以前、「奇病列伝」のひとつとして、”中心性漿液性脈絡網膜症”のことを書きました。
発症したのが2005年3月なので、もう5年が経とうとしています。
発症から治癒まで4ヶ月、ちょうど新入社員研修真っ只中だったので、新入社員の顔が全員ゆがんで見えるわ、毎晩チェックするレポートの文字もホワイトボードに書いた文字もなにもかも曲がって見えるわ、とにかく泣きそうな日々でした。
が、もう5年。なのに、いまだに3ヶ月に1回は眼科に行っています。すると、「眼底検査をしましょう」と言われます。
瞳孔を開く検査なので、3-4時間、これまた見づらくなり(まぶしくもなり)、土曜日の貴重な時間がもったいないので、先日、
「先生、もうこの検査したくないんです。発症した原因もわかっていますし、その原因となる生活(=2晩連続徹夜が引き金)はもはやしていないので、再発しないと自分では思っています」
と思い切って医師に伝えてみました。
すると・・。
「田中さん、中心性・・の再発じゃなくて、もっとすごいのの発症を懸念しているから、検査しているんです。」
「それって、なんですか?」
「加齢黄斑変性、です。中心性・・・をやった人は、加齢・・・のリスクが高まるので、早期発見のために検査はしておいたほうがいいんです」
と。
おいおい、それを早く言ってよ。
いつも、「じゃ、また、今日も眼底検査しましょか」と言うので、再発を疑っていると思ってましたさ。
というか、最初は、「再発しやすいので、たまに検査しましょう」と言われていたので、そういう理由だけかと思っていましたさ。
でも、「加齢黄斑変性」ですって?失明のリスクが高いですって?
はぁ~。
ホント、それを先に言ってよ。
今日の結論:
「何事にも”理由”は大切だ」
「”理由”をいうことで、人は動機付けられる」
「”理由”が伝わらなければ、行為の意味づけができないことがある」
【目の病気いろいろ】
●私が体験した「中心性漿液性脈絡網膜症」
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_tyushin.jsp
●懸念されている「加齢黄斑変性」
http://www.nichigan.or.jp/public/disease/momaku_karei.jsp
★症状が似ているらしい・・・。そして、またしても「加齢」。キーワードは、加齢。ふぅ~。深いため息・・・。
やはり・・・。
華麗なる、加齢。
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