2011年1月8日土曜日

旧ブログ記事:中年には中年の存在価値(2011年1月8日掲載)

今月誕生日が来ると、定年まであと干支一回りだけ、という、まあ、そういう年齢になりました。

ヒューマンスキルの仕事を始めたのが27歳くらいだったので、「早く30代になりたい!」と思っていました。だから、30代になるのはとても嬉しく、40になった時も「あ、いいなあ」と思っていましたが、あと2年で50歳・・・。これには、さすがに自分で驚いています。

子供のころ、「50歳って凄く大人!」と思っていましたが、近づいてくると、「たいしたことはない」と実感。だれもがそう思っているに違いないと信じてますが、はたして、皆さんはいかがですか?(年相応に生きているという自信、あるのだろうか?他の方は・・・)

徹夜は若いころからほぼした事はありませんが、今では「絶対に」できないこととなりました。
記憶力なんて、「記憶力って、えっと、それ、食べるものですか?」というくらいのレベルです。人の名前がまず本当に覚えられない。(さすがに、まだ自分の名前は分かってますが)

身体は、同窓生と比べても結構鍛えている方だとは思うので、どこかが具体的に衰えているわけではないけれど、それでも「経年変化」は沢山ある。

で、今日は、別に「衰えた」とか「無理が利かない」という話をしたいわけではなく、ですね。

これからの12年ってのは、「経験がある人間としての価値」をより一層打ち出していくべきかと考えているのです。

「え、そんなの当然じゃん」と先輩諸氏からは指摘されそうですが、年女としての1年の始め、「中年ならではの生きてきた長さ分の特徴を売りにすんべ」と思った次第です。

今年は、お客様先に出向く仕事が増やします。(研修講師としてではなく、ヒアリングや提案など顧客と直にお話する時間をこれまで以上に持つことにします。)

仮にも「人材育成の現場に25年」います。ヒューマンスキルを手がけるようになってからでも20年です。

その蓄積、現場の声、多くの方と接し、多くの企業を見てきた中で体験し、体感したことは、企業を超えて、職種を超えて普遍的な要素も多々あるはず。

先日もある場所で、「あ、なるほど。それはお困りですよねぇ。でも、たったひとつ●●をするだけでも、相当状況は改善するはずです、経験上」と申し上げたら、「え?そんなことだけでも?それは思いつかなかった」と言われたことがありました。

そんなわけで、この年末年始、つらつら考えていたことは・・・。

お客様とお話する時、「Yes」というだけではなく、「そういう考えもあるけれど、こういう考えもありますよ」と、もっと堂々と言っていく1年にしていこう、ということです。否定する、のではなく、「提案」です。

これまでももちろん、していたことですが、そこをちと強く意識して行動する1年に、と。

そこが、体力や記憶力ではない部分で勝負することができること。

中年は中年なりの存在意義を考え、行動していきますよっ!

働く多くの人たちがよりハッピーな1年になりますように。

私も、「はっぴーな1年だった」とこの年末に思えるよう、そのために自分ができることを精一杯やっていきます。

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