2014年11月21日金曜日

熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン」に参加した④ これからは、「学ぶ意欲のある人」にだけ「学ぶチャンス」が与えられるようになっていく?

自分メモとして、オルタナブログと同じエントリーです。



熊大の「ID」講座は、先日の日曜日、11月16日に東京工大の芝浦のキャンパスで開催されたのですが、実は、後編(実践編)が控えています。2015年1月25日に同じ会場で開催されます。

で、ですね。 この後編に参加するための事前課題があるのですが、昨日、どどーんと届きました。まずは、メールでファイルが添付されてきて、それに対する「これをやってね」指示。

作成した成果物は、サイボウズLiveにアップしてね。皆でお互いに見えるようになっているから、業種、業界、職種関係なく、ほかの方の成果物も見ておいてね、とのことでした。

そして、1月の「ID」後編は、こうやって参加者が事前に提出した課題を使ってのワークショップになる模様です。

こうやって、全国の参加者が、ネット上で課題を共有できるのですねー。すごい時代ですねー。

と感心しながら、ふと思ったのです。

「これ、学習意欲が高い人でないと成立しないな」

と。

私は、とても今熱心にIDの勉強をしているので、もちろん、事前課題はわくわくしながら取り組もうと思っていますけれど、これが会社からお仕着せの研修だったりすると、そうそうやらない人もいるんだろうなぁーと思ったり。

そういえば、このID講座の後、鈴木克明先生を囲んでの懇親会がありまして(居酒屋で)、20人以上が参加したのではないかと思うのですが、お隣に座っていた製薬会社の人財育成担当の方からこんな話を聴きました。

「うちは社長の方針で、階層別研修や必須研修をぜーんぶやめてしまいました。開催したところで、受け身で参加する人が多いし、大して学ばないし、こんなことにお金使うこともない、と。その代り、学ぶ意欲のある人、伸びしろのある人に投資しよう、ということになりまして」
「なるほど。たとえば、3年次研修で20人集めて1-2日トレーニングするのに100万かかる。けれど、それで熱心に学び、仕事に役立てる人は数えるほどしかいない。事前課題もやってこないし、研修中も抜けたりして、ちゃんと聞いていないとか・・・。同じ100万なら、”これを学びたい!これを仕事に活かしたい!”と自らやりたいことを言い、”投資してくれー”と訴えてくる2人に50万ずつ投資したほうがうんといいって、そういう感じですかね?」

「そう!そう! まさにそう! 社長がそう言ってますし、ボクもそう思うんです!」

・・・・。

実際、こういうことをおっしゃる経営者は増えているような気がします。人財育成は必要だが、予算も限られている。以前は「福利厚生」的要素があったかもしれないけれど、今はどちらかというと「投資」として考える。「投資」と考えるならば、「投資」したことが「回収」されなければならない。だから、価値ある「投資」先に「投資」したい・・・。

これからは、誰にでも一律に学ぶ機会が与えられるのではなく、「学ぶ意欲」のある人にはチャンスが与えられ、「学ぼう」としない人には、チャンス自体も巡ってこなくなり・・・。という風になるかもしれませんね。

そういう意味でも、動機づけモデルARCSは、学習提供者が教材開発や研修実施に役立てるだけではなく、学習者自身が自分の学習意欲を高める、駆り立てるために適用する、という考えは、深く納得なのでした。

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熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン」に参加した③ ARCSモデル(学習者の動機づけモデル)

オルタナブログと同じエントリーです。



2014年11月16日(日)に参加した熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン」の受講レポート第三弾。

今回は、学習者の動機づけモデル「ARCS」について。

ARCSは、ジョン・ケラー氏によってモデル化されたもの。

Attention(注意喚起)
Relevance(関連性)
Confidence(自信)
Satisfaction(満足)

の頭文字を取って「ARCS」(アークス、と読みます)。

Attention:何だろう?何をやるんだろう?面白そうだなぁ!と学習者の注意を引く
→ たとえば、研修タイトルに「おや?」と思わせるようなキャッチーなキーワードを入れる、とか、エピソードなどを交えて進める、とか。

Relevance:やりがいがありそうだなぁ。これが仕事にこんな風に生かされるのだろうなぁと関連性を感じさせる
→ 何のためにこの学習があるのか、どう実務に結びつくのかを実感させたり、自分のペースで自分のやりたいように学習できるようにしたり。

Confidence:やればできそうだなぁ。できる!できるぜー!と思わせる
→ 「出口」を明確にした上で、「おお、できた!」という成功体験を積み重ねられるようにしたり。
Satisfaction:やってよかったなぁ。努力が実を結んだ、次も学ぼう!と思わせる
→ やったことが無駄にならなかった、達成感を味わえたり、褒められたり。


この4つのキーワードに当てはめて、「学習者の動機付け」をするといいよ、という考え方です。

ケラー氏は、このモデルを作るにあたって、数多くの動機づけ理論を調べたそうです。そして、ARCSに分類してみた。その後、今度は、実務家などの「ノウハウ」をまた調べてみて、やはり、実務家が言う「動機づけの仕方」もARCSで収まる。うん、じゃあこれで「ARCSモデル」ってことでいいよね、となったとのこと。

ただし、まだまだ進化中なので、ケラーさんが書いた本にも「現時点でまとめているものを本にするね」ってなことが書いてあります。(以下の書籍リンク参照)

私はこの「ARCSモデル」を長らく、「研修提供者側」「教材開発者側」が使うモデルだと思っていました。

しかし、この講習で、鈴木克明先生は、「学習者側にも”ARCS”の視点で学習を考えてもらうといい」とおっしゃいました。

つまり、学習者自身が「どうすれば”面白そうだ”と思えるか」「どうやれば”やりがい”を感じたり、”自信”が得られたりするのか」「どうやって”満足”すればいいか」を考え、工夫してみたらいいのだ、と言うのです。

この「学習者視点」でのARCSモデルの適用について、これまで一度も考えたことがなかったので、うぉぉぉ! 目から鱗100枚!と心の中で叫びました。

鈴木先生は、この講習の中で、何度もこうおっしゃっていました。

「人に教えるって、何が目的なのか。それは、”自分で学ぶ人”を育てることでしょう? 教えて、その結果、受け身の人を作ってはダメなんです。 教育の目指すこととは、”自分で学ぶ人”を育てること。」

