2010年7月31日土曜日

旧ブログ記事:週末かあさん:ご機嫌さん(2010年7月31日掲載)

土曜日なので、ゆるゆるな(いつも以上に)話題でまいります。

このブログにたびたび登場させている我が甥っ子は14ヶ月になりました。伝い歩きから、手放し立ちまで進化しているので、あとは一歩踏み出すのを待つばかりと言ったところです。

お財布化している私は、夏のセールで「夏の洋服」を買ったりなんかして、相変わらずの「おばバカ」全開ではありますが、まあ、なんといっても昨年くにゃくにゃのちっちゃなBabyだった彼がここまで立派になってとにかく嬉しくて嬉しくて・・。

で、この甥っ子から学ぶことがあります。

●好奇心・・・どんなことでも興味深々。電車に乗れば周囲をきょろきょろ。新しい人に会うとじっと見つめる。動くものをじっと見つめる。この間は、洗濯機が回るのをじっと見つめている写真が送られてきました。(赤ちゃんって後姿が絵になります)

●なんだかいつも機嫌がいい・・・妹に言わせると「泣いたり大変な時もある」ということですが、総じて”ご機嫌”赤ちゃんなのです。生まれてからずっと。

特に最近は、声を出して、何がそんなに楽しいのかというほど爆笑します。たまに引き笑いをするので、「さんまか!」と突っ込まれたりも。甥っ子のこういう状態を「ご機嫌さん」と呼んだりしてます。

さて、好奇心もご機嫌さんも、見習うべき利点だと思うのです。

まあ、彼のように「何を見ても新鮮」という年でもないので、あちこちで目を丸めてきょろきょろすることはないけれど、それでも、知らないこと、わからないことは今でも沢山あって、それに興味を持つか、「関係ないや」と見ないふりするのかによって、自分の知識の幅が大きく変わってくるような気がします。

雑学王のように何でも知っている・・という必要性は感じないけれど、知らないことを「知りたい」と思う気持ちは、ないよりあった方がいいよなぁ・・・と。知ることでまた「考える」プロセスも刺激されるから、自分の中に色々なものが蓄積されたり、整理されたりするはずです。

それと、ご機嫌さん。

どんな時でもご機嫌に過ごせるよう、セルフマネジメントができたらそれに越したことはないですよねぇ。不機嫌な人より、いつも機嫌のよい人のほうが、周囲にも好影響を当たるでしょうし。

甥っ子は、よく笑うので(笑いのツボが浅いとも言える)、赤ちゃんが集まるような場所で他のママにも人気だとか。

やはり、「笑う角には福来る」なのだろうと思うのでした。


2010年7月30日金曜日

旧ブログ記事:「上着もネクタイもなしで」(2010年7月30日掲載)

午後訪問したお客様先で、担当者の方が同行した営業に
「●●さん、上着着ていらしたの?当社にいらっしゃる際は、次回から上着もネクタイもなしでいいですからね」
と優しく言ってくださいました。

ありがたいことです。本当にこういう気遣いをしていただけると元気100倍になります。

・・・

「当社はクールビズを実施しています」という断り書きをよく見かけるけれど、これって、基本的に
「うち、社員が軽装だけど、見逃してね」というExcuse的貼り紙で(考えてみたら当社もです)、来訪者について言及しているケースをあまり見たことがありません。

が、実は、

「当社はクールビズを実施していますので、訪問される方も遠慮なくクールビズでどうぞ」

とまで書くべきなのですね。

そのことを今日気づきました。

来週、出社したら、誰かに提案してみよう(誰に提案すればよいのか、から探さないと、ですが)。

2010年7月29日木曜日

旧ブログ記事:「ここはいいから、現場へ行け」(2010年7月29日掲載)

今日とてもステキな話を聞きました。ご本人にも掲載許可を頂いたのでここに記録しておきます。

お話してくださった方の前職でのお話です。

航空会社のシステムを担当なさっていたそうです。ちょっとしたデータの入力ミスか何かで、空港のカウンター業務が全部ストップするような事態になったそうです。(彼がそのミスを起こしたわけではないのだと思う)

こういう場合、全員総出で「障害対応」に当たるのでしょうが、この時上司は、新入社員だった彼にこう言ったそうです。

「障害対応はいいから、お前は空港に行ってこい。そこで、何が起こっているか、自分の目で見て来い!」

こういわれた彼は、すぐ空港に飛んでいきました。そこには、カウンター業務がストップしているため、対応におおわらわな職員、怒っているお客さん、長蛇の列。何もかも止まっている、大勢の人が影響を受けていることを目の当たりにしました。

さらに、NEWSでは、色々な人がインタビューされていて、中には、「葬式に出席できなかった」といった声も報道されていたそうです。

その現場を見た時、「ああ、たったひとつのミスがこれほどの大きなことになるのだ。ちょっとした気の緩み、油断、大丈夫かなあ、と思ってやってしまうことが、多くの人に、あるいは、その人生に影響してしまうのだ」と強烈に胸に響いたそうです。

「だから、どんなことでも基本に忠実に、しっかりと確認しながら進めなくてはいけないのだ」と。

彼は、この経験から、こう考えるようになったそうです。

「トラブルってあとから文書が回ってきて、警告されたりするけど、体験したことがない障害のレポートを読んでも、あまり切実に感じられることはないと思う。可能だったら、”現場に行って来い”をぜひやってみたい。もちろん、障害対応だって人手がいるだろうけど、若手のために現場を一度見せるのは重要なんじゃないか」

文章でわからないことは沢山あります。

肌で感じる、目の当たりにする衝撃というのは、何事にも替えがたい体験ではないかと思いました。

それにして、この上司、スゴイですね。

緊急時に、「空港に行って、見て来い」なんて、なかなか言えるものではありません。きっとこういう方が若手を育てていくマネージャなのでしょう。そして、このマネージャもかつて若かりし頃、同じ体験をしたのではないかとも思うのです。

2010年7月28日水曜日

旧ブログ記事:コーチング VS. ホーチング(2010年7月28日掲載)

OJT担当者研修の冒頭で必ず「自分が新人だったときのエピソード」を語っていただくことにしています。(これは、ウォーミングアップの目的もありますが、それよりも大事なのは、「自分もかつて若手で、誰かに有形無形の援助を受けていたのだ」ということを思い出していただくことです。)

今日は、こんな話が出ました。

「僕のOJT担当だった先輩は、放置プレイだったので、コーチングをされたというより、”ホーチング”だったなあ・・・」

ホーチング。

絶妙なネーミングに皆で笑ってしまいました。

さて、

あなたの若手時代、

「コーチングされた派」?
「ホーチングされた派」?

