2009年12月1日火曜日

旧ブログ記事:引き継ぎ資料の作成方法(2009年12月1日掲載)

有識者の知識・スキルを後進に早く引き継ぎたい!という声はよく聞きますし、そのために「マニュアル化」「文書化」をしている職場も多いことでしょう。

このとき、その引き継ぎ資料・マニュアルを誰がどう考えて作っているでしょうか?

有識者が作成すると、自分の知識レベルを基本として書いていくため、初心者・門外漢には、「さっぱり分からない」資料になることがあります。

そこで、お薦めなのが、「引き継がれる側=引き継ぐ相手」のリクエストを尋ねる方法です。

先日担当した「リーダー研修」でもそういう事例が出ました。

「引き継ぐ相手にヒアリングをして回り、『何を引き継いで欲しいか』『知りたいことは何か』を調べてから資料を作ったら、抜け漏れが激減した」
という話でした。

同じようなことは他社でも聞いたことがあります。

「引き継ぐ相手にアンケート用紙を配り調査した」とか「引き継ぐ相手に項目だし(見出し・目次レベル)だけはしてもらった」とか。

すべて似た試みですね。

分かっている人には「当然」だということすら分からないのが初心者・門外漢。 なので、分かっていない人、これから学ぶ人に「知りたいこと」「教えてほしいこと」を挙げてもらうというのは、どこでも使える方法かと思います。

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