2010年8月18日水曜日

旧ブログ記事:「成人学習」などなど(2010年8月18日掲載)

「成人学習」について。

1990年米国DEC本社のトレーニングで受けた研修を元に日本で開発した「トレイン・ザ・トレーナー」。

日本語訳→さらにローカライズ(日本の文化に合わせて変更)→開講

という流れで製品化したものですが、英語を日本語に変えるだけでなく、箇所によっては、そのままカタカナ語で表現した記述も残してあります。

第2章「成人学習」・・・。オリジナルでは、”Adult Learning"と記載されています。

今では、「マルコム・ノールズ」(マルカム・ノールズ)と言えば、大体通じるかも知れませんが、20年前ですと、日本でわかる人はいませんでしたし、「成人学習」という表現も耳慣れないものだったようです。

新規コース開発をしてから、営業向けに説明会を開いたり、個別に営業担当者に「こうやって売ってほしい」というお願いに行ったりすると出てくる質問に、「ねぇ、ねぇ、”成人学習”って何を教えるの?」(ニヤニヤ)というものがありました。

まあ、もちろん、冗談交じりではありますが、「成人学習」という響きに何か特別な想像をしてしまう人が多かったように思います。

さらに、後半の章には、「AV」という表現が出てきます。これまた今では、Audio Visualの略だと、誰もがたぶん、知っている、わかるはずですが、「AV????」とにやにやされることもまた多々あったものです。

アメリカで受講してきた時、「この研修はスゴイ!日本語化せねば!」と決意し、日本に持ち帰ったのですが、日本語化していよいよ日本企業に売り込みに行くぞ、という段階では、こういった耳慣れない言葉に戸惑う営業が多く、しかも、妙に「ニヤニヤ」されてしまうので、根本からの説明にずいぶん時間を費やしました。

それにしても。

20年前のUSのコンテンツにすでにノールズが載っていたというのは、やはり、画期的な気がしなくもありません。日本の教育学の教科書でまだ見かけなかったのではないかと思います。(記憶はだいぶ薄れているので、自信ありませんが)

あれから20年。

いまは、「成人学習」「Adult Learining」という言葉を聴いてにやつく人は皆無になりました。

隔世の感がありますが、「成人」の「学び」という領域、考え方がある、と広く理解されたことは、人材教育の分野で大きな進歩だと思います。

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