2010年10月31日日曜日

旧ブログ記事:「朝イチメール読者さんと”大人の忘年会”」日程決定!(2010年10月31日掲載)

昨日、ここでちらっとお伝えした「朝イチ読者さんと共に」のイベント2回目。「大人の忘年会」日程が決まりました。

【朝イチメール読者さんと”大人の忘年会”」

●2010年12月3日(金) 19時~ 都内某所(未定)

参加者:
カトラーさん、Mプロデューサー、ワタクシ田中淳子+読者の皆さま。

「参加したい」「参加できるかも」「参加するかも」など、現時点での希望をTwitterでお寄せくださいませ。

なお、ツイートは、大勢に公開されているものなので、個人情報(本名、メルアド、TELなど)を書かないようお気をつけくださいまいませ。

詳細決まり次第、「DM(ダイレクトメッセージ)」にてご案内申し上げます。

現時点で、「10人」くらいの方が「できれば参加したい!」とおっしゃっていたので、大勢になりそうですし、今度こそ男性も参加になりそうです。

田中淳子

2010年10月30日土曜日

旧ブログ記事:「愛される仕事」(2010年10月30日掲載)

昨日(10/29)、朝イチMプロデューサーと、執筆者のお一人カトラーさんが来社され、私が担当する「コーチング」のクラスを見学してくださいました。

終了後、1時間ほど談笑し、先日(10/16)に開催した「朝イチ大人の遠足」のことや、その場で読者の皆さんがおっしゃっていたこと、中継していたTwitterに寄せられた多くのコメントについて話しました。

「朝、あのメールを見て、元気が出ました。」
「あれを読んで、今週も頑張ろう、と思えました。」
「朝イチがきっかけで政治経済に興味を持ちました。」
「朝イチで共感できることが沢山あって、勇気付けられました。」

電車の中で読んで、すぐ感想を送ってくださった方。
職場が圏外だから、と受信してから、トイレでこっそり読んでました、という方。

遠足に参加してくださったり、それをTwitterで見守ってくださったりしている方は、コアなファンであるには違いないのですが、それでも、配信が終了してもう4ヶ月近く経つというのに、今でもそうやって思い出を語ってくださることに胸が熱くなった、とMさんに伝えました。

Mさんも「そこまで言ってもらえて、終わった今でもずっと思い出してくれているというなら、あの仕事はやってみてよかったんだなあ。それだけでやった価値があったんだなあ」とシミジミしてました。

「愛されるサービスを提供したんですよ、きっと。たった1年だけのものだったけど、それだけ多くの人の心に残ったのですよ。」と。

「愛される仕事」の場に私も立ち会えて、本当に幸せでした。

・・・Mさんとは、最後にこんな話も。

「山口百恵が伝説になったように、”朝イチメール”も伝説になったりして。”昔、朝イチメールという1年間限定のメルマガがあってね、あれはね”とずーっと語り継がれる・・・と。」

あるかも知れませんね(笑)。

日経BP社内でもおそらく初挑戦の仕掛けが多数盛り込まれていたのであろう『朝イチメール』。

今でもこんなにも愛されているなんて。

皆さん、本当にありがとうございます。

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というわけで、「大人の遠足」に続く「朝イチイベント」を企画します。

11月下旬~12月初旬の金曜夜、都内で「朝イチ大人の忘年会」を開く予定です。
日程、場所など決定したら、Twitterとこのブログでご案内します。
今度は、Katolerさんだけでなく、Mプロデューサーも参加できる日程で開催です。

ぜひ、ふるってご参加ください。

**** 補足「日経BPモバイル・朝イチメール」とは***

2009年7月~2010年7月まで配信されていた日経BP社のケイタイ用無料メルマガ。

月~金で5人の異なる執筆者がコラムを配信。

田中は、当初水曜日担当。4月から月曜日に移動。
2010年4月~7月までは、月、水、金の週3配信に変更。

最終の執筆陣の体制は、
●月:田中淳子「コミュニケーションのびっくり箱」
●水:Katoler「マーケティング言論」
●金:コータリン(神足裕司さん)「蛇の道はへび」
でした。

配信終了後は、読者の皆様とTwitterを通じて交流が続いています。
田中がTwitter上で「asaichi-mail」というリストを作って読者の方を取りまとめています。

また、ハッシュタグは #asaichi_mailです。

ご興味があれば、ぜひ、Twitterものぞいてみてくださいませ。

*田中のコラムの中に出てきた「ぱつぱつパンツ」が最近になってTwitter上で話題になっており、最近は、「ぱつぱつパンツ(c)」「PPP(c)」と表現することが流行っております(笑)

2010年10月28日木曜日

旧ブログ記事:自分とは違う誰か。(2010年10月28日掲載)

