「あぁ、そうかー」とあるリーダーさん。
「最近、部下が相談に来ない訳がわかったような気がする」と。
「どういう理由か?」と尋ねれば、
「話を聴いていないオーラ出しすぎていたかも」とこと。
PCを操作しながら会話するのはもとより、場合によっては、振り向きもしないで、背中越しに聞き、背中で返事するようなこともあったとか。
「そういう態度で聴いているから、部下が相談に来なくなったんじゃないかな」と思ったそうです。
この気づきは何によって得られたかというと、簡単な体験演習をしていただいたのです。
「聴いている、話しやすい態度」で聴いてくれた場合と「聴いていない、話しかけづらい態度」で聴かれた場合、話し手にどういう変化が起こるか、というもの。
両方の態度を、話し手として体験して、「あ、自分の態度がまずいから部下が近寄ってこなくなったのでは」と思い至ったのだそうです。
マネージャもリーダーもとにかく忙しいですし、何よりも、いつも目の前にPCがあるから、ついついPC操作しながら、あるいは、PCを見つめながら会話し始めてしまうことがあります。
それでも自分は聞いているつもり。
一方、話しかけている側(例えば部下)は、「ああ、忙しいのかな」「聴いてくれてない気がするな」「話しづらいなあ」と思っていることが多い。
「たかが態度、されど態度」
話し手から見て「聴いている!」とわかる態度でないとダメなのですよね。
自分が話し手になって、相手が「聴いていない態度」をとった時、初めてそのことに気づいたりします。
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