私は、1年上の先輩が「シスター」(OJT担当者)としてついてくださって、「コーチングされた派」です。

冒頭の方は、
「自分がホーチングされたから、”指導された経験”が少ないので経験則が不足している。自分がホーチングをしないようにちゃんと指導できるか、今はそれが不安」
と自己分析なさっていました。

大丈夫です。

そうやって自覚している方はちゃんとできると思う。

新入社員のためにも、
自分自身の成長のためにも。

旧ブログ記事:人事部・人材開発部と現場・・・(2010年7月28日掲載)

大阪に行っておりました。まさに「あつはなつい!」でした。
中ノ島に大阪支社(支店か?)があり、その会場で当社のお客様と「情報交換会」をしたのです。

IT系企業の人事や人材開発、研修のご担当者が集まっていただき、主に「新入社員のOJT」どうしてます?というお話を。

その本題は置いといて、全員が共通しておっしゃっていたのが、
「現場の本音をどうやって集めればいいのだろう?現場の声を聞きたいのでアンケートなどとるけど、本音がなかなか出てこない」
ということでした。

わたくし、研修の場で、どちらかというと「現場のエンジニアさん」と接することが多く、その場でよく聞かれるのは、

「どうして、この研修の場に終日人事が参加していないんだ?」
「人事は、ディスカッションで挙がっている課題、現場の問題点を知っているのか?」

と言った声です。

人事・人開(人材開発)の方たちは、決して現場を見ずに「人材育成のフレームワーク」を作ったり、研修を設計したりしているわけではないのです。

現場のニーズや困っていることを把握して、現場・現実に即した研修を設計・提供したいと思っている。もちろん、それは、研修というスタイルでなくても構わないのです。とにかく、現場の方がよりスキルアップしたり、より仕事がしやすい状況になったりする手助けであって、かつ、人事や人開が関われることであれば、提供しようと思っているのです。

そこで、アンケートをとるわけです。または、現場に出向きヒアリングをする。

たとえば、OJTに関して。

「OJTについて、所属長は協力してくれますか?」
「所属長は、新入社員と積極的にコミュニケーションしてますか?」

なんてことをアンケートで尋ねると、

「問題ないです」
「大丈夫です」

といった回答が戻ってくる。

ところが、ナマでヒアリングすると、

「上司も教育したほうがいいんじゃないですか?」
「上司が非協力的なので、OJTトレーナーは大変!」

などという声が聞こえてくる。

人事・人開としては、アンケートで多少データを処理した状態で、次に進みたいのだけれど、本音は「口頭では言うけど、文面では出さない」という状態に困ってしまう。

アンケートをとる側としても、
「これは、人事考課に無関係ですし、上司へフィードバックもしませんし、安心してアンケートに本音で回答してください」
と言っても、「大丈夫です」「問題ありません」と戻ってくることが多いようです。

それだけ、「何かをおそれている」証拠なのだとは思います。

人事 VS. 現場。

この関係は、常に「VS.」な状態にあるような気がします。

現場の方は、「人事は現場のことを知ろうとしているのか?」と言い、人事の方は、「知ろうとしているけど、語ろうとしてくれないじゃないか」と忸怩たる思いを抱く。

どちらも、「よかれ」と思って動いているはずなのに、相容れない部分があるのはとても気の毒で切ないものがあります。

この辺りの「情報流通」をもっとスムースにする方法はないかなあー、私達にお手伝いできることはないかなー、と考えつつ東京に戻って来たのでした。

2010年7月26日月曜日

旧ブログ記事:制定!トレーニーの日、トレーナーの日(2010年7月26日掲載)

本日、アリゾナのように暑い街に来ております。クライアントの人事・研修担当者が企業を超えて集まってくださり、「若手育成」のOJT制度について議論しました。

現場の悩み、人事・人開などの苦労も共有し、「他社でこんな事例がありますよ」と私が解説したりして、充実した時間をすごせました。

暑い中、お集まりいただき、ありがとうございました。

この議論の中で、こういう話が挙がりました。

「OJTトレーナーに任命される人というのは、現場で活躍している人材で、自分の仕事もあるのに、その上、後輩指導を担当するということで、プレッシャーだし、疲弊しやすいし、何よりもモチベーションが維持しづらい」

なるほど。それはそうですね。

「人材育成」はゴールがないので、「達成感」をすぐには味わいにくい。数年経って、「彼・彼女が立派になったなあ」という感慨を抱くことはあっても、OJT進行中は、ただただ忙しいし、迷いも不安もある。

モチベーションを維持いするためにまず必要なのは「感謝される」ではないかと思うのです。

トレーニー(育成の対象者)から、「感謝される」。

「いつも教えてくださってありがとうございます」
「たまに叱ってくださってありがとうございます」

などなど。

一方で、トレーニーは不安がいっぱい。

トレーナーから「大丈夫、4月の入社時と比べたら、ずいぶん成長したよ」とフィードバックをしてあげられたら、多少は自信もつき、不安も軽減するのではないかと考えます。

そこでです。

10月2日:トレーニーの日。
10月7日:トレーナーの日。

に制定しよう、と今、ここに宣言いたします。

1002:トレーニー。
1007:トレーナー。

ああ、なんという語呂合わせ。

10月初旬といえば、新卒新入社員が4月に入社し、半年経った時点です。
10月2日に、「トレーナーからトレーニーに手紙を贈る」。
中身は、「ここが成長しているよ」「ここがよくなったよ」+「もっとこうしてごらん」といったもの。

10月7日に、「トレーニーからトレーナーに手紙を贈る」。
感謝やいつも考えていることを前向きに書く。

こういった手紙のやり取り(もちろん、手書き)が10月初旬に行われると、OJTの中間フォローとしても機能するでしょうし、年度末までの半年をどう過ごすか、互いに見直すこともできるでしょう。

いかがでしょうか?

10月2日:トレーニーの日。
10月7日:トレーナーの日。

今日のイベント中に思いついたのですが、我ながらよいアイディアだと思います。

2010年7月25日日曜日

旧ブログ記事:クールBIZはバージョンアップすべし(2010年7月25日掲載)

暑いですねぇ。とろけそうですね。我慢せずに終日エアコンを入れていると、自律神経がおかしくなりそうですが、かといって、我慢すると、汗どろどろで、頭も働かなくなります。悪循環。

数年前に小池百合子さんなどが声を挙げ、「クールビズ」が推奨され、多くの企業で6月から9月がクールビスと称して、軽装になったことは画期的です。国のお墨付きをもらえたら、大手を振って軽装で過ごせるからです。

今年はこの暑さで、「当社はクールビズ期間を10月までに延ばしました」という話を数箇所で耳にしました。そうなんです。6月からでは遅いケースもあり、9末までではまだ暑さが去っていないこともありうる。だから、期間延長。

ここ数日のような尋常でない暑さの場合、その「クールビズ」ですら「耐え難い」ものではないでしょうか。

男性のノーネクタイ。ノーネクタイなんてもう当然で、ノージャケットにしたいはず。

ダークカラーのスラックスより、ベージュなど爽やかな色の、できれば綿が入っているチノパンのようなもののほうが過ごしやすいのではと推察します。(いや、男性の服装で、何が1番楽なのかは存じませんが)

女性も同じです。ストッキングなどぴたーっと足に絡ませているだけで、意識が朦朧としそうになることがあります。しかも、足先が閉じたパンプスなど履いて、足がどんどんむくんでいく。

ジャケット着るだけで暑さ100倍。

これだけ暑いのです。なにも仕事をする全ての人が一様に我慢しながら働くことはないような気がします。

「いやあ、社内だったら軽装でいいんだけど、お客様先を訪問する際は、やはり、背広着てないと」
「何度もお会いしている気安い関係だから、ノーネクタイでは行くけど、ジャケットは」

などというのを聞くと、訪問側は、何がどう作用するか不安もあるので、「軽装」というわけには行かないのだなあ、と思うわけです。

そこで、お奨めなのが、「訪問を受ける側」が予め、「軽装で来てね」「ジャケットやネクタイなど着てこなくていいからね」と言っておいてあげることです。

私もたまに来訪者を迎えることがあります。メールや電話でアポを決める際、「こんなに暑いので、全く遠慮せずに軽装でいらしてください。ジャケットなど着てこなくても私どもはホントにホントに大丈夫ですから」と添えるようにしています。

迎える側が言ってあげないと、日本人は礼儀正しいので、「暑い」のを我慢して、やはり、ジャケット着用でいらしてしまうからです。

研修でも同じです。Webやカタログ上で、「カジュアルウェアでお越しください」と記載し、さらに初日終了時に、「明日からも軽装でいいですからね。軽装とは、TシャツとかGパンでもよい、ということです。楽な服装でどうぞ」とお伝えしています。

講師がこのように伝えることで、気が楽になる方もいらっしゃる模様。

というわけで、提言。

1.簡単に出来ることから・・・。
「訪問を受ける側が、”軽装でどうぞ”」と声をかけてあげること!「社交辞令じゃなくて、本気で言っていますよ」と念を押すこと。

2.大掛かりなこととして・・・。
「クールBIZ」などとケチなことを言わず、この猛暑の日本では、「ジャケット不要」その他、もっともっと涼やかな服装で仕事してOK!なものを提唱してはどうでしょうか?沖縄は男女ともに「かりゆし」着用というのが多いと現地でお聞きしたことがあります。日本全国がすでにそういうレベルになっているような気がするのです。 ← お国の方へ。

暑さを全員で我慢して、あちこちで猛然とエアコンを入れまくり、室外機から出る熱風でさらに街中を熱し、その熱せられた空気にふぅふぅ言いながら、また我慢してジャケットを着用し、室内で身体を冷やし、室外で身体を温め・・・。って、誰のためになっているんでしょう?

