2010年11月17日水曜日

旧ブログ記事:ことの顛末:奇病列伝その後。(2010年11月17日掲載)

もう1年半以上前の話です。
2008年3月末、口腔外科で「粘液のう胞」の除去手術をしました。

この時の顛末は、ここに ⇒ 「奇病のデパート
(今読んでも、大変だったなあー、あの日は、とシミジミしてしまう)

手術もおおごとだったし、予後も・・・。ちょうど新人研修にぶつかって、話すたびに涙がちょちょぎれる、という状態で。

しかし、その後も後遺症で小さく悩む羽目になりまして。

で、後遺症の対処のために先日(11月13日土曜日)にちょっとした処置をしてもらいました。

口の中(ほっぺたの裏というか歯茎の下というか)の術跡に新しくできてしまった筋をざくっと切ってしまう、というものです。。

電気メスで筋を切るだけ、とはいえ、麻酔し、長さ1センチ、奥行き2ミリ程度の切り傷。当然、縫わない。自然に再生するのを待つ。

今日は5日目。痛みと腫れはだいぶ引いてきました。話すのはできる。ご飯も食べられる。

回復してきて、口を少しずつ動かしていますが、2年ぶりにちゃんと口が動くようになってきました。

これまでも他人からは全然気づかれなかった程度の違和感ですが、私はもう1000日近く忘れることのない違和感でした。しゃべる、笑う、食べる・・度に口の中が引き攣れる。口腔内でぴーんと引っ張られる。

だが、しかし。どうやら、これでかなり改善された模様です。
(この、筋を切るのも今回が2回目。前回は浅く切ったので違和感が消えず)

痺れと麻痺はまだまだ継続中ですが、引きつれ感がないだけで、どれほど晴れやかな気持ちになるものか。QOL(Quality of Life)って、こういうことだよなあ、と実感しています。

それにしても、前にも書きましたが、「口内炎」を侮るなかれ。1ヶ月以上続いたら別の病気である可能性大。場合によっては、癌というケースも。

私の腫瘍も、念のため病理検査に出され、その結果、「粘液のう胞」(良性腫瘍)と診断が確定したのでした。

健康はありがたい。

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