脚本家の北川悦吏子さんが「おんぶにだっこ」という子育てエッセイの中で、赤ちゃん連れで出歩くと、「街の姑さん」が色々と声を掛けてくる、といったことを書いている。
かわいい、とか、何ヶ月?とか、そんなことから始まり、巧妙なのは、「その格好じゃ寒いでちゅよねぇ」などと、赤ちゃんの話しかけるふりをして、ママにやんわり注意?をするタイプだというようなことも述べている。それを「街のお姑さん」と彼女は命名しているのだ。
わが妹も似たような経験をする、と言っている。間もなく1歳のBabyを前に抱っこして(抱っこ紐で)、駅を移動、病院に行く、買い物へ・・・と。すると、あちこちで「街の姑さん」に話し掛けられるそうだ。
ただ、「その格好じゃ寒いでちゅよねぇ」というような注意をされることはないらしく、どちらかというと、ほんわかした声をかけられることが多いと言っている。
「何ヶ月?まあ、しっかりしたお顔だこと」
「触っていい?まあ、ぷくぷく。赤ちゃんのことなんて、もう昔過ぎて忘れたわあ」
「かわいいわね。女の子?」(※)
(※ 男児であろうと、女の子?というのは、褒め言葉である。)
などなど。
北川さんもエッセイの中で、面白い現象だと言っているのだが、普通、突然赤の他人が「何歳?」とか「かわいいわね」などと声をかけることはないはずなのに、赤ちゃん連れだと、あちこちで声をかけられちゃうと。
それだけ、赤ちゃんというのは、関心を寄せやすい存在なのかも知れない。
先日は、いかにも会社員という男性が電車の隣の席にいたとかで、「かわいいぃ、ぷくぷくぅ~、触っていいですか?いやあ、癒されるぅ~」と言ってから降りていったそうだ。
お疲れのビジネスパーソンを癒す存在。赤ちゃんは偉大だ。
かくゆう私も、最近はよそのBabyがやたらと気になるようになり、今日もスーパーでせっせと10個以上のカゴを片付け、お手伝いをしているつもりらしい男児を見かけ、脇にいたママに話しかけてしまった。
「何歳ですか?」
「2歳5ヶ月です」
「こんなお手伝いができるんですねぇ」(しみじみ)
私も、「街のお姑さん」である。
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プロフィールに写真を入れてみました。
以前から、写真入れたら、と同僚に言われていたので。
えっと、それから、ブログを更新した時は、Twitterで「さえずる」ようにしてます。
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