40代50代の管理職の方に「若手育成の大切さ」に加え、細かいノウハウなどをお伝えするような研修というのがありまして、ま、もちろん、講義だけではなく、ロールプレイしたり、思いのたけをディスカッションしたりという、双方向のものなのですが、そこで出てくる意見として、こんなのがあります。

「どうして、いまの若い人は、ここまで懇切丁寧に構わなくてはならないんだ?」
「ここまでしないと育たないのか」
「俺たちの若い頃は、誰も育ててなんかくれなかった」
「放置されたし、背中を見て、学んだもんだ」
「いろいろな苦労を乗り越えて、いま、ここにいるのに」

・・・

全員が全員ではありませんが、部課長として活躍されている方で40代以上となると、こういう感じのことをおっしゃるケースが少なくありません。

たとえば、

●部下の話を傾聴したり、共感したりしましょうよ
とか
●たまには承認してあげたりして
などと言ったら、

「俺は、承認なんかされなかった」
「褒められたりしなくても、育った」

と抵抗されるのですね。

・・・・・(上記の話は、このブログでも再三述べていることではありますが)

それで、ふと思うのです。

「誰にも承認されなくても、褒められたりしなくても、誰も何も教えてくれなくても、背中を見て自分で成長した」というのは、ある面で正しいかも知れない。

そういう「才」のある方たちだから、人から頭ひとつ飛び出して、マネージャになっているのでしょう。

いわゆる「出世」というものをしている方は、放置しておいても育つのかも知れないし、放置されていると思ったら、案外上手に周囲を巻き込んで、意見を言ったり、意見をもらったりしながら、成長する「力」を持っていたに違いないのです。ある意味で「如才ない」というか。

が、全ての人がそうではないわけで、誰かが構ってやらないと、芽が土の外に出てこないタイプもいるかも知れない。

だから、若い頃から実力があって、それが評価され管理職になった方は、自分と同じレベルで相手を見るのでなく、「自分とは違う」タイプがいることを受容することも必要なんじゃないか、と思うわけ、です。

以前、「若手は全員が”サボテン”ではなく、水をやらないと枯れてしまうような”チューリップ”みたいなタイプもいます。承認したり、声掛けたり、といった”水”が欠かせないんですよ」とお話ししたら、

「田中さん、俺たちは、”サボテン”が欲しいんだけど」と反論されたことがあります。こうおっしゃる、マネージャになった皆さんは、サボテンだったかも知れない。だけれども、みんながサボテンではない。

それに、サボテンだったかも知れないマネージャだって、もし、もっと”水”を与えられていたら、さらに気持ちよく仕事ができていたかも知れない、のではないかしらん?と思ったり。

「私とは違う誰か」。

皆が自分とは同じじゃない、ということはついつい忘れがちだけれど、たまに思い出しておかねばなあ、と思う、この寒い朝であります。

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東京の最高気温は10℃くらいらしい。
Twitterでフォローしている北海道の方は、「積雪!」つぶやいていました。

全国的に寒いのですね。

おーい、「秋」。
私は、君にまだ用があるぞ。

I miss you, Aki!

2010年10月27日水曜日

旧ブログ記事:中間管理職はつらいよ。(2010年10月27日掲載)

ちょっと前のこと。「部下とのコミュニケーション力を強化すべし」という企画がありまして、外部講師としてとある企業に招かれました。

さぞや、「きちんと傾聴できない」とか「自分の言いたいことだけを一方的に言っておしまい」といった方ばかりがお集まりになるのだろう、と想像していたら、とんでもない。

皆さん、「他者の話を落ち着いて、じっくり、丁寧に聞」き、「自分の言いたいことは簡潔に、押し付けがましくなく伝」えることができていました。それはそれはお上手なのです。

そこで、はた?と悩みました。

『今日集まった方は、どちらかというと、部下とのコミュニケーション力が弱い点をなんとか克服し、改善しよう、という思われている方のはず。なぜ?』と。

参加者の方にも正直に申し上げました。
「皆さん、ホントに上手ですね。よく聞けているし、共感もしているし、おっしゃっていることもわかりやすいし。素晴らしい。」

すると、何人かの方がこう応じました。

「これがねぇ、仕事中にできるといいんだけど。」

・・・・・

なるほど。さらに聞くと、

「上からあれやれこれやれ、あれはどーなっているんだ、これはこーだろー、と次々プレッシャーがかけられる中、部下から些細な相談ごとなんか来ると、ついいらっとして、『あとにして』と冷たく反応したり、キーボード叩きながら聞いちゃうことも多々あるんですよね。普段できるかどうかが問題なのだなあ・・・。」とのこと。

それで思ったのですよ。

中間管理職は、何かと槍玉に上がり、やれ、「部下の話を傾聴しろ」だの「わかりやすく説明しろ」だの「部下のやる気を引き出すようにしろ」だの「キミ自身もモチベーションを維持しろ」だの、あっちからこっちから言われて、もう大変です。

部下のケアもあるけど、自分も目標があって、それを「プレイングマネージャー」というていのいい言葉でごまかされ・・・。やってらんないよ、ってことじゃないか、と。

中間管理職のコミュニケーション力が低い、とした場合、本当に低いのではなく、そのスキルを発揮できないほど、追いつめられていることはないのか?を考えてあげる必要があるのではないでしょうか?