だから、ARCSだって、学習者視点で活用すればよい、ということなのですね。

言われてみれば当たり前なのだけれど、教える側、教材や研修を提供する側の視点で「自分たちが何をするか」ばかり考えていました。

学習者が自ら学習でき、主体的に学び続けられるようにするための”ARCS"。

この考えを得ただけでも、参加してよかった、と思ったのでした。

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ケラーさんの本。ちょっと難しいですが、面白いです。

熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン」に参加した② 出口と入口。

自分メモとして、オルタナブログと同じエントリーです。



熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン」の報告第2弾です。

IDは、教育活動の”効果”と”効率”と”魅力”を高めるためのシステム的アプローチである、ということはエントリー①で書きました。

で、大事なこと、というか、コアになることは、まず「教育活動(たとえば研修)の”出口”と”入口”」をきちんと明確にする、ということです。

入口 → 教育プロセス(というか成長プロセス) →  出口

と流れで見た場合、学習者は、「現時点でどういう人か」「どういう人を対象とした学習なのか」を明確にするのが”入口”のお話。

「何がわかっていて、何がわかっていないのか」
「何ができて、何ができないのか」

ここをはっきりさせて、「こういう人がこの教育活動(メンドクサイので今後は簡単に”研修”と書きます。研修が教育活動のすべてではないのですが)の対象者」なのか、研修提供者側も学習者側もわかるようにしておくこと。 これが”入口”での定義です。

たとえば、料理教室で「市販のルーを使った初級者用カレーライスの作り方」を学ぼうというとき、「包丁も使ったことがない」「ジャガイモと人参の違いも判らない」という人が来てしまうと困るかもしれない。

一方で、市販のルーでは飽き足らず、自分でスパイスを混ぜ合わせて凝りに凝ったカレーをすでに作っている人がこの教室に来ても、「ううぅ、こんなこと、とっくに知っている」と思うでしょう。

だから、「市販のルーを使った初級者用カレーライスの作り方」教室では、

「何を知っているか」
”野菜の種類を区別できる”
”包丁を握ったことがあり、野菜などを切ることができる”
「何を知らないか」
”カレーライスは作ったことがない”
”市販ルーでカレーライスを作ったことがない”

という風に学習者の前提を定義することができます。

この”入口”を教室の募集要項に書いておけば、「来るべき人」が来なかったり、「来なくていい人」が来てしまったりということは避けられるはず。(完全に、とは言いませんが)

だいたい、自分でスパイスを混ぜちゃう人が来た場合、料理教室の数時間はとても無駄になってしまうので、その上級者は、もっと上級のクラスで学ぶか、それとも違うことに時間を使ったほうがよい。

(企業の研修でも同じことが言えます)



次は、”出口”です。

この研修を参加し終わった時点で、「どうなっているのか」を明確にするのが”出口”です。

研修をすればすべての問題が解決する、なんてことはありません。
研修で目指すことは「ここです」という線をきちんと明確にします。

「カレー教室」で言えば、
”市販ルーを使って60分以内に一人でカレーライスを作れるようになる”
というのが”出口”ですよー、と定義するわけです。

この初級者用カレー教室では、あくまでも”市販ルー”を使うことができるようになるまでを目指すので、”スパイスを自分で調合する”といったことはできるようになりません。

”入口”と”出口”は、研修の責任範囲というか、取り扱う範囲を明確にすること、なのですね。

研修を提供する側にとっても、「ここからここまでがこの”研修”のカバー範囲、責任範囲です」とスコープを明確にできるというメリットがありますが、学習者にとっても、”入口””出口”の考え方はとても重要になってきます。

受講の前提を「不足」という意味で満たしていない人が参加したら苦しむわけですし、
受講の前提を「過剰」という意味で満たしていない人にとっては時間の無駄になるわけですし。

”出口”を明確に示してくれれば、今の自分の実力と”出口”とのギャップが学習者自身にも理解でき、「もうちょっと勉強しよう」とか「この部分を強化しよう」などと、自分が学ぶべきこと、練習すべきことも自覚できるようになるはずです。



ID(Instructional Design:インストラクショナルデザイン)で、とても大事なキーワード”入口”と”出口”。

研修を企画したり、設計・開発したりする際、この2つをきちんと定義することから始めるのがとても重要です。


もちろん、このIDは「理論」「理屈」ですので、現実はそうもいかないことが多々あります。

「階層研修で、うちの会社の伝統的なイベントでもあるので、前提は異なる社員が一同に会すことになっているんだよね」

とか

「日程的、予算的に、”基礎””応用”という順番で受けられないので、前提条件を満たしていなのは承知の上で、”基礎”をすっとばして”応用”に参加せざるをなかった」

とか。

今回の「ID」の公開講座でも、鈴木克明先生がこんな感じのことをおっしゃっていました。

「IDは理屈です。研修には、”受講者の特徴や与えられた研修環境やリソース”といった制約ももちろんあり、そういう制約がある中で、どうデザインするか、ということを考えるのですよ」

「デザインがないといきあたりばったりになりますが、デザインがあれば、デザインした中から、あれこれ工夫ができる」といったこともおっしゃっていました。

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【「インストラクショナルデザイン」といえば、ガニェさん。この本は、ガニェさんのもとで学んだ鈴木先生が翻訳に携わり、恩返しできた!と思われたとか。 で、すごく難しいです。私も関連個所を必要な時に拾い読みする感じ・・・。でも、ID全体をまとめた本といえばこれが代表的1冊かな。】

熊本大学公開講座「インストラクショナルデザイン」に参加した① 「ID」とは何か。

自分用のメモとして、オルタナブログと同じ内容とこちらにコピペしておきます。


人材育成に携わる人間にとっては憧れの鈴木克明先生自らが教えてくださるという・・。定員40人しかないという・・・。前編後編で8700円!という・・・。このチャンスをゲットせずして、どうする、私。

鼻息荒く、インターネットから申し込み、登録できました!

