2010年8月6日金曜日

旧ブログ記事:「よく電話がかかってくる人リスト」の効果(2010年8月6日掲載)

OJT担当者ワークショップの参加者から、いろいろなメールを頂戴することが増え、研修内容がどのように現場にフィードバックされているのかを教えていただけるので大変ありがたいなあ、と思っております。

先日、ある企業のOJT担当者向けワークショップで、以下の事例を披露したら、早速取り入れてみた!という報告をいただきました。効果があったそうです。

●ある企業で長年続いている習慣。新入社員が配属される直前に先輩達が集まって、「この部署によく電話がかかってくる方のリスト」を作成する

●そのリストには、
「ABC社D課長 → X課長 (QQQプロジェクトの件)
EFG社H主任 → Z課長 (RRRサービスの件)」などと記載されています。

●新入社員が配属されたら、すぐにこのリストを渡す

これは何を狙ったものか?

●電話を取っても相手の名前も名指し人の名前もなかなか聞き取れないものだが、リストがあることで「あ、この人だ」と落ち着いて対応でき、聞き間違いも減る
●電話を下さったお客様にも何度も聞き直したり、聞き違えて取り次いだりという失礼なことをしなくて済む

・・・

電話を取るのが怖い、だから、なかなか取らない、という新入社員が多いようですが、このリストがあることで、不安が払拭できるそうです。

冒頭の話に戻ります。

研修でこの話を聞き、オフィスに戻って早速「よくかかってくる人リスト」を作成、新入社員に渡したところ、それまでなかなか電話を取らなかった新入社員がその日からちゃんと取るようになったそうです。

効果てきめんでした!とのこと。

「よく電話がかかってくるリスト」というアイディアも素晴らしいと思いますが、その話を研修で聞いて、早速実践してみたという先輩のあり方も素敵です。

何かを変えようと思ったら、行動を変えてみるしかないですから。

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「よく電話がかかってくるリスト」の話は、このブログでも一度紹介していますが、1年以上前だと思うので、新たに書きました。

いい事例は普遍的です。

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