その州都は、西側の島にあるビクトリアという街です。バンクーバーから飛行機でたしか30分程度。水上バス(?超高速の)でも小一時間のところにある、それはもう美しい街です。
20年近く前、元オットが1年間単身赴任していたので、よく通ったんです。
絵葉書のような景色。とても温暖で、平和な街なので、カナダ中のリタイアした人が集まるなんてその当時は言われていました。今はどうだろう?
世界中で「もう一度行って見たい街は?」と言われたら(って、そんなに多くの国に行ってないけれど)、間違いなく「カナダのビクトリア」と思うほど、とてもとても美しい街でした。
夏からの赴任だったので、赴任のために2週間。秋に1週間。冬休みに3週間。春にまた2週間。最後、迎えに行くのに夏に2週間。
なぜかうまく有休を使ってこれだけ通えました。
日本からはバンクーバー経由でビクトリア入りします。4回目か5回目のバンクーバー空港での出来事。
「あなたは、何のために何度もカナダに来ているのか?」とイミグレーションで問われ、「オットがビクトリアの●●学校で教鞭をとっていて」と説明したのですが、それでもアヤシイ!?!?となって、足止めを食いました。(1年に何度もカナダ入りするアジア人。アヤシイ!となったのでしょう。といっても、こっちは20代の小娘で、悪いことするわけないだろー、という感じですが)
カナダは、日本人観光客が多いこともあって、バンクーバーは特に日本食レストランが多かったですし、カナダの主要ホテルでは必ず朝食で「和食」が選べたりもしました。
ただし、こんなことがありました。
「和定食」をお願いすると、ご飯、味噌汁、焼き鮭、おしんこ、ときれいに揃っているのですが、そのご飯が「バターライス」。鮭も塩鮭ではなくて、普通のサーモンを焼いたもの。
そういえば、ビクトリアは特にイギリスの空気が色濃く残っているので、「Afternoon Teaにいらっしゃい」と地元の老夫婦に誘われて行ったらば、本当に絵に描いたように、「サンドイッチ」「パウンドケーキ」「クッキー」といったものが3段のお皿(Afternoon Tea用の)に盛られ、ソーサーつきのカップで供されたことがありました。
日本に戻る最後の休みにカナダを横断しました。とにかく、どの土地もとてもいいところでした。ケベック州では英語が全く通じない経験もして、同じ国で言語が異なるなんていう、日本では味わえない異文化に接したりもしましたよ。
一度は行ってみて損はしない国だと思います。
・・・と、開会式を見ながら、遠く20年前の思い出に浸ってしまいました。
さて、オリンピック。皆さん、頑張って自分の持てる力を出し切って欲しいものです。悔いが残らない試合になりますよう。
*** 追記(2011年5月26日) ***
なんだろう?と思ったら、バンクーバーオリンピックをやっていたのですね、このとき。
ふむ。
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