地球に優しくない。いや、それ以前に、生きている人間に優しくない。

ワークライフバランスというのは、主に「働く時間割」についての言葉のようですが、服装だって「ワークライフバランス」はあると思うのです。

2010年7月23日金曜日

旧ブログ記事:日替わり朝会テーマ(2010年7月23日掲載)

OJT担当者研修で全国行脚中。まだまだ続きます。4月からスタートしているので、企業の色々な事例を伺うことができて、なかなか楽しいし勉強になります。

そろそろOJT担当者のフォローアップ研修も始まっているので、本研修とフォローアップ研修が並行して動いている感じ。ちなみに、フォローアップでは、「ここ数ヶ月のOJT状況をシェアし、成功事例は互いに盗み、困ったことは話し合って解決する、とか、新しく現場で必要な”教え””育てる”スキルをさらに深く学ぶ」といった内容で行います。

「成功事例」としてお聞きしたものに、「なるほど、それはいいアイディア!」と思うものがありました。

トレーニー(=新入社員)と毎朝コミュニケーションタイムを設けている。10分とか20分とか。

「今日は何をする予定か?」
「困っていることは?」

など、決まりきった内容で続けると、だんだんマンネリになってくる。

それで、日替わりでテーマを決めている、というのです。

●月曜日:今週1週間、どんなことを学び、取り組む予定か?
●火曜日:あるテーマでの学習に関するQ&Aなど
●水曜日:月曜に立てた「週間目標」の中間進捗確認とアドバイス、微調整など
●木曜日:別のテーマでの学習に関するQ&Aなど
●金曜日:月曜に立てた「週間目標」の成果確認、全体の振り返りなど

こうすると、朝のコミュニケーションタイムにメリハリが生じ、しかも、月曜にかならず「今週の目標」をトレーニー自ら立てさせるので、前向きに主体的にその1週間を過ごすことになる、というのです。

この方法は、新入社員だけに適用してはもったいないと思いました。

部課レベルで、あるいは、プロジェクトレベルで「朝会」をしているという話はよく耳にします。

うまくやらないと、こんな風になってしまうケースが多いようです。

リーダー:「何か連絡事項ありますか?」
メンバ:「ありませーん」
リーダー:「困っていることは?」
メンバ:「特にないでーす」
リーダー:「じゃ、今日もがんばりましょー」
メンバ:「はーい」

・・・・

「特にない」というのが怪しい。マンネリ化の証拠かも知れません。

もし、形骸化しているから朝会をやめよう!という方向に動くこともあるでしょうが、現代のようにメールやネットのコミュニケーションがメインの方法になってくると、Face to Faceで話せる朝会、実は貴重な「人と人とがナマで会話するチャンス」だったりします。

やめるのではなく、やり方を工夫する。そのために、テーマ日替わり、というのは案外適用可能な気がします。

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ところで、朝会といえば、永和システムマネジメントの岡島幸男さんが2年前の日経コンピュータフォーラム秋(読者向けセミナー)でその方法を写真入りで紹介なさっていたのが印象的です。

その岡島さんとわたくし・田中は、来る9月10日(金)に「PMシンポジウム2010」で講演します。

私にとってザンネンなことに、同じ時間枠なので、岡島さんの講演を拝聴することが叶いませんが、PMの方もPMでない方もふるってご参加ください。

7月30日までに申し込むと、早割り料金が適用されるようです。

「9/10(金)のセッションプログラム」←岡島さん、田中登壇します。
http://www.pmaj.or.jp/sympo/2010/program_2.html

また、JAXAの長谷川善幸執行役、今年も9/9(木)午後セッションで講演なさいます。

「国際宇宙ステーション(ISS)とはやぶさ」に関して。
http://www.pmaj.or.jp/sympo/2010/program_1.html

2010年7月22日木曜日

旧ブログ記事:「あなたならできる」に勇気づけられて。(2010年7月22日掲載)

午前中、初めてお目にかかるお客様を営業やコンサルと共に訪問し、「若手人材育成」についての情報交換をしました。その際、「田中さんはブログなどでよく読んでいるので、初めて会った気がしません」とおっしゃっていただき、感激しました。

「足跡」が残せないブログなので、訪問してくださっている方が果たしてあるのかないのか、いつも不安なのですが、直接コメントを頂き、「よし、これからも続けよう!」と思えました。

人間、フィードバックって大事だなあ、勇気づけられるなあ、と改めて思った次第です。
(本日お目にかかったお客様、ありがとうございます。)

さて、そなわけで、本日のお題は、その「勇気づけ」について。

先日、「コーチング」の研修を担当した際、「承認=アクノリッジメント」の話で、皆さんの経験をお聞きしました。

ある方が、こんなエピソードを紹介してくださいました。

「ちょっと前にリーダーに昇格の打診があったのですが、”自分にできるだろうか”という不安がありました。その不安を部長に打ち明けたところ、”あなたならできる。何か失敗やミスがあったとしても、僕がカバーに回るから安心して挑戦してごらん”と言ってくれて、それならやってみようか、と思えました。いろいろ試行錯誤もしている最中ですが、今は、”あの時、リーダーを引き受けてよかった”と思っています。」

・・・・

私、こーゆう話にとても弱いのです。

聞いていたクラスの他の受講者の方が、
「いい話ですねぇ。いい上司に恵まれてうらやましい。素敵だ」
と感想を述べていらっしゃいました。

新しいことに挑戦しようという時、あるいは、新しいことに挑戦せざるを得ない時、不安を感じない人はあまりいないことと思います。(中には、全く不安を感じず、じゃんじゃん進んでいく人もいるかも知れませんが、案外「根拠のない自信」に支えられているケースもあるような・・・)

この例ですと、「リーダーに昇格の打診」ということは、上の目から見た時、「この人なら任せられる。大丈夫だろう」という判断があってのはずです。

でも、自分のことはそうやって客観視するのは難しいので、「自分でいいのか」「私にできるのか」と迷うでしょうし、ことリーダーなどという立場になると、「自分だけの問題ではなく、自分の失敗がメンバにも影響を及ぼすことになるけど、大丈夫なのか」と心臓がバクバクしてしまうに違いありません。

そんな時、任命したマネージャが、

「あなたならできる」

と背中を小さく押してやり、さらに、

「何かあったら、サポートするからさ」

と心強い言葉を掛けてくれたら、これほど勇気づけられることはないのではないでしょうか。

この上司は、とても言葉遣いが上手な方なのだと思います。
短いフレーズでばしっと決めてしまう。これでこのリーダーさんは、一歩前進したのです。

そして、きっと、今度は自分が誰かに挑戦を持ちかける際、自分が言われたのと同じように

「あなたならできる」
「何かあったら助けるから」と言ってあげられるような気がします。

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・・・というよいお話をすると、「実際は、逆の上司が多いけどねぇ」という声も聞こえてきそうです。

