2009年7月10日金曜日

旧ブログ記事:大学に行こう(のその後)(2009年7月10日掲載)

4月から通っていた大学の春期講座(公開講座)が終了。教授を交えて打ち上げがありました。

大学には週1回、10年通っていますが(99年秋期から)、今期は火曜日と木曜日、と週2コマをとっていたので、1日おきに通学することになり、なかなか大変でした。

仕事のやりくりなど、同僚に協力していただいたことも多々あります。(たとえば、「夕方以降の会議は火曜、木曜以外にしてほしい」など。)感謝します。

火曜日では、「モチベーション」、
木曜日は、「1929の大恐慌へと至る歴史と大暴落当日の出来事」を学びました。


「モチベーション」の最終回で、先生は、こう締めくくりました。 

「色々な研究結果から結論をひとつ出すとすれば、仕事が自分にとって有意義であること、が大切なのだ----。ここまでが大学の授業の範囲で、ここから先は、皆さん実務家がそれぞれの場でどう生かすかを考えていってください。」

・・・・・・・

「仕事が自分にとって有意義であることこそが大事」という締めくくりを聞き、クラスメイトが、「今の自分のことを言われた気がする。これで授業は終わるけど、これからそのことを自分なりに考えてみたいと思った」と、駅までの帰り道にぽそっと。クラスメイトは20代から70代。60歳で引退してから大学で学び始めたという方も。

「これまでの社会人人生の知識や経験を一度整理してみたいから」と学ぶシニアな方もいらっしゃれば、先のクラスメイトのように「自分の今抱える閉塞感を学ぶことで打破できないか」と考えて来ている人もいます。

私は、色々学びたいから、という理由もありますが、何よりも、「仕事以外の人間関係」「自分の半径数メートル以外の物の見方、考え方、捉え方」を得られる場として貴重だなあと思っています。

公開講座ですから、毎回、1から申し込んで座席を確保するのですが、私のように、同じ教授に10年師事しているメンバが多いので、先生は、授業の終わりに、 「来期は、●●がテーマですから。では、また秋に」とおっしゃいました。

「リピーターが前提」のご挨拶に、一同笑ってしまいました。

もちろん、そういうリピーターに加え、毎回、新しい参加者もいて、今期も新たな仲間もできました。また秋に逢いましょう。 →クラスメイトの皆様。

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先日研修でお邪魔した企業で、入社2-4年目の若手の方に「終了後、飲みに行きませんか」と誘われました。
普段個人的には接点のない23歳~25歳くらいの若者との会食は、とてもとても楽しいものでした。

途中で、「大学に通っているんです」という話をしたら、「詳しく聞かせてください!」と。で、説明。後日お一人からメールをいただき、「何か勉強したいと思っていたのですが、ハードルが高く、 リーズナブルに、マジメに勉強できる場が大学にある知り、調べてみようと思いました」といったことが書いてありました。

学生の時、なんでもっとマジメに学ばなかっただろう、と後悔することって誰でもあると思いますが、社会人になったからこそ、学びたいことが明確になる面もあります。

私が通学していることが20代の方になんらかの情報提供になったのなら、それはとても嬉しいことです。

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