2011年6月5日日曜日

1年半ぶりの写経(奈良・薬師寺)

6.3(金)夜に朝イチ倶楽部の会合(という名の宴会)があったので、そのまま大阪に一泊。

翌朝、土曜日は一路、奈良へ。近鉄西ノ京駅まで。

世界遺産・薬師寺


西ノ京駅前に薬師寺があります。このお寺で2007年から写経をしています。今回が4巻目。

写経道場がありまして、正座(もしくは椅子に座って)して般若心経を写していきます。
墨をすって小筆で一文字一文字。現代語訳を読みつつ、意味を吟味しつつ進むので1時間はかかります。

いつもは広い道場に2-3人しかいないのに、観光シーズンなのか30人くらいが静かにお写経していました。

薬師寺は、納められた写経の半紙をお炊き上げなどせず、お堂など数箇所に納め、未来永劫、ずっと保管するそうです。自分がこの世から消えても、手書きの文字が残るのです。わお!

写経のスタンプラリーみたいなもの。
これは1巻から12巻までが押せる。

写経が終わり、参拝もしてから、近鉄奈良に移動し、そこから徒歩でてくてくと「ならまち」へ。

近鉄奈良駅から南に15分程度歩くと、ならまち。
旅行会社に勤務する友人も知らなかった。
隠れた観光地かな?


この「ならまち」は江戸時代からの町並みが大切に保存されているとか。黒い格子戸がずらーっと並び、とても落ち着いた静かな街で、お気に入りです。身代わり猿という紅白の猿があちこちの家の軒先に吊るされています。


庚申さん。
鈴なりになっているのが、
「身代わり猿」

アクセサリーやさんとかちょっとしたギャラリーなどがぽつぽつとあり、何があるわけでもないのですが、なんだか歩いているだけで楽しい。

もう10年くらい前にお邪魔し、以来、必ず顔を出している器やさんにも顔を出しました。ギャラリー卓都。ご夫妻で私の名前を覚えてくださっていて、「田中淳子さんが来はったー」と歓迎してくださいました。(奈良で名前覚えられているとは・・^^)

こちらで求めた器が我が家の食器棚には沢山あります。


記念に今回も土物のお椀とカップを買いました。


それにしても、せんとくんのキモイこと。奈良駅に「一緒に写真を」と置いてあったのですが、誰も近づいていかないし、ほとんど目もくれないのに笑いました。


これを「キモイ」と言わずに
なんと表現すればよいのか?

奈良はいいです。大好きです。

1.観光地としてのやる気が全く感じられない。18時くらいにはお店が閉まってしまう
2.国宝だのなんだのがフツウにそこらへんにある。手で触れるものも沢山ある
3.京都に対抗意識があるらしいが、だからといって必死に集客しない

・・・なんせ1300年前の都ですからねぇ。

なんかのんびりしているんですね、きっと。

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