たとえば、

「年齢的にリーダーになってもらわないとまずいっしょ」
「まあ、何かあったときの責任も全部”自分の問題”として考えてよね」

などと言ってしまう上司。

ほんの少し言い方を変えるだけでも、部下を勇気づけたり自信を持たせたりできるのに、もったいないことです。

2010年7月21日水曜日

旧ブログ記事:ノートを取らせる方法(2010年7月21日掲載)

先日読んだ大島武さんの『プレゼン力が授業を変える!』に、こんな解説があり、あ、そりゃそうだなあ、確かに、と思ったのでした。

「学生はノートをとるのが苦手で、先生が話していることをノートに取るなんて、とても難しい。だけれど、板書したものはノートに取る。これはもう間違いなく取る。ノートに取れ、といわなくても取る。10何年間かの学生生活の間にしみこんだ習慣だから。だから、もし、ノートを取らせたいと思うなら、板書するのが一番。大事なことを話してもノートに取らないかも知れないが、板書したらノートにきちんと取る。それを考えたら、ノートに取った時、きれいに見えるよう、板書のプランはちゃんと立てておくべき」
(上記、引用ではなく、記憶に残ったメッセージを私なりに再現したものです)

新入社員研修を担当していると、最初の頃は、「ノートを取りましょう」「メモしましょう」と、もう口がすっぱくなるほど言い続けなければなりません。

黙っていても、ノートは取らない人が多い。だから、おのずと記憶からも消えていく。(実は、新入社員だけではなく、20代でも30代でも40代でも最近は、ノートを取る人が減ったので、講師は何度も「ここはメモしておくといいですよ」といわねばなりません)

ノートを取りましょう、と何度も言うよりも、板書したら、「板書されたものはノートに取る」というスイッチが自動的に入るから、言わなくてもノートに取るもんだよとは、言い得て妙、本当だなぁ、と思ったのです。

ところが、最近、講師は、PCの画面をスクリーンに投影するだけではなく、受講者の発言や自分が伝えたいことをPowerPoint上で打ち込んで映したりしてしまうので、板書をしない傾向があります。面倒だ、字に不安がある、など様々な理由で。

「PCで打ち込んで投影したら、板書と同じだから、受講者はノートを取るだろう」と思うのは間違いで、その時挙がるリクエストは、

「そのファイルください」

になってしまいます。

デジタルデータになっているものは「下さい」になりがちです。

板書は、アナログデータです。おのずと受講者も「アナログに記録しよう」と思い、ノートに留めようと思うようです。

今週から(まだ2日目ですが)、板書を意識して増やしてみています。本当にノートを取るようになりますね。

これを日常に応用するなら、会議でも上司が板書する、打ち合わせで裏紙などにメモして部下に見せる、などすると、部下・メンバは、よりノートに記録するようになるの・・・かも知れません。

2010年7月19日月曜日

旧ブログ記事:「減点ファミリー」から始まった!(2010年7月19日掲載)

35年前。NHKの番組の一コーナーとして「減点ファミリー」というものがありました。「減点パパ」がタイトル変更で「減点ファミリー」になったのが35年ほど前のことだったと思います。

文化人、芸能人など著名人の子供たちがスタジオにやってきて、司会の三波伸介さんの質問に答えながら、パパ、ママの風貌を答えていきます。三波伸介さんは、子供たちの答えをもとに太いマーカーでパパまたはママの似顔絵を描いていくのです。

絵が完成したら、パパ、ママを呼び、子供のことについてクイズに今度は親が答える、といった内容だったと記憶しています。(大きな○や×を絵に貼っていく・・・)

最後の最後で子供がパパまたはママに対して手紙を読む場面があり、しんみりして、終わる、という、もう昭和ののんびりした空気漂う、ほのぼの番組でした。

その「減点パパ(ファミリー)」を欠かさず見ていた田中家。ある日、男の子二人が登場しました。いつものように似顔絵書いて、「ママー」と呼び、登場したのが、女優の小山明子さんです。

細かい話は忘れましたが、男の子の一人が読んだ作文にこんな一文がありました。

「うちのママはおうちにいる時とお仕事をしている時とでは全然顔が違います。まるで”整形手術”をしたようです」

この部分に大爆笑の田中家。

以来、30数年、ずーっとずーっと、「小山明子さんの息子さんの作文は、面白かったわねぇ。”お母さんは整形手術をしたみたい”なんてねぇ」とことあるごとに茶の間の話題に上るのでした。

さて、あの番組から30年。2000年の頃です。

私、とある学会イベントで「パネラー」を任命されました。他のパネラーの方と事前に顔合わせをしたいと事務局に申し入れ、夜会食することになりました。

私に声をかけてくださったのは自由が丘産能短大の池内先生(DEC時代の同僚)で、彼が「パネラーの一人に大島武さんという人がいるんだけど、どうせわかるから予め言っておくね。映画監督の大島渚さんの長男で、大学の先生なんだ」と教えてくれました。

その瞬間、「あ!大島渚さんのご長男、ということは、小山明子さんのご長男ということでは?あの”整形手術”作文の息子さん本人!?」と思い、当日お会いするのがもう楽しみで楽しみで。

会食場所に登場した男性は、「大島渚さんと小山明子さんどちらにもよく似た風貌と父上ゆずりの高い声でお話になる」方でした。お名前は大島武さんと言い、東京工芸大の先生をしているとのこと。専門は私と似ていて、コミュニケーションとかパフォーマンス学など。

「まずはビール」の乾杯もそこそこに、もう聞きたくて聞きたくてしょうがなかった質問をいきなりぶつけてみました。

「あのぉ、初対面で、こんな質問もなんですが、30年くらい前の「減点ファミリー」という番組で、”お母さんは整形手術をしたようだ”という作文をお読みになったご本人でしょうか?」

・・・・・

「えっ!?そうですけど、あの番組のこと、知っているんですか?あの作文、僕が読みました。」

おおぉぉぉぉお!!! 30年ずーっと田中家の茶の間の話題になっていた「小山さんの息子の作文」を書いた当人が、今、目の前にいる!

大島さんによると、「減点パパから減点ファミリーに変わった初回だったんだよね。でも、この30年、あの作文のことで質問されたのは、今日が初めて!誰もそんなこと聞いてきた人いなかった」とのこと。

この日以来、友人として年に何回か集まってはわいわいする仲間となりました。

その大島武さんが、先日、新著を出版なさいました。(おめでとうございます♪)

●大島武さん著 『プレゼン力が授業を変える!』 メヂカルフレンド社。

雑誌『看護展望』(メヂカルフレンド社)で連載されていたものをまとめたものだそうです。

看護教育などをなさる方向けではありますが、たまに医療・看護の言葉が出てくるだけで、全体的には、「人に何かを教える」「人に何かを伝える」際のプレゼンテーションの仕方(わかりやすく教える工夫、聞いてもらえる授業のコツ、飽きさせず聴き手を巻き込むノウハウなど)がふんだんに盛り込まれています。

大島さんに頼まれて、この本の書評を寄稿することになりました。面白いイラストも挿入されていて、とても読みやすい本ですし、大島さんのマジメで優しい人柄が文面から現れている本でもあります。

35年前、TVの中で作文を読んでいた小学生の少年が、長じてお書きなった本の書評を、その番組を茶の間で両親と大笑いしながら見ていた、同じく小学生の私が書くことになるという、このフシギ。(大島さんが5年生、私が6年生だったはず)

こんな体験から、「会いたい」と思っている人には、いつか会える・・・というのは、ありうる話かも、と思うのです。

大島さんは、数年前に「ベストプロフェッサー」という、「大学の先生として教え上手No.1」といった賞を受賞されていますし、『プレゼンテーション・マインド』という、これまたわかりやすい本もお出しになっています。(← この本もお奨め)

ぜひ、ご一読くださいませ。

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大島さんに、「減点ファミリーのことも含めて、ブログに書いていいですか?」と問い合わせをしたら、本を紹介してくれるのなら、なんでもどーぞ、と快諾が。

というわけで、上記、詳細に報告いたしました。

数日前、Twitter上で、
「減点ファミリー、知っている方!」
と問い掛けたら、「知ってる」「いい番組だった」と反応がありました。

40歳以上なら知っているのかな?