昨日2014年11月16日(日)、東京工業大学キャンパスイノベーションセンター(田町)で朝から晩まで勉強しました。ナマ・鈴木先生にもお目にかかれ、ミーハーな私はコーフンしました。

それにしても、凄い熱気。

日曜にお勉強しようという時点で「学習のモチベーション」は高いに決まっていて、その証拠に前から席が埋まっていくのです。私も前から2列目に陣取りました。

申し込みが多数で少しは断ったそうですが、それでも60人くらいが集まっていました。

内訳は、

●医療従事者 16% (医師、看護師、薬剤師など)
●大学教員など大学関係者 50% (全国から大学の先生が集まっていましたねぇ)
●企業 27%
●日本語教員 7%

となっていました。(医療従事者のID熱は以前から高く、熊本大学大学院でも医療従事者がとても多いと聞いていますし、私も以前、とある総合病院の看護師さん向けに”ID”を軸とした研修を提供したことがありますが、臨床の現場にいる看護師のみなさんの熱心なことには驚かされたことがあります)

午前中は、鈴木克明先生による「ID」基礎知識に関する講義、
午後は、鈴木先生のお弟子さんたちによる「事例」を使ったワークショップ。

盛り上がりました。 Q&Aも次々質問が出て、その質問を聴いているだけでも勉強になりました。

今回から断続的にこのブログでこの「ID」の勉強会について報告していきたいと思います。(「ブログを書くまでが研修です!」と言いますね)


まずは、「ID」とは何か。

Instructional Designの略で、教育の「効果」と「効率」と「魅力」を高めるためのシステム的アプローチ、です。

では、この3つのキーワードが意味するところは何か。

●「効果」・・・ 学び手の「実力がついた」!ことを指します。 働く大人であれば、仕事の能力が向上するなどが「効果」ですね。

●「効率」・・・ 「効果」を上げるためには何時間でも何円でも掛けますよ、などと悠長なことは言っていられないので、できるだけ、「効率よく」実力がつく(=効果が上がる)ことが望ましいわけです。 だから、集合研修だけではなく、eLearninngを使うのか、あるいは自学自習のためのもっと異なるアプローチを使うのか、なども検討しなければなりません。

●「魅力」・・・ 実力はついたけど、ああ、二度と勉強したくないわーと思うようでは、能力向上がそれ以上見込めないので、「もっと勉強したい」「継続学習したい」と思える内容や方法であることも必要です。 「ほぉ、そうだったんだー!」と気づいたり、「成長できたなぁ」と実感できたり、と楽しく学べることも目指して教材を作ったり、研修を進めたりすることも重要なのですね。


IDには、代表的なモデルとして、「ADDIEモデル」というものがあります。

Analyse→Design→Develop→Implement→Evaluate。

分析→設計→開発→実施→評価。

システム開発でも建築でもおよそ「ものづくり」では共通の考え方ですよね。

このADDIEモデルのような、IDプロセスには根底に様々な理論があります。

学習理論、コミュニケーション学、情報学、メディア技術などなどITプロセスを下支えするものが多々あって、その上でIDプロセスが成り立っているのです。


そして、IDで大事なのは、「出口」「入口」(この二つはしつこいくらいに言われます)、「構造」「方略」「環境」の5つ。この5つの視点があることで、よい教育になっていく、のだそうです。

このあたりは、また別の日に書きたいと思います。


事前にIDに関連する書籍は読んでいたので、ついていけましたが、いくら「基礎講座」とはいえ、全く予備知識ない状態だと結構きつかったかなぁというのが感想です。それにしても、1日で「たくさんの目からうろこ」が落ち、休日返上で参加してよかった、としみじみ思います。



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【鈴木克明先生が最初に出された本がこれだと思います。ご本人曰く「ID」的工夫はこの1冊にすべて盛り込んだ!とのこと。自主学習教材を開発するというストーリーを軸に「ID」をわかりやすく解説していて、初心者がとっかかりとして読むには最適です。】

2014年7月6日日曜日

念願叶って、金成潤子さんの個展に行ってきた!(2014年7月2日)

うつわの旅、今年一番のイベント。それは、金成潤子さんの個展です。

昨年、Instagramで金成潤子さんという作家さんを知り、うわー、いいなぁ、いいなぁ、と思って、都内を探し回ったもののほとんど出回っておらず、「クラトコ」(クラフト・常滑)という常滑のクラフトフェアに金成さんが出展されるというので、2013年11月(だったと思う)の土曜日、朝から常滑まで行ったのでした。

だが、しかし。

想像以上に人気ぶりで、私が到着した11時時点で、ほとんど何も残っておらず、来場していた方が言うには「9時ごろから列が出来ていたらしい」とのこと。

何と言うことだ! このために東京から常滑(名古屋からさらに先です)まで行ったというのに。ううぅぅぅ。

これは、いつかリベンジせねばっ!と思っていたら、同じくInstagram上でのお友達が金成さんの器を扱うギャラリーを教えてくれました。問い合わせたら、通販はしない、とのこと。ただし、2014年6月ごろ個展をするとおっしゃいます。「DMください! 東京から行きますから!」とお願いしました。

そして、待ちに待ったDM来ました!
個展が2014年7月2日(水)~7月6日(日)、あ、今日までですね。



【DMがオシャレで♪】


土日まで待っていたらきっとめぼしいものはないだろう。7月2日(水)、平日だ、ダメだ・・。またしても、ダメなのか・・・。

諦めかけたある日、「ぽこーん」と7月2日(水)の仕事がなくなったのです。空いている・・。休暇取っちゃおう。

かくして、7月2日(水)個展初日がやって参りました。

なんせ、昨年からの想いが積もった個展です。

11時オープンだというので、早めの10時半ごろ到着すれば列が出来ていても大丈夫かな?と軽く考えていたところ、上記のInstgram友達から「私は午後からしか行けないのだけれど、友人が1時間前には並ぶと言ってましたよぉ~」と情報が。

昨年の常滑のことを思い出し、今回休暇まで取って1日空けて、全精力を注ごうというのに、のんびりしている場合じゃない。こーなったら2時間でも並ぶ覚悟だ。予定より早く出かけよう、と6時40分に家を出て、7時40分の新幹線に乗りました!

ビジネスパーソンだらけの新幹線に一人ラフな格好をした私。

会場には9:40到着。

ギャラリーの前へ。

・・・・?ん?ん? 誰もいない。列がない。もしや一番乗り?さすがにオープン100分前だと誰もいない?

