2011年5月1日日曜日

新入社員に響く「体験談」「実話」

2011年度の新入社員研修、私が担当するパートはひとまず終了。

5月からは、彼らを受け入れ育成するOJTトレーナーの研修がスタートします。

新入社員研修では、講義の合間にちょこちょこと体験談を盛り込んでいきますが、これが評判よくて。

毎日のレポートに

「田中さんの体験談がとても面白い。イメージが湧く」
「田中さんの生々しい経験を聞き、自分は○○と思った」
「今日田中さんが紹介した○○の話を私も実践してみる」

などと書かれ、つい、普段より数多くの体験談、実話を朝な夕なに挿入したりして。

テキストに書かれていることは、ある程度読めばわかる。あるいは、その場で議論したり、ロールプレイしたりすればわかる。

でも、まだ配属もされていない新入社員にとって、現場での経験は、経験した人に聞くしかない。

ささいな経験、ちっちゃい体験でもとにかく、「実話」を生々しく、映像がイメージできるように語るのは、とても役立つようです。

これ、文章でも同じですね。

私が書くものには、かならず、「例えば」「こういう例がある」と、実話を挿入しますが、それが具体的でイメージしやすい、と多くの読者からコメントを頂きます。
(日経BP朝イチメールは、その極みでした。体験のオンパレード。ただし、方向がお笑いに走っていた、という点で、他の媒体での文章とは質が異なりますけれど)

人は、「具体的な話」「生々しい話」を、それも、発信する「当人の言葉」で語りかける時、耳を傾け、何かを感じていくのだなあ、と改めて実感しました。

さて、これから新入社員を迎える職場の先輩の皆さん。

「具体的で生々しい話」を「自分の言葉で語りかける」準備は出来ていますか?

そろそろネタ帳のご準備を。

0 件のコメント:

コメントを投稿