「わかっちゃいるけど、できない」というほど、いっぱいいっぱいだとしたら、それをサポートしてあげることができるのは、さらにその上の上司だったりすると思うのだけれども。

でも、上の、たとえば、部長などは、そんなこと配慮してあげなかったりするんですよね、これが。

・・・

ホントに、「中間管理職はつらいよ」と思った出来事でした。

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薄々お気づきかも知れませんが、ブログの書き方をちょっと変えました。文体とか文字の大きさとか。ちっちゃなことですが。

2010年10月26日火曜日

旧ブログ記事:「上司に対する鑑識眼が育っちゃって」(2010年10月26日掲載)

先日担当した「リーダーシップ強化ワークショップ」でのことです。(この研修は、「本研修」+約1ヶ月の実践期間+「フォローアップ」で成り立つ、アクションラーニング風の構成になっています)

フォローアップ研修で、「この1ヶ月で何を実践し、何を学び、何に気づきましたか?」を話していただきました。

すると、「あ、内容ではないことですが」と断りつつ、こんな風におっしゃる方が。

「この間の研修で”リーダーシップ"の考え方やポイントを学習してから、やたらと他人の言動が目に付くようになって。”ああ、この人は、こういう考えでこういう行動を取っているんだな””すごいな”と思うこともあれば、”このリーダーは、あまり配慮していないな”と思ったりもするようになりました。コレまでは何がよくて何が悪いのか、居心地悪いのか、よくわからなかったけど、知識が頭に入ったことで、他者の振る舞いがびんびんとわかるようになったんです」

なるほど。それはきっとそうですね。

知識があることで、相手を観察する時の基準みたいなものができますからね。

その話を聞いた後、私は笑いながら、こう述べました。

「皆さんは、上司や先輩、リーダーについて、”観察眼””鑑識眼”が養われたとおっしゃいました。あれはいい、これはいい、と見極める基準が知識として得られたから、と。それって、逆の立場もありうるってことを意識しておかないといけませんよね。今度は、皆さんが、さらに後輩から”あの先輩、できている”とか”あの先輩、リーダー研修を受けた割に何も役立てていないようだ”などと思われてしまうこともあるわけですから」

その場にいた全員が、「そういわれてみればそうだなぁ」と深くゆっくりうなずいていたのでした。

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さて、本日より職場復帰です。10/7(木)に出社して以来、社外での仕事のはしごをしたまま、秋休みに突入してしまったので、およそ3週間ぶりのオフィス。

9/20ごろ移転したこのオフィスに出社するのは、まだ4回目、という新参者です(笑)。

どこに何があるか、新しいルールはどうなっているか、遅ればせながら学習しているところです。

新しい組織に入ったばかりの人は、だれでもこんな思いをするんだろうなあ、と疑似体験している気分です。

2010年10月24日日曜日

旧ブログ記事:何も決めない9連休。(2010年10月24日掲載)

土日含めての9連休。当初「夏休み」と呼んでいましたが、途中から「秋休み」に改名したので、なんだか余計に十分堪能できました。

旅回り続きから休暇に入ってしまったので3週間くらい休んだような感じすらします。(しかも、明日の復帰1日目も社外でのお仕事です)

たいてい10月に夏休みを取ります。理由は単純で、「真夏は会社で仕事しているほうがまし(涼しい、楽)」だから、です。

何も計画を立てず、起きてから考える、という無計画・ビジョンゼロの休みです。いつもそうですが、今年は特にホントに行き当たりばったりで過ごしました。

そしたら、とても気分がいい。とてもとても清々しい。

目覚まし時計を止めて、自然に目が覚めるのに任せる。ま、どうせ5時ごろ目覚めるのですが。

最低限の約束以外は、誰とも何も決めておかない。時間を決めずに過ごす、のはとてものびのびしました。

普段は、これでも意外と時間に追われていたんだな、と思ったのです。(そんなに忙しい人間ではない、にも関わらず)

短距離であれこれあちこち行ってみましたが、腕時計を一切見ることなく、来た電車に乗って、のんびり気ままに。

そんな中、朝イチの読者さんたちとの遠足やら初対面?の方達との食事会、など、新しい”人との出会い”も体験できた秋休み。

明日からまた元気に仕事を再開します。

休暇中、色々サポートしてくれたであろう同僚に感謝。

もうひとつ。前から自覚していましたが、つくづく「一人でいることが好き」な人間だということもわかりました(笑)。

2010年10月22日金曜日

旧ブログ記事:拙著『はじめての後輩指導』を紹介していただきました。(2010年10月22日掲載)

