都議選があり、投票所になっている近所の小学校に行きました。
お、校庭は今でも砂埃が舞っているんだなーと、懐かしく思いました。ありんこ、歩いているし。池には金魚が泳いでいたし。
正門近くに「●●通信」(たぶん、親御さん向けのもの)が貼ってあったので読んでみると、社会科の先生が一文を寄せていました。
「社会科(歴史、地理、公民の三教科)に共通して必要とされるのが「読解力」と「言語活動」である。」といったことが書いてありました。
●資料などから社会の情勢などを読み取る力・・・読解力
●自分が理解したことをきちんと文章などで伝える力・・・言語活動
なのだそうです。
読解力も言語活動も「国語」だけの領域ではないとも。
たしかに、「何を言っているのかきちんと読み取る」とか「言いたいことを相手に伝わるよう表現する」というのは、教科(科目)を超えて、普遍的なことではありますよねぇ。
もちろん、教科の本来の中身をないがしろにしてはいけないけれど、知識を学ぶにも、知識を活用するにも、そういうコミュニケーション力は大切なのだ、とおっしゃっていると解釈しました。
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上記とは全くつながりない本の紹介。
3-40代の女性に特に読んでみてほしい、と思う作品。
★ 奥田 英朗 著 『ガール』(講談社文庫)←文庫になりました!
ばりばり働く女性、シングルマザーで頑張る女性、年下男性部下を持って戸惑う女性、マンションを買おうと頑張る女性・・。様々な女性が主人公の短編集です。
途中、色んな苦労とか困難があっても、終わり方がさわやかで、「頑張ろう」という気持ちになれます。読後感がよいのです。
一箇所、胸をつれた文章があって、それは、
「女は生きにくいと思った。どんな道を選んでも、ちがう道があったのではと思えてくる。」(表題にもなっている「ガール」より))
と言う部分。
クラス会に出て、専業主婦の元クラスメイトと久々の再会。どちらも互いにうらやましい、と思い合っていたことがわかった帰り道の、主人公(シングルのワーキング”ガール”)の独白。
「うーむ」とうなってしまいました。
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