2009年10月28日水曜日

旧ブログ記事:読書の秋(2009年10月28日掲載)

読書の秋。

最近、電車の中で、本を読んでいる人の数が増えたように思います。

私はいつも本を1冊は持ち歩き、どこでも読んでいますが、車内で見かけるのはたいていケイタイメールかケイタイゲームに取り組む人々。

新聞を小さく折りたたんで読む人も以前と比べてぐんと減りました。でも、ここ数週間?、急に読書する人が増えたような気がしするのです。(ただの気のせいかも知れませんが)

先日「毎日新聞」が子どもたちの読書習慣が向上しているという調査結果を載せていました。

質的なものはともかく、子ども時代から本に親しむことはよいことだと思います。

私たちは研修時、教室には、参考図書と称して、その時々の研修テーマに関連する書籍を5~10冊程度並べて置きます。

全く見向きもされないこともあれば、通りすがりに多くの方が手に取り、場合によっては、「今晩借りていっていいですか?」「書名をメモしたので、帰りに本屋さんで探してみます」なんて言われるもともあります。

昨日まで新宿の研修センターで行っていた「リーダーシップ」研修では、多くの方が、参考図書を手にされ、休み時間のたびに自席で熟読されていました。

ところで、私が所属するチームと、興味ある人間10人程度で毎年「読書ラリー」をやっています。

Excelに一人1シート作成し、1/1~12/31までの
●読んだ本の名前、著者、出版社
●評価(◎、○、△、×など)
●コメント(ここが面白かった。こんな場面で役立つ。翻訳が間違っている・・など)
を書き込んでいきます。

ジャンルは問いません。仕事に関係なさそうな本でも何かの情報源になることが多々あるからです。

年初に「今年の目標冊数」を宣言し、月ごとに締めています。

参加者は10人程度ですが、ファイルル自体は全社員共有になっているので、誰でも中を覗くことはできます。

私は毎年100冊で宣言し、現時点(10/28)で、既に110冊を超えました。あと2ヶ月あるので、130はいけるかなと思っています。

そういえば、ある企業で出会ったサポートエンジニアの方。

「趣味は読書。しかも、大量のビジネス書を読むこと。なぜなら、そこには自分の知らないことや気づかなかったことが大量に載っているから」

とおっしゃり、さらに、

「他の人が本を読んでいないと、うっしっし、と思う。俺と段々知識や情報量に差がつくぜぇ、とほくそ笑む。」

とも。ちょっとオモシロイ。


今年読んだ本で、面白かったものをいくつか。

●穂村 弘 『本当は違うんだ日記』 集英社文庫
→エッセイなんですが、電車内で読むのは危険。ちょっとした気づき、疑問をフシギな文章でつづっています。ホムラさんは歌人ですが、エッセイストとしても素晴らしいと思う。


●水野敬也 『夢をかなえるゾウ』 飛鳥新社
→ 今頃なんですが、同僚が読んで面白かった!というので。関西弁でのビジネス書というのが受けたのかも。

●松田公太 『すべては一杯のコーヒーから』新潮文庫
→ タリーズコーヒーを日本に持ってきた青年起業家の物語。いろんなものとの戦いはワクワクします。 『R25の創り方』(R25創刊に関わった方の話)、『スープで行きます』(スープストックトーキョー創業者の話)も読みましたが、「裸一貫から」の感じが良かったのが『すべては・・』です。

●いかりや浩一 『いかりや長介という生き方』 幻冬舎文庫
→ ご長男の本です。いかりや長介が、ドリフ絶頂期を経て、一旦は一線を退いたかのように見えて、役者として再ブレークするあたりの努力が凄いのです。キャリア論として読んでも面白い。

●平本相武 『成功するのに目標はいらない 人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方』 こう書房
→ 「ビジョン型」と「価値観型」の人間がいるそうです。日本人の大半は、価値観型だと平本さんは言ってます。「10年後どうなりたい」というビジョンを問われると答えに窮する私に「じゃ、これを読んでみては」と同僚が勧めてくれました。平本さんは、朝イチメール仲間です(月曜日担当)

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