2009年10月21日水曜日

旧ブログ記事:他人からいじられたい!(2009年10月21日投稿)

あるリーダーさんがこんな話をしてくださいました。

「チーム内のコミュニケーションを活性化したいなあ、いろいろな人と仕事も仕事以外の話も交わせるようになりたいなあ」 と考えた結果、「自分がいじられる」にはどうしたらいいか?と視点を変えた。

「机に妙なモノを置いて、いじられるようにする」というのはどうだろう?

・・・

「しかし、何を置いたら、周囲からいじられるだろう?」

アイディアが湧かぬまま数日。その時点で、彼はデスクに2台のディスプレイを置き、 Dual環境で作業をしていたのですが、他人に貸し出していた1台のディスプレイが戻ってきたことで、同時に3台をデスクに置くことにしたそうです。

さすがに1人のデスクに3台のディスプレイ。目をひく。

周囲は興味を持ち、「これ、何に使うの?」「どうやって3台を使い分けているの?」「なんで3台あるの?」などと、チーム内外から声を掛けられるようになったそうです。

これと似たようなことをやってみたい方がいて、「私の場合は、ちょっとしたキャラクタグッズ(置物)を机に置いてみた。すると、周りの人が『コレ上げる』『コレも上げる』と寄贈してくれるようになった」 そんなこんなで、置物コレクションが増え、それに「つっこみ」に来る人もでき、周囲と予想外の会話ができるようになったようです。

・・・電子メールだとか電子掲示板だとかWebだとかイントラだとか、放っておくと何でもデジタルに済んでしまいますが、やはり、仕事をしているのは、人間。

相手を知る前に、自分を知ってもらうかな、自分と関わってもらうにはどうしたらいいかな?と考えた結果の試みでした。

面白い発想だなあと感心しました。

ところで、こういうことをしたい!と思っても、「5S運動」とやらで、実現がままならぬオフィスもあるやに聞きます。

※5S:整理、整頓、清潔、掃除、しつけ(だったと思う)

それはそれで重要なことですし、「職場環境の<あるべき姿>」という定義は、難しいですね。

*** 追記(2010年5月21日) ***

個人情報とかクリーンデスクとか、そんな言葉がオフィスに進出してきて、上記のようなことがだんだん難しくなってきています。

職場の”コミュニケーション”を活性化する、というのと、様々な制約というのは、共存できるのかな?

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