●実務の課題をテーブルに乗せて議論し、
●活動計画を立てて、
●それを実践し、
●成果を持ち、再集合、
という部分が通常の研修と異なります。
成果を持ち帰ってくる、再集合のクラスで伺う話は、とても興味深いものが多いのです。私たち、ファシリテータ側も勉強になることが沢山あります。
あるリーダーさん。
何でも指示命令していたけど、それだけじゃダメだなと思い、メンバの意見や考えを訊いてみよう、と決意した。
メンバが相談や報告にやってくる。 いつもは、「あ、それは、こうして、ああして」と話の途中でも指示していた。
だけれど、必ず、「どうしてそう思ったの?」と聴くようにした。
「どうしてそう思ったの?」などと訊かれることのなかったメンバは、そこで初めて考え、頭の中にあるものを言葉にしようと努力し始める。
メンバが相談や報告にやってくる。 いつもは、「あ、それは、こうして、ああして」と話の途中でも指示していた。
だけれど、必ず、「どうしてそう思ったの?」と聴くようにした。
「どうしてそう思ったの?」などと訊かれることのなかったメンバは、そこで初めて考え、頭の中にあるものを言葉にしようと努力し始める。
答えが出てきたら、さらに「で、どうしてそう思ったの?」と尋ねる。
また、考える・・・。
それを繰り返している内に、メンバが「あ!わかりました。どうやればいいか。思いつきました」 などと、晴れやかな表情で席に戻っていくようになった。
自分は、何も教えていないのに・・。ただ、「どうしてそう思ったの?」と尋ねただけなのに。
そういうことが、1ヶ月の実践期間で何度もあった。
いままで、何でも細かく指示したり、”答え”を与えたりしていたけれど、メンバに考えさせてみたら、 たいていのことは、メンバ自身が答えを持っていて、それを思いつく力もあるんだとわかった。
・・・・
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この話をしてくださったリーダーさんは、30代前半。まだ新任リーダーという立場でした。
何かをやってみることも大事だけれど、そこから何を捉え、何を気づくか、それをどう考え、どんな風に次に生かすか。自分のこととして捉えるアンテナの感度は大切なんだなー、と、色々な報告を聴きながら、私もまた多くを学ぶのでした。
何かをやってみることも大事だけれど、そこから何を捉え、何を気づくか、それをどう考え、どんな風に次に生かすか。自分のこととして捉えるアンテナの感度は大切なんだなー、と、色々な報告を聴きながら、私もまた多くを学ぶのでした。
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