2010年7月17日土曜日

旧ブログ記事:「まず、僕から。」(2010年7月17日掲載)

東京は梅雨が明けたとか。暑い、暑すぎる3連休の始まりです。

海へ山へとお出かけの方も多いことでしょう。
私は、なんとなくのんびりな3日間になりそうです。

先日、ある企業のOJT担当者がこんなことを話してくださいました。(この方は、今年2010年度の新卒新入社員の指導を担当している方です)

「後輩には、もっと社外での勉強も続けてほしいと思っています。会社で学ぶだけじゃなくて、もっと社外に出て、あるいは、自分で課題を設定して学習し続けてほしい。そのためにはまず、僕が手本を示すことかなあと、英語の勉強をしています。会社で受けられる英会話のクラス以外に自分でも学校に通い始めました。これからは英語も必要だと思いますし。」

「今度9月のTOEIC試験も申し込んであり、あと1ヶ月ちょっとで猛勉強しなければと思っています。」
「後輩に勉強しろ、と言うのであれば、自分もちゃんとすべきだと思うので、背中見せているつもりです。」

・・・・20代と思しきこの男性、後輩にも自分にも「学び続けないといけないよ」と言い聞かせているのだそうです。

20代と言えば、まず会社の仕事をこなすのに精一杯な時代だろうと思うのに、それでも、アフター5や土日を使って学習していると言うのです。

頭が下がります。

私の20代は、毎日が必死だったので、社外に出て勉強、とか、仕事以外のテーマで課題を設定して学習する、など考えてもみたこともありませんでした。あの頃からもっとアンテナを立てて学習していたら、今はもっと違う人生があったかも知れませんが、まあ、悔やんでも仕方ないので、「今からでも遅くはない」と思い、前進するしかないわけですが。

それにしても、最近、若い方が本当に学習熱心です。

前にもこのブログで書いたような気がしますが、「MBAクラスに通い始めました」「社会人大学院に行っています」「中国語を習い始めました」「社外コミュニティで学習の場を得ています」など、本当に「学ぶこと」「成長すること」に貪欲です。

私もしっかりしなくては。まずは、目の前の積読を片付けることから始めよう、と決意している3連休です。

2010年7月13日火曜日

旧ブログ記事:「今日の自分は明日の他人」(2010年7月13日掲載)

研修先で聞いた名言。

「今日の自分は明日(あした)の他人」

・・・・

「後輩に教えたいことは?」のワーク中、飛び出た発言。

「プログラムでも議事録でも丁寧にきれいに、わかりやすく書きなさい。”今日の自分は明日の他人”だから、自分だって自分が書いたものがわからなくなることがある。だから、誰が読んでも、後日資料をあたることがあった時でも、わかるように・・を意識して成果物を作りなさい」と教えるのだそうだ。

「今日の自分は明日の他人」

語呂もいいし、なるほどと納得してしまう。

この方は、こんな話もなさっていた。

「ずいぶん昔のプログラムを見ていたら、”わかりづらいコード書いてあるなあ””誰だよ、こんなもん作るの?”と思っている内に、”あ、オレだ”って気づいた。そのくらい、自分がやったことって覚えていないから、自分も含め”他人”が見た時わかるようにする意識って大切なのです」

で、「その”今日の自分は明日の他人”はオリジナルですか?」と尋ねると、「いやあ、代々うちの部署で引き継がれているメッセージで」とのこと。

いい名言が伝承されているチームだ。

確かに、自分が書いたノートなのに、後で見たら「これ、何を記録したつもりなんだろう?」と思うことはたまにある。ある気になったキーワードだけ書きとめ、いきさつだとか思考のプロセスなどを記載していないので、役立たなかったりする。

仕事は、常に明日へとつながっていく。

「明日には他人化する自分」にもわかるように、様々なアウトプットを残しておく必要があるのだ。

============

研修の仕事をしていてラッキーと思うのは、こういう名言を聞くことができること。

現場での生々しい話、いい言葉、多くの方が現場で行う工夫など、講師が1番得しているんじゃないかとすら思う。

人より多くの「お得な情報」「役立つ言葉」「現場事例」を聞くことができる立場にあるものとして、守秘義務は保ちつつも、多くの方にそれを紹介するのが私の使命だろうと最近考えるようになった。

だから、寄稿やら講演やら社外のお仕事でもできるだけ引き受けるようにしている。

あるひとつの現場で行われていることが私の筆(厳密にはPCだけれど)や口を通じて、多くの現場に伝播していったら、あちこちでハッピーが生まれると思うから。

大したことは出来ないが、自分が得られた情報や智恵は、多くの人と共有したい。
それが、私ができる「社会貢献」かなあ、と。(なんて、偉そうに言うほどのことでもないけれど)

そういえば、朝イチ仲間の平本あきおさんが、こんなことをおっしゃっていた。

「オリンピック選手などのアスリートのメンタルコーチをしているのは、彼らの成長支援をしたいだけじゃなくて、彼らを観て勇気付けられる多くの人がいるから。多くの人を勇気付け、元気付けられると思うから、アスリートを支援する」

そうだよねーと思った。平本さんほどの影響力はもてないけれど、私にできる「働く人を少しでもハッピーにできる」活動はこれからも続けたい。それが、研修の現場であったり、このブログであったり、Twitterであったりする。

*** 追記(2011年5月29日) ***

「今日の自分は明日の他人」は、出典がある、と誰かに聞いた気がするのだが、なんだか忘れてしまいました。調べればよいのですが・・・。


2010年7月9日金曜日

旧ブログ記事:言葉は生きているので・・・(2010年7月9日掲載)

以前住んでいたマンションの最上階に、とてもお金持ちの(ご自分でそうおっしゃっていた)女性が1人暮らしをしていた。

その方は、なぜかいつも「文句」から会話が始まるという特徴があって、たとえば、

「ああ、今日も暑いわねぇ、私の部屋は最上階だから、太陽の熱が直接やってきて、部屋の中が高温になっちゃうのよ。前に住んでいたマンションは高級マンションだったから、そんなことなかったのに、ここは安普請なのね」

とおっしゃる。

私など清水の舞台から飛び降りる覚悟でその安普請を購入したので、住まいへの文句は直接、私の心にもぐさっと突き刺さる思いがしたものだ。

他にも、
「毎日寒くてうんざりするわね」「疲れちゃって大変」「ここの管理は、大したことしてくれないのね。前のマンションでは管理人がいて・・」などと、会う度に「ネガティブ」な発言を聞かされるのだった。

どの発言も私に向けてのものではもちろんなく、マンションの施行会社だったり、管理会社だったり、あるいは、世間だったり、単に天候不順に対してだったり、向く先はいろいろなのだけれど、基本姿勢が「ネガティブ」。

ある朝、仲良くしている別の階の女性とエレベータで出会い、「おはようございます」と声を掛けたところ、彼女が、こう言ったのに驚いた。

「あ、おはよう!田中さんでよかった・・・。●●さん(最上階の方)だったらどうしようと思ったわ」
「え?どうしてですか?何かありました?」
「●●さん、愚痴っぽいでしょう?朝からあの愚痴を聞かされると、なんか一日がどんよりした気分で始まっちゃうので、できるだけ会わないように出社時間をずらしているのよ」

