「電車が込んでいたんで、ちょっと遅れました」
「割り込み仕事が入って来たため、こっちの仕事に手を付けられていません」
「急ぎのメールの対応していて、コレができませんでした」
「1人で何もかもしているので限界があります」
・・・
よくやってます、よく言ってます。私。
しかし、ふと、思うのです。
「言い訳」すると、「罪が軽くなるか?」「仕事が早く片付くのか?」など、と。
いや、言い訳というか、「何かが起こった要因」ってのは確かにある。
「割り込み仕事」を優先させたら、「仕掛かり中の仕事」は後手後手になった。
でも、「割り込み仕事」を優先せざるを得なかった、なんてことは、日常的に起こることだし。
「言い訳」すると、自分の心の負担が少し軽くなるという効果はある。
でも、現実は何も変わらない。
ましてや、他人(サービス提供先など)には、「事情はどーでもよろしい」と思うだけだったりもする。
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こんなことを考えたのは、最近、以下のセリフをよく聴くようになったからです。
「少ない人数で対応しているので、手が回らないこともありますが、ご容赦を」
「少数でやっているので、どうしても行き届かない点もあります」
中小企業より大企業の方のほうが、発する気がするこれらのセリフ。
たしかに、リストラクチャリングの関係で、ホントに「これまで5人でやっていたことを2人で」というケースはあるでしょうし、事実、「手が回らない」こともあるんだろうとは思います。
でも、それを言われたユーザや顧客は、どうしたらいいんだろう?
よく知った相手、よく知った企業であれば、「そりゃ仕方ありませんね」「よくわかりますよ」でしょうが、一ユーザで相手の中のことなどあずかり知らない場合、その言い訳って、むなしい気もするのです。
”So what!?"(だから、どー!?)と。
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そういえば、昨年4月に新入社員研修をお任せいただいたクライアントでは、新入社員に指導する際のマニュアルに「言い訳禁止!」と記載されていました。
「言い訳するな。言い訳しても何も生み出さない」ということだったと記憶しています。
「言い訳」をゼロにはできないまでも、「言い訳」してたら、「それって意味ある発言か?」と自分の心に問う必要はあるかなあ、と思いました。自戒をこめて。
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