2010年10月26日火曜日

旧ブログ記事:「上司に対する鑑識眼が育っちゃって」(2010年10月26日掲載)

先日担当した「リーダーシップ強化ワークショップ」でのことです。(この研修は、「本研修」+約1ヶ月の実践期間+「フォローアップ」で成り立つ、アクションラーニング風の構成になっています)

フォローアップ研修で、「この1ヶ月で何を実践し、何を学び、何に気づきましたか?」を話していただきました。

すると、「あ、内容ではないことですが」と断りつつ、こんな風におっしゃる方が。

「この間の研修で”リーダーシップ"の考え方やポイントを学習してから、やたらと他人の言動が目に付くようになって。”ああ、この人は、こういう考えでこういう行動を取っているんだな””すごいな”と思うこともあれば、”このリーダーは、あまり配慮していないな”と思ったりもするようになりました。コレまでは何がよくて何が悪いのか、居心地悪いのか、よくわからなかったけど、知識が頭に入ったことで、他者の振る舞いがびんびんとわかるようになったんです」

なるほど。それはきっとそうですね。

知識があることで、相手を観察する時の基準みたいなものができますからね。

その話を聞いた後、私は笑いながら、こう述べました。

「皆さんは、上司や先輩、リーダーについて、”観察眼””鑑識眼”が養われたとおっしゃいました。あれはいい、これはいい、と見極める基準が知識として得られたから、と。それって、逆の立場もありうるってことを意識しておかないといけませんよね。今度は、皆さんが、さらに後輩から”あの先輩、できている”とか”あの先輩、リーダー研修を受けた割に何も役立てていないようだ”などと思われてしまうこともあるわけですから」

その場にいた全員が、「そういわれてみればそうだなぁ」と深くゆっくりうなずいていたのでした。

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さて、本日より職場復帰です。10/7(木)に出社して以来、社外での仕事のはしごをしたまま、秋休みに突入してしまったので、およそ3週間ぶりのオフィス。

9/20ごろ移転したこのオフィスに出社するのは、まだ4回目、という新参者です(笑)。

どこに何があるか、新しいルールはどうなっているか、遅ればせながら学習しているところです。

新しい組織に入ったばかりの人は、だれでもこんな思いをするんだろうなあ、と疑似体験している気分です。

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