最近オトモダチになった大木豊成さんが、拙著『はじめての後輩指導』についてブログで紹介してくださいました。

ブログ【走れ!プロジェクトマネージャー!】
http://blogs.itmedia.co.jp/tooki/2010/10/post-674e.html

ありがとうございます。→ 大木さん。
http://twitter.com/kumaboo/status/28064206367

大木さんの会社は、スマートフォンの法人導入支援をなさっているそうです。以下が会社のHPです。

【イシン株式会社】
http://www.jinzai-ikusei.co.jp/



2010年10月21日木曜日

旧ブログ記事:縁は円だなあ。(2010年10月21日掲載)

縁がつながっていくと円になるなあ、と思うことがたびたび起こります。

ここ数年、よくあるのです。長く仕事をしてきたから、かなとも思います。

たとえば、15年前に担当した研修に一受講者として参加していた方が、その後転職され、人材育成の担当管理者になって、田中を指名してくださる、とか。

たとえば、ある企業に出向いて研修を担当しようとしたら、そこに20年前、私をアメリカに送ってくださった当時の上司が受講者として座っていた、とか。

たとえば、8年前に書いていた連載の読者で、その後ある講演を聴講してくださった方とTwitterで再会し、ご本人ともお目にかかってしまう、とか。

たとえば、その席で紹介された別の方が書いた本を買ってみたら、巻末に掲載された対談の相手が私が以前書いた特集の担当編集者で、「同じ編集者と仕事をしたことがあったんだ」とわかる、とか。

特に、Twitterを始めてから、このスピード感が加速していて、「発見する/発見される」から「交流が生まれる」まで、と、「交流が生まれる」から「交流がさらに広がる」までにあまり時差がない。

驚きます。

縁と縁がどんどんつながっていくと、円になるよねー、と思う秋休みの1日。

 「縁は円」

============

「この時期に夏休みもないんじゃないか」と指摘を受けたので(社外方面から)、思い切って、今日から「秋休み」と命名しました。

というわけで、本日が「秋休み」初日で、あと4日残っています。ふふ。

2010年10月20日水曜日

旧ブログ記事:「朝イチ大人の遠足(10/16)」まとめ(トゥギャった)(2010年10月20日掲載)

2010/10/16(土)に開催した、「朝イチメール読者とともに”谷根千”大人の遠足」のツイート模様を時系列にまとめました。

Twitterをご覧になっていない方もいらっしゃるとのことでしたので、ブログでもご案内いたします。

朝イチ大人の遠足(まとめ)】
http://togetter.com/li/60776

☆参加した方は、思い出に浸り、参加できなかった方は、思いを馳せてみてください(笑)。
☆☆「第二弾」は企画しております。実現するかどうかは未定ですが。

*** 追記(2011年6月5日) ***

この後、12/3に「夜の遠足&宴会」、2011.3.10には「名古屋会」、2011.5.5には「イチゴ部部会」、2011.6.3は「関西支部会」など続々と。凄いなー。

どんどん増殖している・・・・。

旧ブログ記事:「そんなもん、自分で考えろ!」(2010年10月20日掲載)

夏休み5日目♪の田中です。秋ですが。

夕べ、Twitter上で反響があった 「そんなもん、自分で考えろ」 について、改めて、このブログで。

きっかけは、ある方に、冗談で「●●について問い合わせが来ていますが、どう返答しましょう?」と呼びかけたらところ、返信に「そんなもん、自分で考えろ、とお伝えください(笑)」と書いてあったこと。

そのまんま、
「そんなもん、自分で考えろ」ってステキだ。
と私がさらにつぶやいたところへ、どどーっとコメントが来たのでした。

「よく上司に言われた」とか「そうそう、賛成」といったものばかり。

・・・・・

「どうしたらいいですか?」「あなたはどうしたいの?」という展開が、通常「コーチング」と呼ばれる技法で繰り広げられる会話です。

が、 なんでも「あなたはどうしたいの?」と質問返しをするだけでいいんだろうか、と思うこともあり。 そんな時、このセリフ、案外イケルんじゃないか、と。

「どうしたらいいですか?」
「そんなもん、自分で考えろ」

・・・ だって、たとえばですね。
「どうしたらいいですか?」
「それはね、こーしてーあーして」
「いや、それはもう考えたんですけど」
「じゃ、こーしてあーして」
「それは、ちょっとボクには難しい」
「じゃ、どうしたいんだー」
「だから、それを相談してるんじゃないですか」
なんて展開になって、アドバイスしたってそれを受容し、行動するかなんてわからない。人に言われたことを納得して、すぐ行動に移すことなんてそうそうないと思われる。

