2009年4月25日土曜日

旧ブログ記事:オカンは偉い!(2009年4月25日掲載)

数年前、4月下旬に担当した、ある企業の新入社員研修にて。


ランチタイムは、教室でお弁当。私も一緒に。少し離れた席から耳に届いた会話。

「オカンって凄いよな。」

「何のこと?」

「オレ、初めて一人暮らしして、家事がこんなに大変だと思わなかった。掃除も洗濯もメシも。」

「そうか。大変かあ。おれは、実家だからわからないけど。」

「そう、大変なんだ。やることが沢山あって。実家にいた時は、洗濯ものが出来上がっているのも、家が片付いているのも、飯が食えるのも、別にフツウのことだっただろ。あれ、全部、オカンがやっていたんだなあと思って。」

「そうだよな、おフクロがやっているんだよな。」


こんな面白い会話を見逃すはずもなく、早速近づき、会話に加わる。


「それ、いいことに気づきましたねぇ。GWに帰省するんですか?だったら、ぜひ、お母様に”ありがとう”って伝えてあげてください。うるうるしちゃうと思うから。」


すると、二人は、そろって首を横にブルブルと振り、こう言った。


「ぜーったいに言わない。」

「口が裂けても言えない。」


息子なんて、こんなもんですね、きっと。


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4-5月は、新入社員を巡る話を書こう、と過去の記憶をたどっていくと、思い出すのは、全て男性が主人公。特に、男性同士の会話が面白い。なぜだろう?


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