プロジェクトを円滑に進めるためには、メンバ間の人間関係も重要だ、と誰もが頭ではわかっているのですが、こと仕事に関しては、情報のルートが決まっているので、なかなか会話するきっかけも見つからないケースもあるようです。
たとえば、あるメンバが、BPメンバに仕事の件で話すには、自社のリーダーに伝え、BP側のリーダー経由でBPメンバにオーダーが行くように、といったルールがあれば、メンバレベルでは直接会話をするチャンスがめったにない、ということになります。
とはいえ、やはり、働いているのは人間。
どうやってBPメンバも巻き込んで、一体感を出せばよいかを考えたリーダーが「仕事の話でなければ、誰と話そうといいじゃないか」と思いつき、オフィス内でたまたま出くわしたBPメンバと立ち話をしたそうです。
他愛もない話です。たとえば「松井がMVPを取りましたね」みたいな。
3-4分会話して、自席に戻ると、そこにいた自社の若手メンバが話しかけてきたといいます。
「今、BPの○○さんと立ち話してましたよねぇ。何を話していたんですか?」と。
「え?普通の雑談。松井のこととか」なんて答えると、「あー、そーゆう話をしてもいいんだあ」と目からウロコ的な反応が返ってきたそうです。
つ・ま・り。
誰もが互いに存在は気になっているんです。
どんな人なのかな、とか、話しかけてみたいな、とか。仕事上の情報ルートは決まっていても、ちょっとした雑談なら誰でもできるはず。
このリーダーは、雑談する姿を見たメンバから質問されたことで、「案外、皆興味しんしんなんだと知り、それが面白かった」と言っていました。
メンバ間がよく知り合うことは、チームの目標達成にも役立つことです。
組織の壁なんか関係なく、まずは、互いにちょっとした会話ができるようになるといいですね。
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