「・・・を読んだ」というタイトルでないのは、まだ半分までしか進んでいないからです。
が、「今どきの若者」のコミュニケーションについて知るのに面白い本なので、ご紹介します。
著者は全国の若者(10代20代)にインタビューをして、「若者のコミュニケーション」について、肌で感じたことをまとめています。
詳細は、本編を読む方もいらっしゃるかも、なので「うへぇ」と感じたことをいくつか。
●「友達」がどんどん増えていく
物心ついた時点でケイタイを持っていた世代は、それはそれで辛そうだなあ。昔なら、小学校を卒業し、異なる中学に行く、中学校を卒業し、異なる高校に行く、はたまた、転居する、などにより、適当に人間関係がリセットされたもんだけれども、今は、ケイタイに登録された関係は、どんどん増えていくばかり。そうなると、「たまには連絡をする」相手がものすごく多くて、付き合いをしないと”嫌なやつ”のレッテルを貼られたりするので、「気遣う」ということに異常なまでに神経を使っている。
⇒ 自分が中学や高校の多感なころにケイタイなんかあったら、私もハマっただろうと思うけれど、なんかフクザツでメンドクサそうな人間関係に翻弄されるのであれば、よしあしだなあ、と思いました。
●即レスは原則!?
うわっ!PCのメールで何日も返信しない/されないケースがあります(仕事は別として)。「ごめんねー。PCって週に1回しか見ないから」なんてのが中年男女の会話ですが、アルバイトなどで拘束されていない限り、即レス、なんですね。そりゃまた大変ですね、という感じ。(だから、研修中にしょっちゅう携帯チェックしたりしているんですね。新入社員の場合、仕事のはずはないのに)
・・・ケイタイ世代、それはそれで生きづらいのかも知れません。青春時代にケイタイがなくてよかった、と思ってしまいました。
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新入社員研修が迫ってきたので、「新入社員」「若者」に関する本をいくつか買って読んでいます。(そういうテーマの新刊が続々。そういう季節なんでしょうか?)
もう新卒者のダブルスコア以上の年齢になったので、ちょっと予習しておこう、と。
上記の本には、他にも「相手や場面に合わせて自分の”キャラ”を変える」若者が多く登場します。「そのほうが相手が喜ぶと思って」と。「読空術」(KYと言われないために、空気を読む)に長けているのが現代の若者だそうです。
*** 追記(2011年5月26日) ***
今年の新入社員は、各社大変優秀で、上記のようなことはあるのかも知れないけれど、ビジネスパーソンとして同等に話をした時、格別違和感は覚えませんでした。
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