メンタルケア、ストレスマネジメントなどについてマネージャ教育を行い、マネージャも以前より意識的に部下との「直接」の会話時間を増やすようにした。
しかも、できるだけ「傾聴」と「共感」を中心にするように。
ある新入社員との面談時。
彼の悩みや困っていることなどを真摯に聞いていた上司が最後に言われた一言。
「ボクの悩み、ブログに詳しく書いたんで、こっちを見てもらえますか?」
そういって、URLが書いてある紙を渡されたそうだ。
・・・・・
別の例。
日中、居眠りをしている若手社員がいる。ランチ直後の一時的なものであればお目こぼしもできようが、頻度が高い。仕事に影響するほどに。
上司は彼女に居眠りを注意するとともに、もし体調不良なのであれば、病院に行っては?と提案した。
数日後、彼女は上司に報告に来た。
「あたし、”眠り症”という病気らしいので、眠くなるのは仕方ないみたいです」
「お医者さんに言われたの?」
「いえ、ネットの質問サイトに投稿したら、どこかの方がそう返事してくれました。」
「その人、お医者さん?」
「いえ、たぶん、フツウの人」
「病院にちゃんと行って、必要なら診断書持ってきてくれないかな」
数日後、それが面倒だったのか、彼女は退職してしまったそうだ。
今の時代、上司稼業もラクじゃない。
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「イマドキの若者」とか「最近の若いもんは」という表現は、どの世代でも言われることで、「今」に限らず、「若者」はいつも批判の対象になるんだけれど、「イマドキの上司」が困惑するのは、「メール」「ブログ」みたいな自分の世代になかったツールや情報ルートがあることじゃないだろうか。
*** 追記(2010年5月21日) ***
今だったら、FacebookやTwitterなどを紹介されてしまうのかな?
「部長、ボクのホンネはつぶやいていますから、フォローしてください」なんて(笑
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