・・・。

ああ、そうか。

そうやって、ネガティブは波動となって他人に伝わっていってしまうのだなあ。

私は、そのオバサマを避けるといった行動にまでは出なかったけれど、「朝、できるだけ出くわさないようにしている」という人も中にはいるのだ。

言葉はそれ自体がエネルギーを持っているので、ポジティブな言葉遣いをすればそれだけポジティブなエネルギーを自分にも周囲にも伝えていくし、ネガティブな言葉を発信すれば、その分だけ自分にも周囲にもネガティブな影響を与えていってしまう。

問題は、相手にネガティブ波動を送るだけではなく、発した自分にもそのエネルギーは浸透してしまうことだ。

その女性は、いつも苦渋に満ちた表情をなさっていた。もっと笑顔で過ごしたら素敵なのに、と思っていたけれど、長年のネガティブ思考と発言で、表情まで険しいものになってしまったのかも知れない。

文句とか愚痴は、たまに言いたくなることがあり、それはそれで相手を選びつつ聞いてもらうのは、カタルシス(浄化作用)が得られるのでよい部分もある。

でも、それは、程度問題で、やはり、「ポジティブ発言 > ネガティブ発言」というバランスでありたいと思うのである。

2010年7月8日木曜日

旧ブログ記事:「指示待ち」新入社員を育てているのは案外、先輩かも知れない(2010年7月8日掲載)

4月から、断続的にではありますがずっと「OJT担当者」研修に従事しています。これが8月まで続くので、年に半分近くは「OJT担当者」の方と関わっています。

たいていは、新入社員や2年・3年次の育成・指導に当たるOJT担当者の、たとえば、育てるノウハウ、教えるコツといったことを演習を交えながら学ぶワークショップ型の研修スタイルです。

この研修の中で、ほんの少しではあるものの「コーチング」についても紹介し、簡単な体験もしていただきます。

「目標の明確化」「現状把握」「課題の定義」「活動計画案」「意思の確認」という5つのステップに沿った質問をあらかじめ書いておいた「コーチング体験シート」を配布し、それに沿って相手をコーチングしていくものです。

本来、どんな質問をするかも自分で考えたほうがよいのですし、考えておいてもその場その場で流動的に変化させていくことも重要ですが、いかんせんそれがメインの研修ではないので、こういう「ショートカットした」方法をとっています。

ま、それはさておき。

この演習をすると、よくこういうことが起こります。

【OJT担当者と新入社員であるトレーニーとの会話例】

OJT担当者:「この職場で、どんなことに挑戦してみたいの?」
トレーニー: 「具体的な仕事のイメージはまだ持てていないのですが、1年後には”後輩の育成を任せる”と言われるような存在になっていたいです」
OJT担当者:「あ、じゃ、今の俺みたいな立場になりたいわけね」
トレーニー: 「はい、できれば」
OJT担当者:「それじゃあ、仕事も勉強も頑張んないとね。」
トレーニー: 「はい、頑張ります」
OJT担当者:「で、今はどんなことを勉強しているの?」
トレーニー: 「今週は、学習に当てていい、と課長からお許しを得たので、新入社員研修のテキストを見ながら復習をしています」
OJT担当者:「復習しているのか。復習は重要だね。折角、時間を与えられたんだから、それを無駄にせず、効率よく勉強しないとね。でも、テキストだけじゃなくて、実際にプログラミングしてみたり、いろいろ実践的に復習したほうがいいと思うよ。俺も最初はテキストを読み返すというスタイルでやっていたけど、だいたい記憶に残らなかったからさあ。プログラミングするっていうのはどう?やってる?」
トレーニー: 「あ、そこまで考えていませんでした。でも、確かにそうですね。プログラミングもしてみます」
OJT担当者:「他にも、そうだなあ・・・。そうそう、勉強会をしているグループがあるので、それに参加してみたら?俺が紹介してやってもいいし」
トレーニー:「じゃ、お願いします」
OJT担当者:「わかった。じゃ、がんばれよ!新人!」
トレーニー: 「はい、ありがとうございます」

・・・・・・・・・

OJT担当者は、コーチングをしているつもりなのだけれど、よくよく聴いてみると、トレーニーに考えさせる時間よりも、コーチングをしているOJT担当者側が考え、自分の答えを与えている時間の方が長いのです。

でも、頭では、「コーチングは質問を中心としたコミュニケーション。相手に問いかけないと」という考えはあるので、「こういうやり方があると思うけど、どう?」「●●をやってみたら?」と巧妙に最後は「?(疑問符)」で終わる会話をする。だから、自分は「ちゃんとコーチングをやっている」という気になってしまう。

かたや、トレーニーは、コーチングもティーチングも区別して先輩と話しているわけではないので、「あぁ、先輩はそういう方法ととったのか。じゃあ、そうやってみようかなあ」「先輩が教えてくださったのだから、そういうもんかなぁ」と何となく聴いてしまう。

本当に実行に移すかどうかは別としても、「こうしてみては?」と言われれば、とりあえずは、「はい、ありがとうございます。やってみます」と反応する。

こんな風に先輩が、後輩の代わりに答えを考え、与えてしまうことを繰り返しているうちに、「答えは与えられるものだ」「先輩が教えてくれる方法をやってみなければ」と刷り込まれていくんじゃないか、と最近思うようになりました。

自分が、後輩の「思考するチャンス」を奪っているにも関わらず、先輩は、しばらくすると「今年の新入社員って自分で考えないんだよねぇ」「指示を待ってばかりいるんだよねぇ」と嘆くようになってくることもあります。

トレーニーが「考えない」「言われたこと以上をしない」と思った時、「そうさせているのは自分ではないか」と一度、胸に手を当ててよく考えてみる必要があります。

いや、そんなことはないよ、私は、ちゃんと考えさせている!とおっしゃる方もいることでしょう。

が、こういう質問もよく受けるのです。

「コーチングで考えさせるのはわかりました。でも、相手が明らかに間違った答えを言ったとき、それをただしてはいけないんですか?」

中には、「ゼロか一か」というくらいに明確な答えが存在するものもあるでしょうが、全てにおいて「明らかに間違った」と言い切れるかどうか、まず疑問です。

本当にOJT担当者自身の考えが正しいのか、自分のやり方が唯一の答えなのか、ということもやはり考えてみるべきじゃないかと思います。

未熟(に見える)な後輩には、先輩として手を差し伸べたくなる。教えたくなる。

でも、ちょっと待って。「その一言が相手を指示待ちにしていないだろうか?」をたまに立ち止まって考えてみる必要はあるのです。

2010年7月7日水曜日

旧ブログ記事:「想いがある人」に人はついていく(2010年7月7日掲載)

いつのことだったかもうすっかり忘れました。たぶん、10年は経っておらず、でも、10年近く経ったくらいの前のことです。

「人間はねぇ、想いがある人にくっついていくもんだよ。その想いは、伝え続けることが大事。ずーっと同じ想いを伝え続けていたら、少しずつ聴いてくれる人も出てくるし、それを理解しようという人も現れる。軸をぶらさず、伝え続けていけば、ちゃんとついてくる人も出てくる。ついてくれる人ができても、まだ伝え続けていたら、振り返ったら、たくさんの人がついてきてくれた、という状態になる」