だったら、時に、

「どうしたらいいですか?」
「そんなもん、自分で考えろ」 
でもいいんじゃないか、と思ったのです。

いいなあ、これ。

「そんなもん、自分で考えろ」

とても「男前」なセリフな気がします。

========追記========

Twitterで「言葉遣いが好きになれない」というご指摘を受けました。

「そんなもん、自分で考えろ」とまんまセリフで言うわけぢゃ、ありません。
表現はバリエーションがあってよろしい。

ただ、考える前に相談したり、答えだけ教えてくれればいいと簡単に尋ねてしまったりすることは、誰にだってあるわけで、(私だってあります)

そんな時、ちょっと突き放して、「そんなもん、自分で考えろ」と言われると、はっとすることはあるんぢゃないか、と。

以前、先代社長に相談した(というより、愚痴った)時、「で、淳子さんはさ、その話をボクにして、どうしたいわけ?」と笑って言われたことがあります。

これだって、行間を読めば、「そんなこと、自分で考えろ」ととれますよね。反省した一言でありました。

2010年10月19日火曜日

旧ブログ記事:「お疲れさまです」再考(2010年10月19日掲載)

昨日、食事会があり、「お疲れさまです」が再び話題に上りました。

ある方がおっしゃるには、「IT業界」は特に「お疲れさまです」が多い、とのこと。他業界からIT業界に転身された時、強く感じたそうです。

たとえば、上司のところに書類を持って来る時、
「お疲れさまです。これを見ていただけますか?」
「お疲れさまです。こちらにサインを」などと。

「お疲れさまです」と「●●さん」は同義に見える、ともおっしゃっていました。

朝から何度も「お疲れさまです」メールにも「お疲れさまです」。は、本当に私もあまり好きではありません。(なので、私は使いませんが)

この方は、以前、とても多忙な経営者のもとで仕事をしていたことがあり、その際、「上から4行くらいしか読んでいないから、用件は完結に」と教わったそうです。

なので、たとえば、こんな文面だと、自分の意図が相手(経営者であるBOSS)に伝わらない。

「●●さん、
お疲れさまです。
××部のAです。
▼▼の件で、報告があります」

これだけで4行使ってしまう。本題を読んでもらえない。

だから、単刀直入に用件を伝え、意思を理解していただけるように、ということが体験から訓練されたといったことをおっしゃっていました。

たしかに、メールの冒頭にあれやこれや挨拶が続き、本題に入るまでに時間がかかると、忙しい方やいらち(関西弁)な方には読んでいただけないですよね。

ほら、プレゼンテーションでも「エレベータトーク」という表現がありますよね。
エレベータで一緒になった方にエレベータに乗っている間の短い時間で意思を伝える術みたいなことを。

「お疲れさまです」は、単に「朝から疲れてないよ」というだけではなく、文章や話し言葉を冗長にする面もあるかも知れません。(もちろん、「人間関係の潤滑油なんだよぉ」という考えもあるでしょうけれど)

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ところで、10/16(土)「朝イチ読者さんと歩く谷根千ツアー」の様子を参加者のyumijiro71さんが書いてくださいました。

http://bit.ly/bZQ5GE

すごく楽しそう! 私が書いたものより100倍オモシロイ。

日経BP社のMプロデューサーからは、「朝イチがこんなにも愛されていたのか、と感動」というメールが届きました。

Katolerさん、Mプロデューサーとともに、「大人の遠足」または「大人の大宴会」をまた企画しよう!と話しています。今回参加できなかった方、ぜひ、お楽しみに。(告知はTwitter(とこのブログで)行うので、Twitterアカウントがあると便利です。)

上記のブログを書いてくださったyuijiro71さんは、
http://twitter.com/yumijiro71
でつぶやいていらっしゃいます。

エアロビ、ゴルフ、カブトムシがお好きなアクティブで、ステキな女性です。

2010年10月17日日曜日

旧ブログ記事:「日経BPモバイル朝イチメール」読者との東京下町ツアー(2010年10月17日掲載)

昨日から夏休みの田中です。

その夏休み、初日の昨日。10/16(土)。非常に画期的なイベントを開催し、無事、終了しました。

「日経BPモバイル朝イチメール」読者さんと歩く「東京下町<谷根千>ツアー」!(別名「朝イチ大人の遠足」)

水曜日ご担当の執筆者、Katoler(カトラー)さんが、谷根千に大変お詳しいので、ガイドをお願いし、Twitterとこのブログでの呼びかけに反応してくださった読者5人の方と一緒にそぞろ歩きをしました。

11時、根津神社大鳥居の前で集合。カトラーさんは、「朝イチメール御一行様」という手作り看板まで持ってきてくださって。

無事会え、そこから、ぶらぶら、カトラーさんが先導して、女子6人(私はしんがり、で皆様をガード?)ついていきます。

カトラーさんと私はお会いするのが2回目。そのほかは、当然ながら全員、初対面同士です。緊張し、ぎこちないスタートでしたが、歩きながら、朝イチメールの話をしたり、「女子トーク」に花を咲かせたり、カトラーさんの詳細解説、オモシロ解説を受けて路地の成り立ちなどを理解したりしている内に、少しずつ、以前からの知り合いな気分に!

