新日本プロレスを立ち上げた際、アントニオ猪木氏が経営、コテツさんは後進指導など複数の役割を担っていたとのことでした。
その話の中で、こんなことをおっしゃっていたのが印象的でした。
「レスラーだけでなく、相撲でも野球選手でもサッカープレイヤーでも”個人事業主”なんですよ。そういう覚悟で臨まないといけない。確かに、競技ごとにチームプレイか個人プレイかの別はあるけれど、プロ選手一人ひとりをとってみれば、全員が”個人事業主”なんです。
これは、何を言っているかというと、つまり、自分の身体を自分で管理し、能力を自分の努力で上げていかなければならないということです。そうやって身体能力を上げる、その身体を使って成績を残す。そうすれば、次の仕事を与えられる。その積み重ねなんです。
自己管理をすることはとても大切なんです。でも、それって、スポーツ選手だけじゃないでしょ?
会社に勤める人だって同じなんじゃないですか?しょっちゅう、風邪引いたから休みます。とか、これしかできません。なんて言ってたら任せられないですよね。誰だって、仕事をする上では”個人事業主”の心意気を持っているべきだと私は思います。」
うーん、本当にそうですね。(そして、耳が痛い)
「部下(コテツさんの場合は主に選手)をどう育てたのですか?」も教えていただきました。
「色々な場所から色々な背景を持った選手が集まってきて、それらの上に立って指導するのは難しい。私の長年の経験では、個々人の性質を知ることが大事だと思っています。
プロレスの世界なので、ちょっとやり方は厳しいかも知れませんが、たとえば、コイツは殴っても大丈夫か、とか、言葉なのか、とか。長州力は、叩いて育てました。でも、藤波辰爾は褒めて褒めて褒めまくると伸びるタイプだったので叩いてはいません。そうやって、一人ひとりを見極めるようにしましたね。」
あと、もうひとつ。
「対人関係をよくする⇒会社がよくなる⇒結局自分にも跳ね返ってくる、ので、相手を思いやる気持ちは大切なんです」と。
楽しい食事会でした。
あと、もうひとつ。
「対人関係をよくする⇒会社がよくなる⇒結局自分にも跳ね返ってくる、ので、相手を思いやる気持ちは大切なんです」と。
楽しい食事会でした。
*** 追記(2011年5月22日) ***
この食事会は、大学授業後、教授を交えたもの。2008年からずっとクラスメイトだったから。
山本小鉄さんは、本当にステキな紳士でした。電子書籍「コミュニケーションのびっくり箱」に「追悼文」を掲載していただいたのだけれど、奥様がとても喜んでくださって、思い切って書いて、ホントによかった。
小鉄さん、皆、元気にやってますよぉ~!
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