2010年2月15日月曜日

旧ブログ記事:受講者が多国籍に(2010年2月15日掲載)

定期開催コース(新宿または大阪)でも1社向けの研修でも最近は、多国籍になってきました。

「プレゼンテーションスキル」の1社向け研修では10人の受講者のうち、お一人イギリス人の方が混ざっていました。来日してまださほど経過していないので、日本語を学習中ということでしたが、「プレゼン演習は英語でなさいますか?それとも日本語でなさいますか?」とお尋ねすると、「日本で仕事をしていますから、日本語でトライします」とのこと。

ゆっくり、しかも、簡単な単語を使ってのプレゼンではありましたが、実は、この方のプレゼンがもっとも分かりやすかったという結果になりました。なぜか?

日本語がNativeに話せると、やたらと文章が長くなってしまいます。なので、文章の出だしと終わりの頃とでは話していることが3つくらい変化している場合もあります。日本語学習中の方が日本語でプレゼンをすると、どうしても、一文ずつ言い切ることになります。そこで「とても分かりやすい!」という評価になったのです。

これは、とても大きな発見でした。

これ以外にも、英語とドイツ語しかお話しにならないドイツ人10人への研修提供、とか、とある商社が研修で招いたインドネシア人(英語がなんとなく通じる)20人に研修提供、とか、インターナショナルなクラスも多く体験してきましたが、これらは例外で、たいていの受講者は「日本語」がちゃんと話せる方ばかりです。

来日数年でほぼぺらぺらに話せるのを見ると、中学1年から勉強したはずの自分の英語力ってのは一体なんなんだろう?と恥ずかしくなります。

そういえば、先日、「ボクは中国とのプロジェクトを推進する仕事をしているので、ぜひ、今年中に中国語で”挨拶”程度は交わせるようになりたい」とおっしゃる日本人の方もいらっしゃいました。

日本語だけでは勝負できない時代になってきたんだなあ。ITエンジニアも技術以外に勉強することが多々あって大変だなあ、と思ったのでした。(どの職種でもそうですけれど)

「たかが言語」「されど言語」です。ホント、なんとかしなくちゃ、です。(わが身に言い聞かせる)

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