2010年7月23日金曜日

旧ブログ記事:日替わり朝会テーマ(2010年7月23日掲載)

OJT担当者研修で全国行脚中。まだまだ続きます。4月からスタートしているので、企業の色々な事例を伺うことができて、なかなか楽しいし勉強になります。

そろそろOJT担当者のフォローアップ研修も始まっているので、本研修とフォローアップ研修が並行して動いている感じ。ちなみに、フォローアップでは、「ここ数ヶ月のOJT状況をシェアし、成功事例は互いに盗み、困ったことは話し合って解決する、とか、新しく現場で必要な”教え””育てる”スキルをさらに深く学ぶ」といった内容で行います。

「成功事例」としてお聞きしたものに、「なるほど、それはいいアイディア!」と思うものがありました。

トレーニー(=新入社員)と毎朝コミュニケーションタイムを設けている。10分とか20分とか。

「今日は何をする予定か?」
「困っていることは?」

など、決まりきった内容で続けると、だんだんマンネリになってくる。

それで、日替わりでテーマを決めている、というのです。

●月曜日:今週1週間、どんなことを学び、取り組む予定か?
●火曜日:あるテーマでの学習に関するQ&Aなど
●水曜日:月曜に立てた「週間目標」の中間進捗確認とアドバイス、微調整など
●木曜日:別のテーマでの学習に関するQ&Aなど
●金曜日:月曜に立てた「週間目標」の成果確認、全体の振り返りなど

こうすると、朝のコミュニケーションタイムにメリハリが生じ、しかも、月曜にかならず「今週の目標」をトレーニー自ら立てさせるので、前向きに主体的にその1週間を過ごすことになる、というのです。

この方法は、新入社員だけに適用してはもったいないと思いました。

部課レベルで、あるいは、プロジェクトレベルで「朝会」をしているという話はよく耳にします。

うまくやらないと、こんな風になってしまうケースが多いようです。

リーダー:「何か連絡事項ありますか?」
メンバ:「ありませーん」
リーダー:「困っていることは?」
メンバ:「特にないでーす」
リーダー:「じゃ、今日もがんばりましょー」
メンバ:「はーい」

・・・・

「特にない」というのが怪しい。マンネリ化の証拠かも知れません。

もし、形骸化しているから朝会をやめよう!という方向に動くこともあるでしょうが、現代のようにメールやネットのコミュニケーションがメインの方法になってくると、Face to Faceで話せる朝会、実は貴重な「人と人とがナマで会話するチャンス」だったりします。

やめるのではなく、やり方を工夫する。そのために、テーマ日替わり、というのは案外適用可能な気がします。

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ところで、朝会といえば、永和システムマネジメントの岡島幸男さんが2年前の日経コンピュータフォーラム秋(読者向けセミナー)でその方法を写真入りで紹介なさっていたのが印象的です。

その岡島さんとわたくし・田中は、来る9月10日(金)に「PMシンポジウム2010」で講演します。

私にとってザンネンなことに、同じ時間枠なので、岡島さんの講演を拝聴することが叶いませんが、PMの方もPMでない方もふるってご参加ください。

7月30日までに申し込むと、早割り料金が適用されるようです。

「9/10(金)のセッションプログラム」←岡島さん、田中登壇します。
http://www.pmaj.or.jp/sympo/2010/program_2.html

また、JAXAの長谷川善幸執行役、今年も9/9(木)午後セッションで講演なさいます。

「国際宇宙ステーション(ISS)とはやぶさ」に関して。
http://www.pmaj.or.jp/sympo/2010/program_1.html

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