2009年12月24日木曜日

旧ブログ記事:日経BP朝イチメール:サンタクロース(12/16)(2009年12月24日掲載)

一応日経BPさんとの契約で、ブログでは紹介してもよい、ということになっているので、先日の「朝イチメール」を一部添付します。

この日は「感想」が多々寄せられました。お会いしたことがない全国の読者さんのXmasの思い出が綴られていて、執筆者としては、しみじみしてしまいました。ありがとうございました。

「朝イチメール」を見てみたいと言う方、こんな感じのコラムを配信しています。ケイタイのみで読める、という限定メディアです。よろしければご登録を。

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Subject: [nikkeiBP]朝イチメール

12/16(水) コミュニケーションのびっくり箱
●サンタクロース
〔田中淳子:グローバルナレッジ〕

一般に人は何歳までサンタクロースを信じているものだろうか?

おそらく物凄く驚かれると思うのだが、私は13歳、中学2年の冬まで信じていた。

私は父の仕事の関係で2歳から5歳までアメリカに住んでいた。なので、クリスマスの原体験はアメリカにある。白髪のサンタクロースの膝に抱かれて撮った写真も残っている。子供の頃からクリスマスはとても身近なものだった。

帰国してからもクリスマス近くなると、「サンタさんにお手紙を書きなさい」と言われ、「今年1年の自分のことと来年の抱負&欲しいもの」を便箋にしたためた。

この手紙は、父が「投函しておくから」と預かってくれた。クリスマス12/25の朝、枕元には、「欲しい」と書いたものの一部もしくは全部(といっても、昭和40年代の小学生。贅沢なものなど皆無で、色鉛筆とか香り付き消しゴムとか中身はたかが知れている)が置いてあった。

「なぜ"高島屋の包み紙"なんだろう?」という疑問は持ったのだが、「だってサンタさんが自分の国から全ての子供のプレゼントを持ってくるのは大変でしょ? 日本に来たら、日本人になりすまして、デパートで調達するんじゃないかしら」と母に言われ、「なるほど、それもそうだ。ソリに大荷物を乗せて遠く外国からやってくるのは大変だもんな」と納得していた。

小学校高学年になると、さすがに周囲でもサンタクロースを信じている人は激減してきた。

私が「うちには必ず来る」と言い張っていると、「それは親がやっているんだよ」とクラスメイトに言われた。帰宅して、「お母さん、サンタクロースはいない、と皆が言うけど、私は毎年ちゃんと手紙を書いているから、プレゼントももらえるんだよね」と話したりもした。

しばらくすると、母が「これがあるわよ」と新聞記事の切り抜きをくれた。

それはフィンランドのサンタクロースへ手紙を書くと返事がもらえるというものだった。

「いつもここに手紙が届くのよ。だから、このサンタクロースがプレゼントを届けてくれるのよ」と言われたので、記事を学校に持って行き、皆に見せた。

「えー!? ここに手紙出したって、プレゼントは届かないんじゃない?」と疑うクラスメイトもいたのだが、結局はそれぞれが家で手紙を書き、エアメールで出すことになった。

その年のクリスマス。我が家にはちゃんとプレゼントが届いたが、友人の家には、サンタクロースから返事は届いたものの、プレゼントは届かなかった。(もちろん、各家庭で両親からはプレゼントをもらった)

「やっぱり、サンタクロースはいないよ。親がやっているんだよ」と強く言われてしまった。

父にそれを話すと、「同僚のうちにもサンタクロースが現れたらしいよ。息子が『今年こそ、サンタクロースを見る』といってずっと起きていたんだそうだ。

夜中にガタっと音がしたから行って見たけど、もう姿はなく、プレゼントだけが置いてあったんだって。やっぱり、子供に姿を見られないようにしているんだね」と、とても神秘的な話をしてくれたので、またまた私は深く信じるようになった。

・・・・続きは、「朝イチ アーカイブ」にて ・・・

*** 追記(2011年5月22日) ***

「続きは、朝イチアーカイブにて」と書いてありますが、このアーカイブがもう削除されています。これらは、既に電子書籍になっており、日経BPストアからiPad/iPhoneでダウンロードできます。が、とても探しにくいそうです。

電子書籍の「ライフスタイル」というタグ?をタップする、と聴きました。私もやってみたことがないので、それで出てくるかどうか、いまひとつ自信がありません。カテゴリは「ライフスタイル」だそうです。

というわけで、ここに「続き」も掲載するべきなんだろうなあ。ちょっと探してみよう。どこかにあるはず。


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