・・・・ギャラリー玄関前に佇んでいると、お店の中から準備中のスタッフさんが出てきて、「金成さんの個展ですか?11時からなのですが」「はい、存じてます」「で、整理券が・・」「せ、整理券?」「はい、これをお持ちください。で10時半にお店には入れますが、販売開始は11時です」「わかりました。では、10時半までは時間つぶしてきます」「ところで、これは、何番ですか? 9ですかっ? 6ですかっ?(だんだん鼻息が荒くなっている)」「6ですよ」


【9じゃないですよねっ!6ですよねっ!と鼻息荒く尋ねてしまった整理券(笑)】


6番をゲットして、目の前のドトールで待機。ふぅ。

10時半前、再びギャラリーへ。


整理券を手にした方が10人ほど。たぶん、1番から10番くらいの方でしょう。

・・10時40分ごろ、「写真タイム」が始まりました。

「販売は11時からだけど、写真は撮っていいですよぉ~」と。みんなでぞろぞろ展示会場へ。

写真撮りまくる。撮りまくる。



【撮影しながら、「どれにしようかな?」と虎視眈々】


でも、写真撮りながら、「どれにしようかな?」と全員が虎視眈々と目星をつけている。触れないので、値段は想像しながら、頭の中で計算し、お財布との相談もする。

『あれを1枚、これを1個・・。これで1万円くらいかな、大丈夫だな』と私はずっと計算していたけれど、他の方も同じだったにちがいない。

そうこうするうちに待っている人が増えすぎて、ギャラリーの入り口付近がいっぱいに。

そこで予定より早く、おそらく10時50分ごろには「整理券番号1-10」の人だけ先に買い物を始められるようになりました。

殺気立った雰囲気ではなく、取り合うことももちろんないのだけれども、写真撮りながら目星つけていたメンバ10人は、次々に手に持って行きます。

驚いたのは、一人が約10ピース平均で買うことです。(まあ、並ぶくらいなので、気合の入った10人がそこにはいたわけですから当たり前か)

金成さんは、全部で500ピースほどを持ってきて並べているとおっしゃっていましたが、一人10P買ったら、50人で終わってしまうではないか・・・と他人ごとながら心配になる勢いでした。

私は、だいたいこういうものを買いたい、とイメージしていたものがあったので、全部で7Pを抱きかかえて、すぐレジへ。普段はかなり吟味するのですが、今回は決断早かった。

レジに持って行った時点で11時2分。


【持ち帰った7つの作品。嬉しすぎる♪】


うぉー、勝利したぞ! 昨年からの念願も叶った。嬉しぃ♪

金成さんともお話しできました。「クラトコからのリベンジです。東京から来ましたっ!」と熱く語ってしまいました。


・・・・・。

というわけで、もう1か所ギャラリーに足を運び、早めの新幹線で、帰京。

戦い済んで日が暮れて。

ああ、達成感。


翌日朝ご飯ですぐ使ったのは言うまでもありません。


【名古屋日帰りの翌朝。名古屋と言えば?赤福。】

ところで、テンションアゲアゲで帰宅して、ふと気づいたのは、スクエア型がなかったな、ということ。今回は四角のうつわ、出ていませんでした。

新たな目標ができた。次は、スクエアなのだっ。

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「金成潤子 陶展」
2014年7月2日(水)~7月6日(金)
ティザーヌ インフュージョン
http://tisaneinfusion.blog58.fc2.com/
※ 最終日の様子を見たら、がらがら~な感じ。500Pのほとんどが売れてしまった!?



金成潤子さんのブログ
http://blog.goo.ne.jp/tenten-june

2014年6月29日日曜日

うつわ三昧♪: 『伊藤嘉輝 ガラスのうつわ展』に行ってきた!

もう10年以上前からうつわは好きだったのだけれど、この5年くらいの「うつわフリークぶり」は尋常ではなく、さらに、この1年の「うつわ馬鹿」ぶりは、ヘンタイの領域に達している。

しかし、こういう「うつわ好き」は、うつわ業界(って何だ?)では、もっともっとツワモノがいて、うつわ屋さんで「うつわ好き」が知り合って、呑みに行ったりすると(←すでにこれだけでもヘンタイ)、もう私なんて赤ちゃんみたいなレベルのうつわ好きが世の中にはいらっしゃることを思い知らされる。

うつわ仲間の女性は、「私が死んだとき、着物なんかどうなってもいいの。でも、あのうつわ達が変なことになったりしたら成仏できないわ~」と今から心配している。分かる気がする。

▼▼▼

さて、そんなわけで、5月中旬から毎週のようにあちらのギャラリー、こちらの個展、あそこのクラフトウェア、と脚を運んでいるわけなのだけれど、昨日6月28日(土)は、うつわPARTYさんで、伊藤嘉輝さん(星耕硝子)の個展初日へ。

昨年も同時期にPARTYさんで伊藤さんの個展。透明なガラス以外に緑やブルーのガラスのうつわは涼しげなこと。

初日で伊藤さんも在廊(廊でいいのかしら?)日だったので、いそいそ出かけてきた。

夏はガラスですねぇ。ほんと、キラキラ輝いて、見ているだけで涼しくなる。体感温度が3℃は下がる感じ。


 
【ジャグもいろいろ】



新作の「ぶどう色」もあった。おお、美しい。


【デキャンタとかワイングラスとかコンポートとか】


いいなぁー、いいなぁー。

うつわを買う時は、気に入った感じがしたものをテーブルに並べ、吟味する。長考に入る。

同じ形でもなんとなくそれぞれが違う。

眺めたり、持ったり、動かしてみたり、太陽光にすかしてみたり。

小一時間、ためつすがめつして、元に戻したり、またテーブル(吟味用の)に持って来たりして。

この時間が楽しい。

お財布との相談もしなければならないし。

それから、自宅にあるものを思い出したり・・・。

ふと、気づいたのだけれども、伊藤さんのガラス作品、すでに10個以上持っているらしい。

たとえば、このグリーンのうつわも伊藤さん。(買った時はそうとは思っていなかったのだけれど)


【一昨年買ったような・・・大根おろし雪だるま(笑)】

長く長くうつわと対話して、ブルーの小皿と小さなピッチャーとカップを買った。

ブルーの小皿は、光に透かした時、とても美しかったけれど、使うとなると個性的で難しいなぁと思っていた。ま、窓辺に飾っておくのでもいいかな、と。

しかし、しかーし、たまたま生春巻きの残りがあったので、載せてみると、もちろん、大きさとして合っていないのだけれど、ブルーが美しく、映える! わお♪


【6寸(18cm)があったらいいなぁ、きっと素敵♪】

・・・というわけで、うつわ馬鹿街道まっしぐら。


※ 『伊藤嘉輝 ガラスのうつわ展』
うつわPARTY → コチラ
〒153-0041 東京都目黒区駒場2-9-2TEL・FAX:03-3467-6830

店主・坂根さよみさんのブログがいつも楽しいのです。写真もステキ♡ → コチラ


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【家しごと】

先日、梅酒を漬けたのに続いて、今日(6月29日)は、「ブルーベリー酒」を漬けてみました。

20年くらい前に一度作って、とても美しい紫色のお酒ができたので、再挑戦。

どうなるかなぁ・・・。


【熊本さんブルーベリー200gくらいを使って。氷砂糖が多すぎたかも知れない。
なんせ目分量。最後の最後が適当になる性分です】

========オマケ========

3冊目(たぶん)の電子書籍が発行されました。

詳しくは、もう一つのブログに書きました。連載していたものの中でもPVの高かったものを中心に「傑作選」みたいな感じです。(傑作かどうか置いといて・・・)