そんなことを言われたことがあります。

それに対して、私は、

「もし、その伝え続けていること、自分の想いがなんか変だったり、ちょっと違っているなあと言うものだったらどうなんだろう?」

と質問しました。

「変とか違っている、というのは、自分が自信なくて、そう思うかも知れないけど、まずは、言い続けること、伝え続けることだよ。たいていの人は、1回か2回言って、伝わらないとあきらめる。あるいは、言う前に、どうせ分かってくれないと思い込み、伝える努力もしない。同じことをずーっと言い続けてみてご覧。世の中広いんだから、賛同者だって現れるし、徐々にあなたの想いは浸透するもんだよ」

そう解説してくれました。この人は、朝イチメールの最終回(7/5配信)の最後で登場した、「田中を説教したヒト」ですが、よくこういう素敵な言葉を掛けてくださる方でした。

さて、周りを見渡してみれば、あるいは、研修に参加される受講者の方たちとお話しをしてみれば、確かに、「想いがあっても、伝えていない」「想いは1回伝えたからわかってくれるはず」などと思う方も大勢いるようです。

あるいは、「想いがあるのかすら部下・メンバには伝わらないほど、何も語らない」というタイプもいます。

「背中を見ていたらわかるだろう」などというのは映画か小説の話であって、「黙っていたら分からない」のです。

何度も何度も、相手にわかる平易な言葉で、借り物ではなく、自分の語彙で語る。

そうしたら、徐々にフォロアーが増えてきて、そういうフォロアーが「この人をリーダーと見なす」と承認していく、というのもまたリーダーシップのあり方です。

人は、「リーダー」に任命されたからといってその日から「リーダー」になれるわけではありません。多くの賛同者、多くのフォロアーがついてきてくれるからこそ、「リーダー」になれるのです。

あなたが後ろを振り返った時、ついてきてくれる人(フォロアー)はいますか?

フォロアーになれ、と言ったってなるもんではありません。そのためにも「想い」を伝え続けることが大事なのだと思います。

--------想いがある人に人は、ついていく。

「想い」は熱く胸に秘めるのではなく、周囲に伝えることが大事なのです。

2010年7月6日火曜日

旧ブログ記事:上司の努力を笑ってはいけません。(2010年7月6日掲載)

何かと批判の対象になる上司。

コーチングの研修から戻ってきて、突然、「傾聴」らしきものを始めると、部下が「なんだか、今日は普段と違って、やたらと”なるほど””なるほど”って言うから気味悪くて」なんて後でウワサしたりする。

あるいは、部下が何かを提案する。普段は、「それはダメだろう」と一刀両断するのに、その日は、なぜか「●●さんはそういうアイディアを思いついたんだね」なんて受容的な聞き方をする。そればかりか、「すごいね」「それは面白いね」などと褒めてくれたりもする。

すると、『ああー、気持ち悪い。上司、どんなドーピングをしたんだ?』といぶかしく思う。

・・・これって、かわいそうじゃあないだろうか。

「他人は変えられないが、自分は変えることができる」
「過去は変えられないが、現在は変えることができる」

という言葉をよく耳にする。

上司が、
「これまでの部下との対応方法(過去)」を捨て、「研修で学んできた新しい方法と取り入れようと努力している(現在)」というのに、受け手がそれを辛かったり、斜に見たりしてはかわいそうである。
「部下に変われ」といわず、「上司としての自分を変えてみよう」と頑張っているっていうのに・・・。

・・・・

部下は、上司に変わって欲しいと思う。
たとえば、「私の話を聴いて!」「たまには褒めて!」と言う。

なのに、上司が突然その行動を変えると、「怪しい」「変なの」「笑っちゃう」「無理しちゃって」と言う。

それは、フェアじゃない。

誰かが変わろうとしている時、それを笑うのではなく、暖かく見守るべきである。あるいは、応援してあげるのがその行動変容を促進する力になるのだ。

上司がある日突然、何かを始めたら、そっと暖かく見守り、可能であれば、笑う代わりに、こうフィードバックしてあげて欲しい。

「ちゃんと話を聴いてもらえたので、すっきりしました」
「褒められると気持ちいいですね」
「最後まで話を聴いてくださって、ありがとうございました」

こういうフィードバックを受けることで上司だって自信がつく。

それと、上司も笑われたら、「やっぱり、元通りにしよう」などとすぐあきらめず、「研修で習ったことをやってみているんだ!」とカミングアウトすべし。

言っちゃったほうが楽になる。絶対に。

旧ブログ記事:『心とからだのオアシス』(夏号)発行!田中の連載あり(2010年7月6日掲載)

========== お礼 ==========

昨日7/5(月)に最終回を迎えた「日経BP朝イチメール」へのメッセージをTwitterと電子メールで数多くいただきました。

1年間ご愛読いただき、ありがとうございました。

Twitterに頂戴したコメントは、ゆっくりお返事中です。
「まだ来ないなあ」という方、今しばらくお待ちくださいませ。

=======================

さて、私、田中淳子が今年4月から連載を始めた『心とからだのオアシス』(中央労働災害防止協会発行)の「夏号」が出ました!

表紙左下の連載にある「部下が育つ!マネージャー実践塾」というタイトルの2Pコラムです。

今回は、「自己啓発と傾聴で信頼関係を築く」と題して、上司が部下とどう交流すればよいか、どう本音を引き出す関係が作れるかを解説しました。

人事・労務・組合関係の方の目に留まりやすい雑誌だそうです。また、第三次産業が対象読者そうです。金融、ITなどの読者が多いとか。

こちらもどうぞよろしくお願いします。

2010年7月4日日曜日

旧ブログ記事:明日が最終回:日経BP朝イチメール(2010年7月4日掲載)

このブログをお読みになっている方は50人くらいではないかと思っていますが、中には読者さんがいらっしゃると思われるので、ここで改めて御礼を。

明日7/5(月)の配信を持って、「日経BP朝イチメール」の月曜配信号”コミュニケーションのびっくり箱”が最終回を迎えます。

昨年2009年7月15日(水)から連載を開始し、少しずつ登録読者も増えていきました。開始当時曜日替わりで5人の執筆者が担当しておりましたが、今年2010年4月からは週3回体制となり、私のコラムも水曜から月曜にお引っ越しをしたことはご存じの通りです。

5月GW明けにはTwitterを開始し、朝イチメールの最後に必ず、田中のTwitterアカウントへのリンクを張ってもらったので、毎回10人から20人くらいの方からコメントを頂くようになりました。

これまで長年雑誌連載を続けてきましたが、読者の声が直接届くことはなかったので、「この連載は誰がどんな風に読んでいるんだろうか」「世の中の役に立っているのか」と常に疑問に感じていました。でも、ケイタイメールという媒体の特質(まるで、私個人が、相手に直接メールを送信しているような感覚)とTwitterによる即時の反応とで、「ああ、この方達が朝、通勤車中で読んでくださっているんだ」と初めて読者を身近に感じることが出来ました。

それ以降、多くのコメントに励まされ、筆はより滑らかになり、自分でも1年前と比べたら、ずいぶんとコラムの書き方が洗練?されてきたように思えるようになりました。

多くの読者と、日経BPの朝イチメール担当プロデューサーMさんの励ましがあったからこその1年です。

このサービスに私が参加することになったのは、「人のつながり」のおかげです。

2009年3月まで連載を担当していた「日経コンピュータ」の元編集長:Kさんに朝イチプロデューサーM氏が相談に行ったそうです。

「こういうサービスを企画しているんだけど、誰か、面白いこと書ける人いない?」と。

その時点で、「日経コンピュータ」の連載は打ち切りが決まっていたこともあり、K元編集長は「田中さんという人がいるよ。面白いこと、書くんじゃないかなあ」と推薦してくださったのです。

