2009年5月27日水曜日

旧ブログ記事:「バカっ!」と言われて(2009年5月27日掲載)

今日は、「独白」です。(また5時に目が覚めちゃいまして) 


新入社員の時、理解が悪かったことは、既に書きましたが、新入社員研修で「C言語」を習っていた時のこと。

printfを使い"Hello,world″を画面に出力するプログラムを書くというごく簡単な演習。

プログラムを実行すると、画面に"Hello,world"と確かに表示されました。講師を務めていた先輩。「ほら、できた。表示された。」と嬉しそうに。

一方、私は、「自分が打ち込んだもの(エディタで)、画面に出たって、当たり前じゃないか。”実行した結果”という意味がわからない。」と、思い悩み、「これ、なんですか?」とソボクな質問を。

●エディタで作ったソース・プログラムを画面に単に表示することと

●プログラムを実行した結果が画面に表示されたこと

この2つの違いが全然わかっていない、という、今思えば、自分で自分に突っ込みを入れたいほどの落ちこぼれよう。

先輩は、あまりのことに驚いたのか、突然、

バカっ!」と教室中に聞こえる声で私に言いました。

・・・・

社会人になって、人前で初めて「バカっ!」と言われることの衝撃。

意思に反して、涙がじわーっと。(その後、この先輩には、研修中と配属先とでさらに2回「バカっ!」と言われました。)


・・・なんて話を遠い目をしながら、つい最近、同僚(30代半ば。男性。講師)にしました。

「そういえば、私が新人のころ、”バカっ”と言われたことがあって・・・。それも3回も」と。

同僚は、「それで淳子さんは、大丈夫だったんですか?」と。

「泣けたけど、次の日もフツウに研修受けていたなあ。休んだりはしなかったなあ。メンタル面が強かったんじゃなくて、なんか、”会社というのはそういうものだ”と思っていたからかなあ。」

「そうかぁ。それにしても、凄いなあ・・・・・。」

「でしょ?フツウ、右も左もわからない新人に”バカっ”なんて言わないよねぇ。」

「いや、そうじゃなくて。ボクは、”バカっ”と言いたくなるような新人にまだ出会ったことがない。凄いなあ。」

・・・・・・・・

そこかっ!?

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同期に優秀な女性がいました。彼女は、私に、「そんなに考えないで、”そーゆうもんだ”と思っていけばいいんだよ」と言いました。

私は、なぜ画面に”Hello”と出てくるのか、やはり、わからず、どんなことでも”そーゆうもんだ”とは思えなかったので、どんどん落ちこぼれていくのでありました。

最終的には、新人11人の中で、どん尻の成績を修める(修めるというのか?)わけですが、そのことが、その後どうなるか、については、また後日、つらつらとコクハクいたします。

*** 追記(2011年5月13日) ***

これを読んでいて、あ!と思ったこと。

「ボクはまだ、”バカ”と言いたくなるような新入社員に出会ったことがない」といった同僚が、この5/1付けで私の直属上司になりました。

すんません。元バカですが、何か? 


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