『田中淳子の人間関係に効く”サプリ”』
http://blogs.itmedia.co.jp/tanakalajunko/2014/06/30-2a86.html


【たくさんのストアで買えます。300円くらいみたいです。】



よろしくお願いします。





2014年6月1日日曜日

「にわのわ」(千葉県佐倉市のクラフトフェア)に行ってきた!(2014年5月31日土曜日)

昨年2013年11月に「クラトコ」(クラフト常滑)というクラフトフェアに初参戦して以来、クラフトフェアづいている私です。

クラフトフェアとは、陶芸、木工、皮革、ガラス、織物、布などの作品と作家さんがずらーっと並んで展示即売するイベントです。

うつわフリークな私は、多くの「うつわ」仲間からの「一度行ってごらんよぉー、楽しいよぉー」という推薦に背中押され、クラトコでデビュー。 お、面白いじゃないか。なんだか楽しいぞ。開眼し、今年は、5月に倉敷の「フィールドオブクラフト倉敷」。そして、昨日5月31日は「にわのわ」へと足を運びました。もはや、ヘンタイの領域に突入です。


【JR佐倉駅前から無料送迎バス。DIC川村記念美術館まで。バス停で300円のチケットを購入しました】


「にわのわ」は、2年くらい前からネット上で話題になっていたので気になっていたのですが、なんせ佐倉市。どこだ? そんな遠くまで行かれないわーと躊躇していました。

しかし、倉敷まで行く、常滑まで日帰りで行く、という暴挙を重ね、「千葉県、隣県じゃないか」と決然と覚悟を決め、行って来たのであります。


【クラフトフェアというとこういう手作り三角旗が飾られているイメージ。
倉敷もそうだった。これを観た瞬間のテンションがこの日のMAXテンション。ここからダダ下がりです。】



ところが。

あの猛暑です。今年初めての真夏日だったとかなんとかいう30℃超えの昨日。イベントはもちろん屋外、もちろん、炎天下。

相当の重装備で行きましたが、それでも不足。

(私の重装備:木綿の上下、涼しくUV対策のアームカバー(昔の”ジュリー♪”みたいなヤツ。たとえば古い)、ツバの深い麦わら帽子、サングラス・・)← 日傘も持っていくべきだった! アイスノンみたいなものも必要だった。

練馬区の自宅を8時前に出発。東京と脱出するのに1時間はかかり、さらに千葉に入ってからも1時間はかかり、JR佐倉駅からさらに30分はかかり・・・合計2時間40分、10時40分ごろ会場到着。

まだこの時点では、「長旅お疲れ様でした、私♪ さー、見るぞー」とやる気満々。

広ーい会場に到着。

まずは一周しよう。 70人くらいの作家さんのテントが並びます。

1/5くらい回ったところで、暑さにテンションが徐々に下がってくることを自覚し始めます。

あれ? 楽しい気持ちがどこへ? 苦痛な、この修業に臨んでいるような必死な様子は何だ? おかしいぞ。

好きなうつわを見に来たはずなのに、「うつわ、たくさんあるわー、なんか視点が定まらないけど。それより、かき氷かビールを」と頭の中では、冷たいものを求める思考だけがぐるぐる廻り、だんだんとぼーっと歩くようになってきました。

ああ、帰りたい。

会場到着30分で既に「帰宅」のルートを考え始める始末。

2時間40分かかったんだぞーと叱咤するもう一人の自分の声。

それにしても、めまいが、意識がもうろうとする。
陽射しも強いものだから、目が見えなくなってきて、漆のコーナーでは、「朱色」なんだか「黒」なんだかもわからない。

【木工は目に優しい。愛知のフナハシ トモハルさんという作家さんだそう。
左下の椅子を買いました♪唯一の買い物】



夏だから、ガラスのうつわも欲しいなあ、と思って来たのに、ガラスがきらきら光っていて、さらにテンションが下がり。

私としたことが。私としたことが・・・。

それにしても、もう無理っ!


そうそう、知り合いに逢って帰らねば。

そこで、まずは、作家の加藤かずみさんのブースを探し当て、かずみさんとひとしきり会話。

かずみさんも暑さで大変そうでしたが、激励してきました。(お互い頑張ろう、と。)

もうひとり、会場に来ているらしいうつわ仲間の「うつわ男子」。彼にも逢っておかねば。

彼にもどうにか逢えて、「暑い、暑い」と連発し、ここでも「お互い頑張ろう」と激励して別れ。

帰る気満々だったものの、生ビールを販売しているのを見つけ、日陰で大きなカップで呑み干したら少しチャージされて、再度1周。


【千葉の地ビールだそう。800円もした! ビールよりかき氷の販売ワゴンに行列が。】


3周くらいして、「もういいや」と帰ることにしました。

折角なのでDIC川村美術館も観て、再び2時間30分を掛けて帰宅。

暑かった、暑かった、暑かった。

思い出がすべて「暑かった、暑かった、暑かった」。

死ぬかと思った。

本日6月1日はにわのわ2日目。さらに気温が上がるとの報も。

作家さんも来場者も体調に気を付けてくださいませ。

いやあ、大変だった。


【庭園に特設ポストが。かわいい♪ 
いつもの私なら、ここから甥っ子に手紙書いたりするのだけれど、炎天下で思考停止になり、無理でした。】

それにしても、です。

クラフトフェア。楽しい。




【上記、フナハシさんの椅子というか台。
右は大きさ比較のためのカルテル「プリンスアハ」】

2014年5月28日水曜日

甥っ子5歳の誕生日を迎えました♪ 


甥っ子、5月26日に5歳の誕生日を迎えました。おば馬鹿歴も5年です。


男児に多いと思われる「鉄」ですが、珍しく「車掌さん希望」です。

電車ごっこ(って、今でも輪っかにした紐を電車に見立てて、縦一列に走る遊び方、残っているんですね)をする際も、「運転士さん」は人気なので、全員交代制だけれど、車掌さん希望はニッチなので、甥っ子が定ポジションをキープする模様です。




路線図ラブ♡なので、ずっと路線図を見続けていて、「お乗換え」の研究にも余念なく、だから、スマホの乗り換え案内を立ち上げるよりも、甥っ子に、「池袋から自由が丘に行くにはどうしたらいい?」などとたずねればたちどころに回答してくれるという便利さ。

