2011年1月10日月曜日

旧ブログ記事:「会社飲み」について一考(2011年1月10日掲載)

先日、ある方から「若い世代が上司と呑みに行かない」「上司の誘いを断る傾向がある」「会社の宴会の参加率が低い」けど「どうしたものか?」という相談というか、質問を受けました。

「参加したくなければしなくてもいいのでは?」とふと思ったので(After5ですし)、Twitterで意見を求めてみたら、色々な反応が。

● 若い人が参加したくない、としたら、そうさせている上司や職場の雰囲気に原因はないか、と考えてみる
● 説教される、自慢される、など、何かいやなことを体験して、出たくないのでは?
● 出たほうが人間関係を構築するのに役立つこともあるので、出たらいいのに。いつも、ではなくてもいいけれど。
● 出ないと、いづらくなる。出なければならない、という強制参加の風土があるのは、困る

・・・・

正確に再現していませんが、多岐にわたる意見が。(ありがとうございました)

私は、何か問題が起こったとき、「じゃ、呑みに行こう!」という、いわゆる”ノミュにケーションで解決”ってのは、好きではありません。

呑みに行く前に、Before5で解決すべきことも、飲んだだけでわかりあえる、なんてないと思うからです。

ただ、After5で呑みの席でないと、なかなか話せない、オフィスで話すようなことじゃないことってのはあるだろうし、そこで少しプライベートな話とか腹を割って語り合ったことがきっかけで、翌日から仕事がしやすくなる(頼みやすい、頼まれやすい、あるいは、単に、理解し合える)ということはあるでしょう。

まあ、なんでも程度問題ですよねぇ。

毎晩同じメンツで呑み歩くのも、何のため?と思いますし。

ところで、私は、この10年か15年か、勤務先の集団呑みにほとんど参加していません。いくつかの理由というかきっかけがあったのですが、その一つに、送別会がありました。

送別会で大勢で盛り上がって、でも、ちゃんと送別していないなぁ、と思ったことがあったのです。(DEC時代ですね)以来、「ちゃんとしっかりお話して、お別れしたい」と思う同僚とは「さし呑み」をすることにしました。

送別会だけではなく、「しっかり話をしたい」場合は、基本的には「さし呑み」です。男女問わず。少し人数が増えても4人まで(1つのテーブルで話せる範囲)。

それ以上になると、単に盛り上がっておしまい。翌朝、喧騒だけが耳に残り「あれはなんだったんだろう?」と思うことも多かったから。

ま、こういうわがまま(?)が許されるのも、ベテランだから、ですね。20代30代の前半くらいまでは、ちゃんと参加していました。

ところで、「そうだな」と思う意見もありました。

● 会社呑み、上司呑みに参加することは、「宴席」「会食」のしきたりだのルールだのを学ぶ機会になるだろう。顧客など社外の方との会食も全て参加しないわけには行かないのだから、その時間をどう過ごすか、とか、周囲にどう気を配るかなどを学ぶためにも、若い内は参加したほうがよい。

あるところで、「今日は無礼講で!」と上司が言ったら、新入社員が本当に”無礼講”になってしまい、部長がぷんぷん怒った、という話を耳にしたことがあります。

「大人の呑み方」を学ぶ、ということは大事ではありますね。

さて、皆さんの意見をまとめると、会社呑みは、以下のように進めるとよさそうです。

●強制はしない(参加自体も酒も)
●仕事の話はしない
●愚痴、不満、悪口を言わない
●楽しく盛り上がる
●終電には間に合う時間に解散する
●上司は、少しだけ大目に支払う

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明日(1/11)から~14日、ITProサイト上で、かの芦屋広太さんとの対談が4日連続で掲載されます。

春から、掛け合い連載を開始する予定です。そのための前哨戦のようなもの。

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