6時間の講習は全部事前に収録したビデオによる講義でしたが、全然違和感を感じない、フシギな感覚を与えるものでした。なぜか、そこに講師がいるような・・。
ま、それはおいといて。
沢山印象に残ったことがありますが、一つだけ紹介します。
「薬を飲むということは、化学物質を体内に取り込むというだけではなく、”信頼”をも身体に入れることなのではないか」という言葉です。
入院患者が、医師から処方された薬を捨ててしまうことがある。これは、もしかすると、薬がキライだからという理由からだけではなく、処方した医師や色々看護してくれる看護師に対する不信感から来る行為なのかも知れない、と。
私達が薬を飲むというのは、その薬を処方してくれた医師、サポートしてくれている看護師、その他医療従事者や物理的な環境を信頼しているからこそ、なのではないだろうか、と。
だから、医師は、「薬、出しておいたから」ではなく、「この薬は何のためのもので、どういう風に作用するのか、副作用として考えられることは何か」といったことを、患者にわかる言葉で説明する必要があるのですね。
この話は、何も医師など医療従事者に限った話ではなく、どの仕事でも同じなのだと思います。
私が提供するモノやサービスを相手が受け取ってくれるということは、そのモノやサービスそのものだけではなく、信頼をも受け取ってくださる、ということではないかと。
「信頼」。
とても重い言葉だと改めて思った日曜日です。
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