それですぐメールが届き、私もたまたまオフィスにいたので即レスで「会いましょう!」と返事し、あっという間にM氏と会うことになりました。

まだ「朝イチ」は構想段階でした。細かいことは何も決まっていない状態です。

ただ、「メールで届ける」という、私信のような形式にしたい。読者には毎回「へぇ」とか「そうそう」とか「あるある!」を感じていただきたい。そんなコンセプトは話している内に固まってきました。

初めてM氏にお会いした時、彼から見れば、私は「どこの馬の骨」状態なわけですから、「何かサンプル文章ありませんか?」と言われ、お見せしたのが、社内向けだけに出しているメルマガの抜粋版。(ちょっとふざけたことを書いて、社内にヒューマンスキルを広報するようなメルマガなんです)

それをご覧になって、「どこの馬の骨」の田中に1日は任せても大丈夫かなーと思われたようで、その後はとんとん拍子で話が進み、7月からの配信開始となりました。

私自身は初挑戦のエッセイという形態でしたので最初は、本当に苦労しましたが、多くのコラム・エッセイを読み、試行錯誤を繰り返し、だんだんとスタイルがわかってきました。(私のイメージにあったのは、「週刊文春」の(林真理子+室井滋+中村うさぎ+クドカン+先崎学+ずんずん調査)÷6みたいな感じです。お気楽に読めるけど、ちょっと感じる・考えるところがある、というような・・・)

それに近づけたのか、あるいは、まあ、独自路線が敷けたのかはわかりませんが、なんとか最後までたどり着くことができました。

明日、切るゴールテープは、47回目の配信を記録します。

私は今47歳で、朝イチも47回が最終回。きっと、この数字はずーっと覚えていることと思います。

人材育成を生業としている会社に勤めつつ、こういう、ちょっと毛色の異なる仕事を許可してくれた会社にも感謝します。

明日の最終回、無事、皆様のお手元に届きますように。

今後またどこかで読者の皆様とお会い(文章上で)できますように。

本当に1年間ありがとうございました。

感想は、再び、Twitterでお待ちしております。
http://twitter.com/TanakaLaJunko


*なお、明日(7/5)は仕事の関係で帰宅が深夜になるため、頂いたコメントへのお返事は7/6(火)以降になることを予めお伝えしておきます。
*Twitterアカウントは簡単に作れますが、それは面倒だ、という方は、朝イチメールの最後に「ご意見、問い合わせ」というリンクが張ってあるはずです。512文字程度の感想が送信できます。そちらもご活用くださいませ。編集部から、田中にかならず届きます。

===============

ところで、朝イチが軌道に乗ってきた時、Mプロデューサ氏とK元編集長と3人で食事をしたことがあります。

その時の会話。

Mさん:「Kさんはさぁ、淳子さんの真面目なお勉強講座の連載を見ていたわけでしょ?朝イチメールに書いてもらうような、ちょっと軽めのエッセイとか面白文章とか見たことあったの?」
Kさん:「日経コンピュータの連載原稿は、編集長だったから必ず目を通していたけど、軽めのエッセイも面白い文章も読んだことないよ」
Mさん:「え!?それで淳子さんを紹介したの?」
Kさん:「うん、多分、書けるんじゃないかなぁーと思って」
Mさん:「・・・・・そうなんだ・・・・強く推薦するから、知っているのかと思っていた」

・・・・

こういう時、やはり、クランボルツさんの「計画された偶発性理論」のことを思わずにはいられません。

感謝。


*** 追記(2011年5月28日) ***

上記が最終回前日の感慨。

再びどこかで(文章上で)お会いしましょう・・・と書いていたけれど、結局、リアルに会えることとなりました。

読者の皆様とリアル友達になれると思っていなかったので、すごくフシギな気分です。


2010年7月3日土曜日

旧ブログ記事:目に見える効果で達成感と一体感を味わう(2010年7月3日掲載)

今日は我が住まいのあるマンションで、「腰壁清掃会」(第一回)がありました。

4時間の予定が2時間で完了。20人くらいの参加表明だったのに、結局、25人くらいが集まって、すばらしい!

外廊下の腰壁は、雨だれで黒い縦線がついていて、これを外注するとかなりの金額になる(その割に大してきれいにならない)から、自分たちでやろう!となったのです。

【手順】

●業務用の洗剤(マイペットのような青い色していた)を水で希釈して、亀の子たわしでごしごしこする
●如雨露で上から水をかける
●雑巾で拭く

を2-3回。これで見違えるようにきれいになりました。

如雨露(じょうろ)で流す際、黒い水がどんどん落ちていくのに感動。

「おお、きれいになっている」
「なんと、こんなに汚れていたんだー」

管理会社からは、事前に「そんなことを住民でしているマンションは初耳」「大変な作業なので、4時間以上かかりますよ」と言われていたらしいのですが、チームワークがよくて2時間以内に終わりました。

全員でひとつの目的に向かって身体を動かす・・。

終わったら、「きれいになった壁」があり、達成感がある。

しかも、その壁は、自分達の住まいの、毎日通る廊下にある「腰壁」で、通るたびに「自分達で清掃したんだよね」と思える。

夕方は近所の公民館に再集合し、ビールやおつまみと共に、懇親。色々なおしゃべりをして、楽しく過ごしました。

マンション住まいだと、どうしても人間関係が希薄になるし、だからといって突然、懇親会をしても盛り上がれないし、最初に「全員で汗かきながらの大掃除」があって、その達成感と満足感と思い出をひっさげての「懇親会」なので一体感も味わえたのではないかと思います。

何か、共通の目的を持って、共に仕事をする、というのは楽しいものですね。

私達講師は、基本的に「個人プレイヤー」なので、「共に何かを成し遂げた」経験はしづらいのです。

「一緒にやった」「効果が目に見える達成感」を自分の仕事にも取り入れられたら、と思った1日でした。

===========

今回のイベントの目的は、2つ。

1.清掃を全員ですることで、支出を減らそう→将来の「修繕積み立て費」増額を遅らせるなどを意図
2.全員の懇親

この目的を理事長はちゃんとプレゼンしてから始め、終わる際も再度確認していました。

「目的」はしつこいくらいに言うのも重要です。

なぜならば、ちょっと辛かったりしたときに、本来の目的を忘れ、「これ、外部に出せばいいじゃない」などとなっていくことがあるから、です。

2010年7月2日金曜日

旧ブログ記事:賢明な件名を懸命に(2010年7月2日掲載)

1日何通のメールを受け取るか、は、その人のポジションや人脈やいろいろな要素に関係するものだろうけれど、それにしたって、仕事をしていれば、最低二桁、多くて三桁、いや、四桁なんて人もいるかも知れない。

その中から「読むべし!」「要らない!」「返信せねば!」「読んだだけでいいわ」など”仕分け”していかねばならないのだから、送る側も、読んでほしければ、件名を懸命に考える必要がある。(ここ、少し笑うところです)

たとえば、仕事メールでの以下のような件名は、たぶんよろしくない例であろう。

件名: ありがとうございました
件名:例の件
件名:ご訪問日に関しましてご相談がございます。お返事いただければ幸いです。
件名:定例会議

一方、こんな件名ならよい、と思うもの。

件名:【お礼】7/1(木)懇親会へのご参加
件名:【ご報告】●●株式会社訪問(20100702)記録
件名: ABCプロジェクト_定例会議(20100630)議事録

・・・

もちろん、会社によって、PJによって、「メールのルール」はマチマチなので、上記の「よいと思うもの」も、NGなケースはあるやもしれぬ。

が、

とにかく、コミュニケーションというのは、

●聴いてないほうが悪い
●読んでないほうが悪い

と言ったって、何も解決しないので、

●いかに聴いてもらえるか
●いかに読んでもらえるか

を考える必要があるのだ。

今日のポイント:           「件名は懸命に考えるべし!