」

・・・・・

「お客様には、こんな風な説明の仕方をしてね」
「はい。でも、こういう方法もありでは?」
「あ、そういえばそうかも・・。検討してみようか」

・・・・・

「先輩は、どんな風に考えて今の仕事をしているんですか?」(ソボクな疑問)
「え?ああ、そういうこと、久しく考えてなかったけど、そういえばそうだねぇ・・・。もともとは・・・」

・・・・・

誰かに何かを教える、誰かを指導する、という時、上記のような会話はあちこちで交わされるはず。
自分と向き合わざるをえないような質問もされる。
なんだろう?と考える。

そして、

「そういえば、もともとは・・」と原点回帰したり、
「あ、勘違いしていた」と自分の覚えていたことをリライトしたり、
「考えてみれば、私がここでこの仕事をしているのは・・」とモチベーションを再燃させたりすることにつながる。

相手に指導しているつもりでも、自分の内面に問いかけるきっかけが得られ、内省が深まるのが、「人育て」の場面だと思うのです。

さて、10月からは新トレーニングセンターでの仕事です。

私個人的には、10月から再び各社のOJT担当者研修(フォローアップがメインです)が始まります。
全国行脚の季節がやってまいりました。

いい秋になりそうです。

====== お知らせ ======

いつも訪問してくださって、ありがとうございます。

このブログに毎日何人の方が訪問してくださっているのか、残念ながらよくわかりません。たぶん、4-50人くらいかなあと思っています。(希望的観測)

引っ越しに伴い、更新が大幅に遅れる可能性があります。

私、出張が続く予定で、21日にオープンする新オフィスに出社するのが、なんと9/30(木)なのです。

とにかく、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

★ 新しい オフィスで迎える 秋の風 ★

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