ランチ、お茶と2回の休憩を挟み、17時解散までの6時間。本当に楽しい時間でした。

☆私は、歩きながら、ずーっとTwitterで実況中継をしていました。もちろん、皆さんと会話したり、皆さんとKatolerさんと会話を耳の端でとらえながら。参加したくても参加できなかった読者さんへの感謝の念も込め、また、私自身がお店情報などあとからでも振り返って楽しめるように、と。「話しながら携帯いじっている」という悪い態度の見本みたいでしたが(^^)☆

聞けば、多くの方が、「朝イチメール」でこの5月に「執筆者のTwitterアカウント告知」をしたことがきっかけとなってTwitterを始めたとか。

また、こんな風にネットで知り合った人同士でのリアルな会合に参加するのは、初めてだとか。

「まあ、淳子さんたちが声をかけているので、怪しいことはないかなーと思い、手を挙げちゃいました(笑)」と口々におっしゃっていました。

告知から3日の間に、関東近郊から5人も集まってくださって本当に感謝です。

携帯メールだけを使ったコラム連載、という新しい形態を1年体験し、「私が書いたコラムは、いったいどこのどなたがどんな気持ちで読んでくださっているのだろう?」「どこに読者がいるのだろう?本当に生身の人間が読んでいるのだろうか?」と時に不安になっていたところ、Twitterを開始し、コメントを頂くようになり、だいぶ、安心できるようになりました。

が、さらに、生でお会いすることができ、皆さんがそれぞれの思いで、私の拙文を毎週楽しみにしてくださっていたことを知り、本当に目頭が熱くなりました。(大げさではなく)

水曜から月曜に担当替えがあった時、Mプロデューサーに言われたのは、
「一週間の始まりは、淳子さんのゆるコラムが癒しになるからいいと思う」
ということと、
「3人の中で1番締め切りを確実に守るのは、淳子さんだから」
ということでした。

後者は自信ありましたが、前者は果たしてどうだったんだろう?と不安・疑問でした。でも、「今週も1週間頑張ろうと思えた」「私はこれでいいんだと自信ついた」なんてことをおっしゃっていただき、あんなゆるいコラムでも、働く女性の皆さまの何かに役立っていたのだなあ、と嬉しくなりました。

男性読者や東京以外の読者からも「関西でやって!」「もう一回やって!」と沢山のコメントを頂きました。

(実は、「朝イチ」読者ではない方からも、「ボクも参加したい」「いいなあ」というメッセージをTwitterでは頂戴しました。)

「大人の遠足」・・・。ステキな響きです。

Katolerさんとも話しましたが、もう1回、開催したいと思っています。

また今回のような日中の遠足か。はたまた、平日夜、大宴会!をするのか。

ご希望があれば、また、お手数ですが、Twitterでコメントをいただければ幸いです。
その際は、「朝イチ」の企画・運営責任者のMプロデューサーにも是非参加していただくつもりです。

【昨日の遠足の様子】 (取りいそぎ、田中のTwitterログで)→後日、関係ツイだけ集約します。
<下から読みます。「大人の遠足」と無関係なツイートも含まれております。ご了承ください。>
http://twilog.org/TanakaLaJunko/date-101016

☆URL付きのものは、写真が添付されています。クリックすれば写真も見られます。
谷根千、オススメの店などがばっちり。

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「文章を先に読んでいる」と、書き手のことを色々想像・妄想しますよね。

Katolerさんがとてもダンディなナイスミドルで、お茶目なおじさまだったことに、女性陣、皆さん、驚いたみたいです。

文章からは想像できない風貌!ホント、ステキなのですよ。

私は、「パンツぱつぱつ」コラムから想像していたのとは違って、スマートですね」と言われました(笑)。

ご参加くださった皆様、Twitterの実況中継を各地でご覧くださった読者やその他大勢の皆様、感謝申し上げます。



【KatolerさんのTwitterアカウント】
http://twitter.com/Katoler_Genron


 【田中のTwitterアカウント】
http://twitter.com/TanakaLaJunko

2010年10月15日金曜日

旧ブログ記事:「朝イチメール」読者と巡る下町ツアーご案内♪(2010年10月15日掲載)

出張の連続から東京に戻ってきました。で、実は、明日16日(土)~1週間の夏休みです。

明日16日(土)11時~、「朝イチメール」読者と巡る下町ツアー、と開催することになりました。いきさつは省きますが、Twitter上の会話でそういう展開に。

月曜日に連載されていたKatolerさんが下町に詳しいので、案内役に。田中は旗振り役でもいたします。

現時点で3人の読者さんが参加表明をしています。朝イチをお読みになっていて、Katolerさんと田中と一緒に下町を巡りたい!という方は、以下のTwitterアカウントに反応していただけますか?

