「どうして、いまの若い人は、ここまで懇切丁寧に構わなくてはならないんだ?」
「ここまでしないと育たないのか」
「俺たちの若い頃は、誰も育ててなんかくれなかった」
「放置されたし、背中を見て、学んだもんだ」
「いろいろな苦労を乗り越えて、いま、ここにいるのに」
・・・
全員が全員ではありませんが、部課長として活躍されている方で40代以上となると、こういう感じのことをおっしゃるケースが少なくありません。
たとえば、
●部下の話を傾聴したり、共感したりしましょうよ
とか
●たまには承認してあげたりして
などと言ったら、
「俺は、承認なんかされなかった」
「褒められたりしなくても、育った」
と抵抗されるのですね。
・・・・・(上記の話は、このブログでも再三述べていることではありますが)
それで、ふと思うのです。
「誰にも承認されなくても、褒められたりしなくても、誰も何も教えてくれなくても、背中を見て自分で成長した」というのは、ある面で正しいかも知れない。
そういう「才」のある方たちだから、人から頭ひとつ飛び出して、マネージャになっているのでしょう。
いわゆる「出世」というものをしている方は、放置しておいても育つのかも知れないし、放置されていると思ったら、案外上手に周囲を巻き込んで、意見を言ったり、意見をもらったりしながら、成長する「力」を持っていたに違いないのです。ある意味で「如才ない」というか。
が、全ての人がそうではないわけで、誰かが構ってやらないと、芽が土の外に出てこないタイプもいるかも知れない。
だから、若い頃から実力があって、それが評価され管理職になった方は、自分と同じレベルで相手を見るのでなく、「自分とは違う」タイプがいることを受容することも必要なんじゃないか、と思うわけ、です。
以前、「若手は全員が”サボテン”ではなく、水をやらないと枯れてしまうような”チューリップ”みたいなタイプもいます。承認したり、声掛けたり、といった”水”が欠かせないんですよ」とお話ししたら、
「田中さん、俺たちは、”サボテン”が欲しいんだけど」と反論されたことがあります。こうおっしゃる、マネージャになった皆さんは、サボテンだったかも知れない。だけれども、みんながサボテンではない。
それに、サボテンだったかも知れないマネージャだって、もし、もっと”水”を与えられていたら、さらに気持ちよく仕事ができていたかも知れない、のではないかしらん?と思ったり。
「私とは違う誰か」。
皆が自分とは同じじゃない、ということはついつい忘れがちだけれど、たまに思い出しておかねばなあ、と思う、この寒い朝であります。
========
東京の最高気温は10℃くらいらしい。
Twitterでフォローしている北海道の方は、「積雪!」つぶやいていました。
全国的に寒いのですね。
おーい、「秋」。
私は、君にまだ用があるぞ。
I miss you, Aki!
たとえば、
●部下の話を傾聴したり、共感したりしましょうよ
とか
●たまには承認してあげたりして
などと言ったら、
「俺は、承認なんかされなかった」
「褒められたりしなくても、育った」
と抵抗されるのですね。
・・・・・(上記の話は、このブログでも再三述べていることではありますが)
それで、ふと思うのです。
「誰にも承認されなくても、褒められたりしなくても、誰も何も教えてくれなくても、背中を見て自分で成長した」というのは、ある面で正しいかも知れない。
そういう「才」のある方たちだから、人から頭ひとつ飛び出して、マネージャになっているのでしょう。
いわゆる「出世」というものをしている方は、放置しておいても育つのかも知れないし、放置されていると思ったら、案外上手に周囲を巻き込んで、意見を言ったり、意見をもらったりしながら、成長する「力」を持っていたに違いないのです。ある意味で「如才ない」というか。
が、全ての人がそうではないわけで、誰かが構ってやらないと、芽が土の外に出てこないタイプもいるかも知れない。
だから、若い頃から実力があって、それが評価され管理職になった方は、自分と同じレベルで相手を見るのでなく、「自分とは違う」タイプがいることを受容することも必要なんじゃないか、と思うわけ、です。
以前、「若手は全員が”サボテン”ではなく、水をやらないと枯れてしまうような”チューリップ”みたいなタイプもいます。承認したり、声掛けたり、といった”水”が欠かせないんですよ」とお話ししたら、
「田中さん、俺たちは、”サボテン”が欲しいんだけど」と反論されたことがあります。こうおっしゃる、マネージャになった皆さんは、サボテンだったかも知れない。だけれども、みんながサボテンではない。
それに、サボテンだったかも知れないマネージャだって、もし、もっと”水”を与えられていたら、さらに気持ちよく仕事ができていたかも知れない、のではないかしらん?と思ったり。
「私とは違う誰か」。
皆が自分とは同じじゃない、ということはついつい忘れがちだけれど、たまに思い出しておかねばなあ、と思う、この寒い朝であります。
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東京の最高気温は10℃くらいらしい。
Twitterでフォローしている北海道の方は、「積雪!」つぶやいていました。
全国的に寒いのですね。
おーい、「秋」。
私は、君にまだ用があるぞ。
I miss you, Aki!
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