2010年1月28日木曜日

旧ブログ記事:叱る際の3つの基準(2010年1月28日掲載)

顧客先で「OJT担当者向け」のフォローアップ研修を担当しました。

その際、「現場で新入社員を育成していて困っていること」を挙げていただくと、「叱るタイミングが難しい」「叱るのが苦手」「叱ることに躊躇する」という発言が数多くありました。

●「あれ?」とは思うものの、ついつい何も言わずに見逃してしまう
●後になってから「ああ、注意すべきだったかも」と思う
●「これって、個性の範疇かな?」と躊躇する

など、理由はさまざまなれど、「叱るのは難しい」と言うのです。

それで、 「私が以前、上司に教わったことなので、受け売りですが」と断った上で紹介したのが「叱る際の3つの基準」です。

部下や後輩を叱るべきかどうか迷った時、3つの基準のどれかに当てはまるかどうか考えてみればよい、と。

1.顧客のためにならないなら、叱る
2.自社のためにならないなら、叱る
3.当人のためにならないなら、叱る

この話がとても印象に残ったのか、その日の研修報告には多くの方が「叱る際の3つのポイントが役立った」「3つのポイントに照らし合わせて、叱る勇気も持ちたい」といったコメントを書いてくださいました。

実際、この上司には、上記の基準で数多くお叱りを受けました。そういう実体験もあるので、私も長く忘れずにいるのだと思います。

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