「ガチ」という表現そのものが、その時点では旬だったようで、今年は、まず「ガチで」という言い方自体をほぼ聞かなくなりました。
とはいえ、「ガチで」のような、その時々の若者言葉、話し言葉を、職場での、それも真面目な会話中に使ってしまう若手社員はたまにいるものです。
頭ごなしに注意しても、「それが職場にそぐわない」と気づいていないか、あるいは、そもそも自分がそういう言葉を遣っていることすら自覚していないこともあります。
こんな例があります。
先輩:「あのさー、まじっすか、って何度も言うけど、感じ悪いから直したほうがいいよ」
後輩:「おれ、そんな言葉遣ってないっす」
先輩:「その”っす”ってのも、一部だけどね」
後輩:「そうっすか」
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ちょっと脚色してますが、まあ、こんな会話、ありそうでしょう?
言っているのに気づかない、悪いとも気づかない、となると「やめなさい」「表現を変えなさい」では対応できないと思うのです。
ではどうするか。
「私、そのまま真似してみることにしました。」というベテランさんに会いました。
後輩:「これ、まじっすか?」
先輩:「まじっすね」
後輩:「ヤバクないっすか?」
先輩:「ヤバいかもしれないっすね」
・・・・
こうやってひたすらリピートしていたら、そのうち、後輩が気づいて、徐々に「若者言葉が減ったとか。
他人に言われ、自分の耳に入ってきた時、初めてその言葉を「客観的」に捉えられたのかも知れません。
これを、 「若者言葉撲滅!オウム返しの術」 とでも名づけましょう。
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