ただし、ただ~~し、「最短距離のご案内」が出来ない、という弱点があります。「甥っ子乗り換え案内」は。

できるだけ多くの乗り換えがあって、できるだけたくさんの種類の電車に乗れる、ことを最優先にする設定らしく、「えー、そんなに遠回りするのー!?」と驚愕のルートを推薦してくれます。

しかし、好きなものがあるっていいですね。

甥っ子の誕生会は、誕生日前日5月25日(日)に私の家で行いました。

たしか、3歳の誕生会から連続3年目です。

義弟のご両親、我が母、甥っ子一家、私と総勢7人で昼からパーティ。

賑やかな食事会となりました。

(私は、甥っ子に会えるのも喜びですが、コレクションしている器(うつわ)たちをたくさん披露できる喜びもあり・・・)

誕生会のメインイベントは、甥っ子自身によるケーキのデコレーション。

私が焼いたスポンジケーキに生クリームを塗るところまでやって、渡します。

バナナ、いちご、ブルーベリー、キウィを一人で楽しそうに載せていきました。








昨年4歳の誕生日では、バナナを縦にどんどん積み上げてしまい、まんべんなく飾るというのがなかなか難しかったようですが、今年はキレイにまんべんなくデコレーションしていました。

成長するのですよねぇ、子どもはあっという間に。

5歳の抱負を尋ねました。

「かっこいい5歳になりたいです!」

「どういう風にかっこよくなりたいのか?」をさらに突っ込んで訊いてみると、

「年少さんのお世話をするようなかっこいい5歳」ということ。

お兄ちゃんマインドがむらむらとめきめきと芽生えているわけですね。頼もしい。

楽しく幸せな5歳ライフをずんずんと歩んで行ってください。

おばちゃんも負けないように頑張るわ。




★★★


5か月のころの写真。たぶん、後頭部が禿げていた時代のBaby甥っ子。

今と全く顔が違う。 つぶらなつやつやした瞳に驚きます。













<おばちゃんからのプレゼント>

2014年5月14日水曜日

昔、いろんなことを記憶するために使っていた脳は今何に使われているのだろう?とふと。

漢字なんか覚えなくてもいい。変換できるから。・・・と言う人がいる。

雑学なんて覚えていなくても大丈夫だ。いつでもWikipediaが教えてくれるから。・・・と言う人もいる。

電話番号なんか覚えなくてもOKさ。スマホの連絡先に全部入っているから。・・・と言う人もいる。あ、私もそうしている。

高校生の頃は家族、親族、友達の電話番号、空で言えたなぁ、30個くらい。一度覚えると社会人になってだいぶ経つくらいまではずっと覚えていた。

でも、今はなんでもネット、何でも電子的に。覚えることが減った。覚えてなくても前よりずっと早く大量の情報は入手できる。


そうやって壮大な外部記憶に頼る生活に慣れてしまった。

時々思う。

電気が使えない環境になったら。
ネットがつながらない時は。

誰にも電話すらできない。

きっと困る。

色々なことを自分で覚えるのをいつしかやめてしまった。

でも、昔はみんななぜか覚えていたものだ。


前職のDEC時代、社内のIS部門に「ほぼ全社員の社員番号を言える」という男性がいた。


「私、177○○○なんですよ」と言うと、
「えっと、ってことは、177○×▼のAさんとか、Bさん、彼は、177▼◆×だね、とか同期だよね」

なんて具合だ。

それだけじゃない。

「26○▽□×、ってことは、1990年○月入社ですね」

とか。

それ何の役にもたぶん、立たない知識なんだが、凄いなぁと思った。


人間の内部記憶は、今、何のために使われているのだろう?


==========

【イメージ画像:ユニクロの帽子です。ああ、旅行したいなぁ・・・】






2014年5月13日火曜日

「曲げわっぱ」ブームからの「顔弁」ブームの流れへ♪

昨年2013年から「曲げわっぱ」に凝っております。いろいろな美しいお弁当の作り手の写真を研究しては、自分なりに彩などを考えまして。

そこからさらに、発展しているのが「顔弁」。

たまに作っております。幼稚園に通う息子のため、ではなく、自分用です。

第一、息子いないし。

さて、何回かやっているうちにそれなりのコレクションになったので、自分の記録のために、ここに一挙公開。

笑えます。

葉蘭代わりに使う青シソは、熱で茶色く変色するんですよね。だから、あまり美しくない写真もあります。

レタスだとそうはならない・・。いろいろ工夫が必要です。








ところで、まげわっぱは、柴田慶信商店のものが最高です。



2014年5月5日月曜日

ゴールデンウィークはウォーキング三昧

GWは全社休業なので、29日(火)から8連休、人によっては28日(月)を休みにして、11連休としている人もいます。

私は5/2(金)に仕事が入っていたため、GW前半、GW後半という感覚で過ごしています。

そのGW後半の4日間。つまり、5/3(土)~5/6(月)。

ウォーキングで目標50km!を掲げてみました。

本日5/5(月)時点で、46kmまで来ましたので、明日6日はよほどのことがない限り、達成することと思います。

さて、昨日は、最近地図を眺めていて気づいた「光が丘公園」までの1本道を行ってみようと、まずはその始点まで2km弱歩き、そこから5.5㎞ほど歩いて光が丘公園に到達。

公園を半周ほどして、別ルートで帰宅。

21.85㎞歩くことができました。

近いうちに「ハーフマラソンの距離」を歩いてみたいと思っていたのですが、ようやく実現。

しかし、21kmウォークはハードです。

これの倍の距離を走るマラソンって、信じられません。

なんで走れるんだろう? それも4時間とか5時間とか・・で。

(ちなみに、ウォーク21kmは、3時間半弱でした)

・・・・

というわけで、残り2日間、のんびりと(少しだけ仕事しながら)過ごします。

2014年4月30日水曜日

ランキング乱高下。「面白ランキング」、今度は・・・。

連休中、甥っ子(4歳11か月)と3ヵ月ぶりくらいに会いまして、そうそう、あの質問をしなければ、とまっさきに尋ねたのは、「面白ランキング」何位か?です。

たしか2月ごろには、「おばちゃんは、いちいだよー。ずーっといちいだよー」とかなりのリップサービスが混ざったコメントをし、その数か月前に言われていたランキング外(8位)から急きょ1位に躍り出たはず。

だがしかし、4月26日(土)に尋ねてみれば、なんだかとんでもないことに。

「おばちゃん、面白ランキング、何位?」

「ごひゃくまんい」

「へっ?」

「ごひゃくまんい」

・・・

500万位!

