2010年11月28日日曜日

旧ブログ記事:同窓会が与えてくれるもの(2010年11月28日掲載)

昨日(11/27土曜日)、高校の卒業30周年記念クラス会がありました。

といっても、クラス会自体は30年間ほぼ毎年開催しているので、めったに参加しない同窓生以外は、「あ、ひさしぶり~」「元気だったぁ」といった程度の感慨ですが。

都立国立(くにたち)高校出身で、朝イチメールにも3回くらい、その自体のアホ高校生のことをネタにしましたけれど、その時のメンツが集まったわけです。(練りチョークの人など。コーヒーを販売していた彼は来ませんでした。)

折角なので、国立で開催しよう!ということになり、私はクラス会に先立ち、一人ぶらぶらと国立駅から大学通りをまっすぐ進み、国立高校正門へ行ってみました。

フツウ、大人になると、子供のころ歩いた距離を「あれ?こんなに近かったかしら?」と思うものなのに、昨日は、「あれ?駅からこんなに遠かったっけ?」と驚いてしまいました。

これだけの距離を毎日往復していたんだー。びっくりです。

それはさておき。クラス会。45人クラスの内、なんと22人が集まりました。この集客力、スゴイですよね。たぶん。

皆いい中年になって、小さな書類なんて、眼鏡はずさないと読めない、とか、腹部近辺がちょっと、とか、そんな感じでしたが、一気に30年を遡って、その当時の名前で呼び合い、思い出を語ったり、近況を報告したり。

・・・・

本当に仲のよいクラスだったのです。高校生にありがちな色恋沙汰はほとんどなくて、単に、中性的に男女とも仲良くて。だから、今でもほぼ毎年クラス会をしているのでしょう。

6時間もおしゃべりしていて、帰り道では、「元気」やら「勇気」やら「やる気」やら、いろんな「気」が湧いてきました。

15歳から18歳まで3年間を共に過ごした仲間です。(クラス替えがなかった)

一生懸命生きていた青春時代の、無駄にエネルギーを放出していた高校生時代のあれこれを思い出し、あそこから30年経って、今の自分があるんだなあ、としみじみしました。

大学教授も院長も社長も取締役もいたけれど、皆でアホな話をし、社会的な立場だの地位なんか無関係に(当たり前です)、フラットに接し、それぞれが「素の自分」を取り戻した時間だったようにも思えます。

クラス会がもたらすもの。

それは、郷愁だけではなく、今、これからを生きていくための「原点回帰」なんぢゃないか、と思います。

もう二度と戻ることのないあの時代ではあるけれど、自分の身体の芯に高校時代のあれこれがいっぱい詰っているのです。

「あなたの原材料は?」と問われたら、高校時代の3年間は確実に含まれています。

みんな、ホントにありがとう。これからも元気でしっかりと生きていこうね。

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「さて、来年のクラス会の幹事は・・○○君にお願いしたい。もう一人、誰かいない?」
「はーい」

と酔った勢いで思いっきり手を挙げてしまいました。

卒後31周年クラス会の幹事、ガンバリマスです。

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