2010年1月6日水曜日

旧ブログ記事:チームの昭和の香りを!?(2010年1月6日掲載)

リーダー候補者層に「リーダーシップ実践」のためのワークショップを担当した時のこと。

自分の抱えるチームの課題をどう解決するか、それぞれがテーマを出し、話し合う時間にこんな発言が飛び出しました。

「チームにいかに”昭和の香り”を取り戻すかが重要という結論になりました」

・・・

「昭和の香り」とは何ですか?と問うと、 「全員で飲みに行くとか、結束力を高めるためのイベントとか・・・。ま、主に、飲み会ですね」 とのこと。

驚くのは、その場にいた方たちが20代後半から30代半ばだったことです。
仮に35歳だとしたら、1週間しかなかった昭和64年の時点で中学生?

就職していないではないですか。なのになぜ?

・・・

そういえば、別の企業で。

「田中さん、新人の育成をしているんですけど、何か問題が生じると、ボクはつい”じゃあ、まず、飲みに行くか”って言っちゃうんです。それって田中さんはどう思いますか?」

この方も30代半ばというところだったでしょうか。

何かあったら飲みにいく。

別に悪いことじゃないとは思います。一緒に食事する、オフィスではない場所で話をする、そういうことでリラックスしたトークができることもあるかも知れません。

しかし、です。

真っ先に挙げる選択肢が「飲みニュケーション」というのはどうなんだろう?

「昭和の香り」に多少囲まれた経験がある私(昭和61年入社)は、別に今さら戻ってもらわなくていいなあ、と言うのが正直なところです。(「今年の新人は酌しに来ない」と後からえらい人に怒られたり、「女性はここ」と座る場所を指定されたり、「社員旅行を欠席する理由」を綿々と書かされたり、とまあ、色々ありましたよ。遠い目。)

オフィスでの会話が減った。
チームの結束力が弱くなった。
お互いの考えていることや人となりがわかりづらくなった。

それをカバーするのが居酒屋なんだろか?
社員旅行なんだろか?

・・・んなこたあないだろう。

オフィスでできること。 Before5にできること。 まだまだ沢山あると思う。 タバコ部屋でもなくて、オフィスのど真ん中できちんとできることは沢山あると思う。

それができてから、夜、仕事<外>の話をするために居酒屋に繰り出すってのでどうでしょう? 飲まなくてもホンネトークはできるでしょうし、オフィスの問題は酒抜きでマジメに議論すればよろしい。

要は工夫次第だと思います。あとは、ほんの少しの勇気。

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