「自分でやったほうが早い」
「自分がやったほうが上手」
は、
「相手に任せると遅くなる可能性がある」
「相手に任せるとうまくできない可能性がある」
だけでなく、
「説明する分だけ、手間が増える」
というのも懸念材料となる。
「自分でやったほうが早い」「上手にできる」の誘惑に打ち勝つにはどうすればいいんだろう?と悩むけれど、「思い切って任せる」がなかなかできない。
何でもかんでも任せるんじゃなくて、選択しながら任せていけばいいんだろうとは思う。
たとえば、
●今日(今週、今月)は、少しだけ時間的余裕がある
●今、自分は精神的にも余裕がある
という条件が揃っていて、
●この仕事は、私じゃなくてもできる人がいるべきである
●この仕事、私がいないとSTOPしちゃうからマズイなあ
と思えて、
●後輩も「挑戦してみたい」と言っている
なんてことから始めてみればいいんじゃないだろうか?
私は、以前、誰だったか(大先輩)に、
「自分しかできない、と思い込むのは、思い上がりだ」
みたいなことを言われたことがあって、
「多くの人ができるようにすることが、年長者や経験者の責任じゃないか」
ってなことをさらに添えられた経験がある。
「中年期以降の発達課題には”世代継承性”というテーマもある」といったことが、先日読んだ『リフレクティブ・マネージャー』にも書いてあって(金井さんの言葉)、より一層、「なるほど」と思うのである。
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