おい、君、500万人も知り合いいないじゃないか。

完全にランキング外というか、なんというか。

ショック。

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全力で面白いことをして見せているのだけれど、努力は報われないのだなぁ・・。



2014年4月25日金曜日

誠Biz.IDでの連載終了>「人間関係に効く”サプリ”」。紙とWebの寄稿における違い。

誠Biz.IDで行っていた「人間関係に効く”サプリ”」という隔週連載、昨日、2014年4月24日の回を持って最終回です。

長い間ご愛読いただき、ありがとうございました。

”いい人”になれなくていい、”スキル”があればコミュニケーションはうまくいく

*Back Number






















(似た投稿をオルタナブログにも書いていますので、ここでは、異なる切り口で解説します)

紙媒体への寄稿を10年ほど担当してきました。スタートは「日経ITプロフェッショナル」。2012年6月創刊号から「コミュニケーション」をテーマに。そこから「日経SYSTEMS」「日経コンピュータ」。その他、季刊誌や単発の雑誌など。

ここ数年は、Web媒体での連載・寄稿が中心になりました。

紙とWebでは、様々なことが異なるので、非常に勉強になりました。

たとえば、

●紙:文字数がかなり厳密に決まっている
●Web: 文字数はかなり適当 (だいたい2000文字くらいで、などと決めて始めますが、回によって1900だったり2400だったり。紙で500文字も異なるなんてありえません)

●紙:連載頻度は完全に固定、締切も校了も厳密に決まっている
●Web: 「今週1回、Skipしましょうか」ということもありうる。執筆者の都合であったり、編集部の都合であったり

●紙:発行されてしばらくは目に留まるが、それ以降はほとんど読めなくなる
●Web:ネット上にある限り、何度でも読まれる(可能性がある)

●紙:連載の順番に意味を持たせる場合がある
●Web: どこから読まれるかわからないので、順不同でもOKという場合が多い

といったことが違いとして経験できました。

また、

●紙:たいていの場合、有料メディアなので、編集も厳密・厳格に行われる。2回ほどの著者校があり、編集者とも1回1回かなり真剣に議論する(体力がいる。時間もかかる)
●Web:たいていの場合、無料メディアでもあるため、紙ほどしつこく編集しない(手を抜くわけではないが、時間をかけず、スピード重視)

ということもあります。

紙もWebもどちらも「良さ」があると思います。


編集者はどのメディアでも真面目で真摯で一生懸命です。
多くの方に文章の書き方を教えていただきました。

この場を借りてお礼申し上げます。

なお、新連載は、6月ごろスタート予定です。しばらくは充電です。





2014年4月20日日曜日

前歯が欠けるとどうなるのか。

硬いものを噛んだら、口の中がじゃりじゃりして、気づけば、下の前歯が欠けているのでした。

うわーーー、大変。

舌で触るとひっかかるような、変な欠け方。正面から見るとほとんどわからない程度。



歯科医に行くと、

「確かに欠けているが、とてもわずかな欠け方なので、詰めるのはおススメしない。それより、周囲と馴染むように、削って磨いたほうがよい」

とのこと。

私もそのほうがよいだろうと予想して出向いたので、了解し、処理をしてもらいました。

欠けた部分が少しなら削って整形、大きく欠けたら、埋める、または、被せるといった処置の方法があるとのこと

その結果、下の前歯が少し短くなり、歯並びの悪い人という感じになってしまいましたが、まあ、これは仕方ないことで。

50年も生きていると経年変化があるのでしょうが、歯科医では、「昨日突然欠けたのではなく、徐々に欠けていたのではないか」とのこと。上下のかみ合わせで、少しずつ下の歯が薄くなって、欠けやすくなるというのはよくあることだそう。



とりあえず、簡単な処理で解決したのですが、面白かったのは世間の反応です。

いろんなSNSに「前歯が欠けました!」と書いてみたら、寄せられたコメントに笑えるものが多くて、それを記録しておきたいと思います。

1.「前歯が欠けた」という情報から、ドリフのコントのように、前歯がまるごと1本なくなった、と想像する方が多かった

「マスクして歩かないと、ですね」といったお見舞いもありました。

一部欠けただけでしたが、1本丸ごとなくした間抜けな顔になったのでは、と思った方が多かったようです

2.「私も欠けたことがあります!」という方も多く・・・・

「バケットを噛んだら欠けた」とか。私も以前、バケットサンドを食べた時、奥歯が真っ二つに割れたことがありました。虫歯で弱っていたところに、バケットのパリッとした皮が縦に入ってしまった、というものだったようですが、あれは焦ったものです。(しかも治療が長くて鵜、痛くて、辛くて・・)

「欠けたことがあります」投稿の中に、ツワモノがいらして

「一升瓶の蓋を”歯”で開けようとしたら、口の中が”じゃり”っとしたので、一升びんのガラスを噛み砕いてしまった!と思ったら、自分の歯が欠けていましたっ!」

という女性。

一升瓶の蓋って確かに開けづらいものですが、歯で開けようとする、って・・・・!笑



若いころ、よく「はちまるにーまる(8020)」運動というのを聴きましたが、今でもあるのかは。

80歳で20本の自分の歯を残しましょう!というものですね。

今のところ、親知らず以外は全部残っていますが、あと30年、どうなることやら。


誰かの役に立つかも知れないので、こういうことは、ブログで逐一、報告しておくのでした。

2014年4月16日水曜日

彼女の家に電話したらお父さんが出た!という「昭和」な体験

毎年、新入社員のみなさんに質問してみることがある。

1つめ:

「家の電話を取り次ぐ経験っていつまでやってましたか?」

2つめ:

「彼女(彼)の家に電話をしたらお父さん(やら、お母さん)が出て、焦った!、という経験はしたことありますか?」

前者については、昨年、「うーん、最後に家の電話をとったのは、10年前、中学生のころだったかなあ」という回答に驚いたものの、今年は、「おばあちゃんたちからは家の電話にかかってくるので、今でも、取り次ぎますよ」とのこと。

