講師(インストラクタでもトレーナーでもよい)がよく見る夢といえば、
●教室(お客様先)にどうしても到着できない! (寝坊やら様々な理由で)
●研修が終わらない! (テキストの最後まで行き着けない)
●受講者が怒っている! (なぜか怒っている)
がBest3に入るのではないかと思うのだが、どうだろう?
「到着できない」というのは、同僚も「よく見る」と言うので、たぶん、1位だとは思う。
たとえば、「起きたら、既に午後で、今日は朝9時から研修のはずなのに、自宅にTELすらかかってきていない。なぜ、大騒動になっていないのだろうとフシギに思う」とか
「電車をどう乗り継いでも、目的地(お客様先)に着けない。もう午後4時。あと1時間くらいしかないのに、誰からもケイタイにTELもかかってこない。いったいどうなっているのだろう?」といったもの。
「教室に足を踏み入れると、全員が後ろ向きに座っていて、前を向くようにお願いしても言うことを聞いていただけない」とか
「講義中、お一人が『オレは帰る』と言い出し、何に怒っていらっしゃるのかわからず、おろおろすると、他の方たちも『私も』『オレも』とぞろぞろと教室を出て行ってしまう」なんていうのもある。
「怒っている!」は、さすがに最近見なくなった。
一番多く見たのは、やはり20代の頃である。ということは、今思えば、何か、自信がなかったのだろう。相当勉強もしたし、家に資料を持ち帰って夜中まで読んで、一人でぶつぶつしゃべって「リハ」したりしても、最後の最後で何か確信が持てるまでにはなっていなかったのかも知れない。
怒られたらどうしよう、参加者が不満足のまま終了することになったらどうしよう、と不安を抱えた状態で床に入るので、夢も「怒られた」というものになってしまったのだと思う。
「到着できない」は、ベテランになってもたまに見る。これは、自信とか経験とかそういうことに無関係で、「もし、起きられなかったら」と思ってしまうのが理由のような気がする。
どの職業でも、決まってみる夢があるんだろうなあ。他の職業についている方がよく見る夢というのを色々なパタンで聞いてみたい。
ところで、インストラクタ(講師でもトレーナーでもよい)の「職業病」のひとつに、「人前で話す時、全員とのアイコンタクトを取ってしまう」というのがある。
講義の時は、これが出来ないとダメなのだが、場合によっては、妙に手馴れた印象を与えてしまうことがある。
その最たるものが、結婚披露宴である。
ある先輩は、自分の披露宴の最後に「新郎挨拶」としてマイクを握ったら、全体に満遍なくアイコンタクトを取りつつ、やたらと堂々と挨拶をして、ちょっと初々しさがなかった、と後日、自ら反省の弁を述べていた。(この先輩は、結婚した時25歳くらいだったと思う)
私もスピーチなどを頼まれると、友人の一人として、おどおどと多少か細い声でも出して、下を向いたりして恥ずかしそうに話せばよいものを、端の席まで全体にアイコンタクトを取りつつ、堂々とちゃきちゃき話してしまい(20代の頃の話です)、あとで「しまった」と思ったことが何度かあった。
冒頭の「夢」と同じように、この「全体にアイコンタクトとって、堂々とスピーチ」も同僚たちは必ず経験しているはず。
そして、これまた異職種の「職業病」も聞いてみたい気がする。
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