「参加します!」とメッセージをいただければ、詳細は、追ってお知らせします。
【告知ツイート】
http://twitter.com/TanakaLaJunko/status/27375606074

↑これに反応していただくと簡単です。

http://twitter.com/TanakaLaJunko

2010年10月9日土曜日

旧ブログ記事:WhyとHowは担当が違うような・・・(2010年10月9日掲載)

時々、「当社のマネージャに対して、”人材育成は大切だ!”という話をしてください。人材育成の大切さを認識させたいんです」というリクエストを頂戴する。

もちろん、このようにお声がけいただくことは大変ありがたい。

ただ、ちょっと待って、とも思う。

「人材育成は大切だ!」という話がどうしてリクエストされたかを掘り下げて伺うと、

●プレイングマネージャーで、自分の仕事が忙しすぎて、部下育成に関心を持っていないんです
●マネージャが、部下を育てることが自分の仕事だと思っていないようです

なんて声が聞こえてくる。

ううーーーーん、わかる、わかる、わかるけれど、やはり違和感が。
私のような、社外の人間に「部下育成」に関する講演や研修を依頼する場合、私たちに期待していただくのは、「How」の部分ではないか、と思うからだ。

「Why」「なぜ、人を育てなければならないか」は、社内の問題、それも、とても大切な問題ではないだろうか。
●部長が部下育成を自分の仕事だと思っていない
●課長が部下を育てる意識がない

・・・
その意識を引っくり返したければ、
●部長にとって部下を育てることは自分の仕事のひとつである
●課長も同様、部下を育てるのは仕事のひとつである

なぜならば、

●当社は今度○年間でこういうビジョンを持って、こういう事業を展開しようとしていて、これだけの売り上げ・利益を目指し、業界でこんなポジションをとっていこうと思っていて、それができる人材が必要で、
●今いるメンバをそこまで育てなければ、こういうったビジョンも目標も達成できないからだ

・・・という明確なメッセージをTOPから出すことが先決だろう。

「なぜ必要か」を説いて、マネージャの意識に「部下育成は大事!私たちの仕事!」と認識させ、その考えを浸透させるまでは、社内の仕事である。(「部下育成の重要性を説いてください。だけど、時間はないのでMAXで2時間で」と言われることも多いが、2時間でそういう考えが浸透することはないだろう。刺激にはなったとしても)

そこまで行ったけれど、「じゃ、具体的にどうやればいいかわからないんです」という時、初めて私の出番だと思う。

「お任せください!色々な企業事例をお手伝いしたり、見聞きしてきましたから、ノウハウは沢山ご提供できますよ」と、こんな風に連携していきたい。

【まとめ】
●人材育成の大切さ、Whyは、社内で、あくまでもTOPなりしかるべき人が説くべし
●人材育成の方法、Howは、自社の過去の事例や社外のノウハウを活用してみる

こんな役割分担ができたら、素敵だと思う。

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出張続きで、新オフィスにまだ3回しか出社しておらず、新鮮です。
20Fのホールからスカイツリーが見えることに感激しました。

すくすく育ってほしい。

2010年10月8日金曜日

旧ブログ記事:やる気の源泉。(2010年10月8日掲載)

こんばんはー。横須賀出張から戻って来ました。

「ワーク・モチベーション」に関する研修でした。JTBモチベーションズさんのMSQ(モチベーションサーベイ)結果を用いたプログラムです。(田中は、Certified Trainerです)

研修の最後にある方から、
「田中さんのモチベーションの素は?」
と質問されました。

考えてみれば、私の「やる気源泉」は、「原点回帰」かなあ-。

初めてアメリカに出張して、アメリカ人に混ざり受けた研修。
それを持ち帰るために出せた、今では信じられないほどのパワー。
社内で賛同者が少なかった時の戦いを乗り越えたこと。

などなど。

「20代の自分ができたのだ。あの時自分はできたのだ」そう思って、再びやる気を再燃させる、ということが多いように思います。

「原点回帰」って、重要だし、役立つと思います。

この話はこのブログかどこかで既に書いたかも知れませんが、「踊る!大捜査線」中で、青島刑事が、捨てた?コートを拾い上げるシーンがあります。

この時、頭に去来するのは、
「刑事になる時、このコートを売ってくれたおじさんのこと」
なのです。

「あの時、オレはこういう思いがあったのだ」と思い出し直す大切なシーンのひとつです。
この職業につく、と決めたのはどんなきっかけだったか?
この会社に入る、と決めたのは何が決めてだったか?
今よりは若い自分が何をなしてきたか?