まだまだ「固定電話」は存在感があるし、その家の「子ども」たちも電話を取り、両親に取り次ぐ体験はしている模様。

一方で、後者。

「彼の家に電話してお母さんが出た!」・・・は、「ないですねぇ」

・・・「ないです」

・・・「あ、あったとしたら、中学生の頃。携帯を持っていなかったから」

・・・

そうですか。なるほどー。



というわけで、ですね。


「1コールで一度切るからね」とか
「9時ぴったりに電話するから、電話の前で待っててね」とか
そういう経験もほとんどしていないし、

「テレフォンカード数枚を持って、公衆電話からこっそり電話する」とか
「電話があるはずの時間に帰宅できなかった、切ない」も、
ないのですね。

そして、携帯でいつでもつながるようになった今。

かえって

「電話しても出てくれない」
「メールしても返信ない」
「メッセージしても”既読スルー”」

が、恋する人間の「切なさ」を増加させている、かもしれないなあ、と思ったり。


ま、いつの時代でも、何歳であっても、「恋するものは切ない」のであるけれど。

2014年4月14日月曜日

新入社員研修を担当しているところに数年前の”新入社員”のかたたちが顔を見せてくださり、感激なのであった。

新入社員研修の「宴たけなわ」という日々を送っている。

ここ数年、ほとんど担当していなかったので、久々の「どっぷり」である。

過去受講してくださった方がかわるがわる顔を出してくださる。

とても「大人」な表情になって、とても素敵なビジネスパーソンになって登場する。

「おぉー、懐かしい!」

と講師としては嬉しくなる。

立派になったなぁ、
よりステキになったなぁ・・・。

・・いや、別に私がそこに貢献しているわけではなく、
現場でもまれて、ご本人も頑張って、
今があるわけで。

「お久しぶりですー」
「ご無沙汰してますー」

と、笑顔で会いにきてくださる入社数年目の皆さん。

こういうの、本当に嬉しい。

講師冥利に尽きる。

皆、幸せで楽しく働いていてくれたらいいなあ、と母のような気持ちでいる。

「楽しいですよ」

と言われると本当にほっとする。

大変な時代だけれど、お互いに頑張りましょう。
ただただ、そう思う。

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2年ぶりにお会いした元新入社員の方に、

「たなかさん、痩せましたね」

と言われたのも嬉しかった・・と添えておこう。


だてに「変態ウォーキング」をしているわけではないのだよ。ぷぷ。

2014年4月10日木曜日

甥っ子(間もなく5歳)が年中さんになりました

昨日(4月9日)、幼稚園の始業式だったようです。

昨年、年小からスタートした甥っ子は、4月から年中さん。

「かっこいい年中さんになるんだぁー♪」と元気よく張り切って登園したそうです。

私といえば、それを聞いて、

「かっこいい中年さんになるんだぁー♪」

と思ってしまったのでした。

幼稚園が楽しいっていいことですね。

学校でも会社でも、通う場所は「楽しい」に越したことはない。

社会というのは、いろいろなことがあるけれど、それでも、「楽しい」が一番です。

苦しくても、どこかに「楽しい」がないとやってられない。

自分が見つける。
誰かに教えてもらう。

とにかく「楽しい」場所、時、もの、人を見つける。

そうすれば、なんとか生きていける気がします。

2014年4月1日火曜日

消費税増税前夜祭に何をしたらいいかわからなくなり、本を20冊くらい買ってみた

2014年3月31日。

1986年3月31日に新卒でDECに入社してから、社会人29年目に突入。

ほんの腰かけ気分で就職し、「3年持てばいいほうだ」と自分で思っていたのに、気づけばこんなに長くひとところで働くことに。現在所属している企業は2社目だが、DECのEducation部門の売却によりできた会社だったので、「転職」というよりは「転籍」なのである。

さて、そんなことより、消費税だ。

3月31日は、消費税増税前夜。

帰りがとても遅くなり、まだ空いているドラッグストアに立ち寄ってみると、トイレットペーパーなんか完全になくなっている。

日本人には「オイルショック」の時の焦りがDNAとして刻まれているのかも知れない。

かくゆう私も、昨日は買わなかったものの、3月中は何度もトイレットペーパーを買い、気づけば自宅に60玉も所蔵することとなっている。

ま、これで何があっても当分安心だ。

紙といえば、紙の本。

23時半ごろ、とつぜん、Amazonなどをサーフィンし始め、長年買おう、いつか読もうと思っていた本をぽちぽちと手当り次第カートに入れまくり、最後にワインをいっぱい飲み干して、その勢いで「OK」ボタンを押してしまった。

ほぼ20冊の本を20分くらいの間に選んで買った。

すごい、すごい。

積読がまた増えるのだけれど、今年は昨年より本を読もうと思い、そして本当に読んでいるので、こういう積読も嬉しい。

積読を崩していくのも楽しい。

ところで、話は違うが、

「消費税増税3%分」の「削減」生活というのを考えた場合、もう一つ、「体重」も3%減を目指したらいいのではないかと思い至った。

私の場合なら、1.5㎏くらいなので、ちょうどいい数字でもある。

身体が1.5㎏減になれば、それを支えるべきエネルギーもまた減るはずなので、食べたり飲んだりする量も減り、結果的に、3%の増税分を肉体改造でカバーできてしまうのではないだろうか?

・・・なんてことをあるSNSに書いたら、女性たちから大絶賛されてしまった。

2014年4月1日。

相変わらずな私なんである。

2014年1月4日土曜日

4歳甥っ子の「お買いものごっこ」

2014年、新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

年末年始は、町田の実家で甥っ子(4歳7か月)と過ごしました。

「レジスターセット」がサンタさんから届いたらしく、お買いものごっこを一緒にしました。紙のお札、紙のコインを持ち、かごに商品を入れると、「ぴっぴっ」とバーコードを読み取る(風)なおもちゃです。


「これをお願いします」
「ありがとうございます」 (ぴっぴっ)
「660円です」
「1000円でお願いします」
「1000円ですね。おつりをあげます」
レジから大量のお札とコインをくれる
「17000円以上ありますけど、いいですか?」
「はい、いいですよ。ありがとうございました」


「今後は、これとこれをくださいな」
「ありがとうございます」 (ぴっぴっ)
「670円です」
「ぴったりあります。670円です、はい」(コインを渡す)
「ありがとうございます。おつりをあげます」
「えーーーーっ。おつりですか?」
レジから大量のお札とコインを取り出して、渡してくれる
「はい、おつりです」
「13000円以上ありますけど、経営は大丈夫ですか?」
「大丈夫です。ありがとうございました」

・・・・・・

買い物すればするほど、手元の金が増えるぞ。

このスーパーがうちの近所にあったら、何度でも買い物に行くのだが・・・。


・・・・・こんな風に「計算がおかしい」という楽しい遊びもあと1年くらいかも、ですねー。

子どもの「その時々」を十分楽しまなければと思います。

子どもは、大人にたくさんの思い出を作ってくれる存在です。