2010年4月19日月曜日

旧ブログ記事:企業とは?(2010年4月19日掲載)

ずーっと通っている上智大学の社会人向け講座で、数年前、教授がこんな質問をなさったことがありました。

「企業とは何か?を定義しましょう。まずは、皆さんにとって、企業とは何ですか?」

ひとりずつ答えて行きます。(ほとんど皆、企業勤務の受講者です)

「モノやサービスを提供することで利益を生み出すもの」
「利潤を追求しつつ、社会にも貢献する組織」
「多くの人で、ひとりではできないことを実現し、結果として利益も生み出すところ」

といったような回答が続きます。

最後にたった一人の現役大学生(女性)の発言。

「私にとって企業とは、”人の個性を奪う場所”というイメージです」

・・・・・

ざわざわ、ざわざわ、ざわざわざわざわ・・・・・。

「そうか、学生さんには、”個性を奪う場所”に見えるのかあ」
「そんなに”個性を奪う場所”でもないけどなあ」

なんてことを、年長者がざわざわ、ざわざわ。

学生の彼女には、「企業」とは、とてつもなく恐ろしい場所に感じられたのかも知れません。

あの彼女も今は企業にお勤めかしら?

「あなたにとって、企業とは”個性を奪う場所”でしたか?」

ちょっと聞いてみたい気がします。

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