そんなことを考えてみると、「私もそれなりに頑張ってきたじゃないか」と自分を承認してあげることもできるし、「これからももうちょっとここで頑張ってみるか」と自分を励ますこともできるんじゃないかと思います。

2010年10月7日木曜日

旧ブログ記事:「メモしなくて大丈夫ですか?」(2010年10月7日掲載)

最近(ここ数年、といってもよい)、とても気になっていることがあります。

研修講師として講義を進めている時、全く手が動かない方がとても目立つのです。

「ここ、大事ですよ!」「ここがポイントです。繰り返しますね」などと強調しても、「テキストに補足して、事例を挙げると」と印字されていない追加でお話ししても、手が動かない。

聴いていないわけではないのですが、メモを取らないのです。

もちろん、「メモを取るほどの話じゃない」と思われているのかも知れませんが、それにしても、微動だにしない方がとても多い。増えているような気がします。

私が講演や講義を聴く時は、できるだけ多くのメモを取って帰るので、この光景がフシギでなりません。
「皆さん、ここ大事ですよ」と2回くらい言ってもあまり動きの変化がないため、先日はとうとう「メモ、取らなくていいですか?」と言ってみました。

それでやっと、ペンを持って、線を引いたり、何かを書いたりし始めたのです。

これは、新入社員だけではありません。20代でも30代でも同じです。

勉強する時に、自分の文字で何かを記録しておくのってとても重要です。手を動かすと覚えやすい。考えるきっかけにもなるからです。

デジタルの時代ですが、手書きメモ!も大事です。

2010年10月6日水曜日

旧ブログ記事:芦屋広太さんとお会いした!(2010年10月6日掲載)

『日経コンピュータ』『ITProサイト』などなどで大変有名な、芦屋広太さんとお会いしました。

10年くらい前からヒューマンスキルに関する原稿を書くようになったそうで、私よりも早くからこの分野で情報発信をなさっていた方です。(私のデビューは2002年なので・・・)

これまで、『日経ITプロフェッショナル』『日経SYSTEMS』の紙面上で、芦屋さんとは”ご一緒”していたのですが、生でお会いするのは初めてでした。

しかも、きっかけがTwitter!

ある日突然、芦屋さんらしき方が私をフォローしてくださいました。(フォローというのは、田中のつぶやきを見るよ、とつながってくださることをいいます)

「これは、芦屋BOT(つぶやきを自動的に配信するもの)ではないか?」と怪しんだ(!)私は、すぐ「芦屋広太さんご本人ですか?」と反応。

「そうです、本人です!」というところから、とんとん拍子でお会いするところまで行ったのです。
このスピード感と言ったら、ちょっとわくわくするほどでした。

芦屋さんとは、初対面と思えないほど盛り上がりました。

「日本を、社会をよくするために活動を何かしたいですね。コラボできることを考えてみましょう」という話で終わりました。

しみじみ語ったのは、10年ちょっと前までは、「ITエンジニアにとってヒューマンスキルの重要性を問う声は余りなかった」が、今はそれも当たり前になり、重要だということがわかってもらえて、世の中随分変わってきたなあ、でした。

コラボが具体化したら、ここでお知らせいたします。

【芦屋さんのつぶやき】
http://twitter.com/hongojk

*** 追記(2010年10月6日)***

その後、日経BP社ITpro副編集長・田中淳(あつし)さんの目に、このときのつぶやきが留まり、1.対談 2.往復書簡連載 へと仕事が発展いたしました。

すんばらしぃ。

2010年10月1日金曜日

旧ブログ記事:新しいオフィス:フリーアドレス(2010年10月1日掲載)

新オフィス2日目。環境にもだいぶ慣れてきました。

半分くらいの社員が「フリーアドレス」になりました。朝出社すると、自分のPCや最低限の荷物をロッカーから取り出し、陣取る。

昨日・今日と2日間観察している限りでは、「ほぼ似た場所にいる人」と「全く異なる場所に陣取っている人」に二分されます。

管理職がフリーアドレスで、一般社員が固定席の部署があります。当初、「えー!マネージャがフリーじゃ、どこに上司がいるかわからないじゃないか」という声もあったのですが、これは杞憂でした。

パーティションも全部撤廃したので、端から端までよく見渡せる。社員全員が一望できるのです。
だから、立ち上がってくるっと回ったら、「あそこに上司が」と認識できるわけです。

いちいち荷物をしまい、移動する・・・というのは面倒なのですが、「今日はあの人と打ち合わせしたい」とか「この時間帯はここで集中したい」と考え、移動できるのはメリットですね。

気分転換にもなりますし。

人間、「変化」に対しては「受容」より先に「抵抗」が来るもので、「フリーアドレス?嫌じゃー」とか「パーティションない?大変じゃー」とネガティブな声も聞こえておりましたが、環境適応力も併せ持つので、その辺、徐々に「慣れた」「気にならなくなった」「これはこれでOK!」と捉え方も変わることと思われます。

この変化の先にあるものは、ちょっと楽しみです。