2010年8月26日木曜日

旧ブログ記事:「私はコレでチームに貢献します」(2010年8月26日掲載)

グループワーク中心の研修で、最近、新しいワークを思いつき、何度か実施してみましたが、予想以上に効果的だったのでこのブログで公開します。(ナイショにするほどのことでもありませんし)

グループ内でのメンバの立ち位置というのは、難しいもので、最初に発言すると「目立ちたがりと思われるのではないか、異議を唱えたら、「腰を折るヤツだなあ」とにらまれるのではないか、など、不安が心に渦巻いてしまうものです。

互いが初対面同士という公開コースだけではなく、一社向けの研修でも少なからずそういう気持ちが湧き上がってきてしまいます。

やはり、日本人は、「空気を読む」「周囲をよく見る」というのが得意なので、どうしても、「人は人、私は積極的に発言するもんね」「おかしいと思ったら、すぐ疑問を呈するもんね」とはならないのですね。

そこで。

研修の早い段階でグループメンバ同士で知り合う自己紹介をする際、名前、仕事内容、立場、参加目的などを共有した後、1つワークを追加してみました。

白紙1枚とマーカー1本を手に持ち、「私はコレでチームに貢献します」を1つだけ書いていただくことにしました。

それだけではなく、全員書き終わったら、メンバに対して、
         「私はコレでチームに貢献します」
と宣言していただきます。

このワークをここ1ヶ月ちょっとあちこちの研修で実施してみているのですが、予想以上に効果的なのです。

宣言される内容は、以下のようなものです。

●「私は、最初に発言します」
●「私は、雰囲気を和らげます」
●「私は、まとまらなくなった話をまとめる努力をします」
●「私は、タイムキーパーをします」
●「私は、発言に対して拍手をします」
●「私は、ご用命とあらば、皆さんのお茶を買ってきます」

・・・・

これを最初に宣言しておいていただくと、「宣言したんだし、最初に発言してもいいよね」「宣言したんだから、最初に行動を起こして当然だよね」という気持ちになるようです。

2日以上の研修の場合は、2日目にも「あなたが宣言した貢献項目はなんでしたか?」と思い出していただいてからワークに入ります。

これ、きっと、プロジェクトのキックオフミーティングでも使える方法だと思います。

●「私は、疑問があったら、躊躇せずに尋ねます」
●「私は、宴会部長を務めます」
●「私は、火消しをやります」

などなど。

お試しあれ!

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